平成28年度(PDF:1880KB)

平成28年度予算説明会
法人企画部財務会計課
本日の予算説明会の趣旨
予算
法人の1年間のお金の使い方を、年度当初に決めたもの
年度計画
中期計画を実行するために、1年ごとに作成する計画
全教職員の方々に本年度の予算・年度計画をご
理解いただくことで、法人のこの一年間の運営
方針を共有し、一丸となって業務に取り組んで
いただくことが目的
※参考
 中期目標 法人の設置団体である県が、法人にやってもらいたいことを
示したもの
 中期計画 中期目標を達成するために、法人が作った計画
平成28年度予算の概要
平成28年度収益(収入)予算の総額は?
411.2億円です。
(平成27年度見通し
405.9億円)(+5.3億円)
E病棟供用開始による、病床数増・手術
室増などにより、附属病院収益の増収が
見込まれることなどから収益予算額が増
加
収益(収入)決算・予算総額の推移
億円
450
1.6
380.32 405.97
400
332.02
350
300
304.42
286.79
336.97
412.24
1.5
352.7
1.42
314.26
274.39
1.44
1.4
1.33
250
決算
150
予算
1.23
200
1.16
1.3
1.17
1.1
1.1
1.06
100
50
1.2
1
1
0.96
0
0.9
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
法人収益(収入)の主なものは?
附属病院収入が
362.0億円で、
全体の88.0%を占めます。
(平成27年度見通し
356.7億円)(+5.3億円)
E病棟供用開始による効果
・病床数の増(884床→905床)(NICU+3床、GCU+18床)
・手術室増(11室→12室、BC棟手術室と併せて15室)
・リニアック増設
奈良医大の主な収益(収入)(H28見込)
附属病院収益
県からの支援
362.0億円(88.0%)(+ 5.3億円)
24.6億円(
6.0%)(△0.1億円)
入学金や授業料
8.1億円(
2.0%)(+ 0.5億円)
寄附金・受託研究収益
7.6億円(
1.8%)(△0.9億円)
その他の補助金収益
3.7億円(
0.9%)(+ 0.5億円)
その他の収益
5.2億円(
1.3%)(± 0億円)
(運営費交付金等)
合
計
411.2億円
(+5.3億円)
附属病院の収入の大きさ
奈良医大附属病院の病院収益
約362億円
阪神電鉄の1年間の運輸収入
約314億円
※平成26年度のデータ
近鉄百貨店橿原店の年間売上
約190億円
※平成26年度のデータ
県立病院機構3病院の医業収益計 約194億円
※平成26年度のデータ
橿原市の1年間の税収入
※平成26年度のデータ
約156億円
附属病院収益の国公立大学比較(H26)
大学名
附属病院収益
1 東京大学医学部附属病院
464億1,200万円
2 九州大学病院(別府病院を含む)
408億8,900万円
3 東北大学病院
365億9,800万円
4 名古屋大学医学部附属病院
351億 800万円
5 大阪大学医学部附属病院
343億8,100万円
6 京都大学医学部附属病院
337億8,400万円
7 奈良県立医科大学附属病院
331億4,500万円
8 岡山大学病院
306億8,600万円
9 千葉大学医学部附属病院
299億 300万円
10 神戸大学医学部附属病院
295億2,600万円
※参考:大阪市立大学医学部附属病院
和歌山県立医科大学附属病院
289億3,800万円
252億9,600万円
附属病院収益の推移
単位:億円
400.00
合計
359.98
350.00
292.48 301.66
300.00
250.00
331.45
271.50
232.46
221.38 230.26
146.26 150.53
入院収益
244.99
200.00
150.00
313.86
147.37 153.02
173.28
182.02
189.54 194.15
208.50
202.70
100.00
50.00
0.00
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
患者数の推移
単位:人
600,000
525,663
550,000
522,858
543,347
555,880
516,580
495,638
外来患者数
478,070 483,332
500,000
450,000
456,700
400,000
入院患者数
350,000
300,000
287,638
275,180
275,886
280,564
283,886
277,412 274,057
260,490
289,812
250,000
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
平成28年度費用(支出)予算の総額は?
424.1億円です。
(平成27年度見通し
405.7億円)(+18.4億円)
E病棟工事完成により、建設費や医療機
器購入費の負担が大幅に増加することな
どから費用予算額が増加
費用(支出)決算・予算総額の推移
億円
450
380.03 405.86
400
328.79
350
300
291.16
307.51
1.46
309.07
1.4
1.39
284.52
1.31
200
決算
150
1.13
1.06
100
1
1.6
1.5
335.77 355.07
250
50
424.06
1.3
予算
1.22
1.2
1.15
1.1
1.06
1
0.98
0
0.9
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
法人費用(支出)の主なものは?
①人件費が
171.5億円
②医薬品費・診療材料費が163.8億円
(40.5%)
(38.6%)
合計335.3億円で、2つで79.1%を占めます。
(平成27年度見通し
329.4億円)(+5.9億円)
○E病棟病床数・手術室数増などにより、運用に
必要な人員を確保
○入院や外来患者数の増に併せて、医薬品や診療
材料の使用量が増加
奈良医大の主な費用(支出)(H28見込)
人件費
171.5億円(40.4%)(+ 5.2億円)
医薬品費・診療材料費
163.8億円(38.6%)(+ 0.7億円)
その他の診療経費
42.1億円(10.0%)(+ 4.4億円)
減価償却費
23.7億円(
5.6%)(+ 5.9億円)
(施設整備・医療機器購入の後年度負担分)
教育研究経費
14.5億円(
3.4%)(+ 1.4億円)
その他の支出
8.5億円(
2.0%)(+ 0.8億円)
合
計
424.1億円
(+18.4億円)
人件費の推移と伸び率
億円
180.00
160.48
160.00
166.32
171.53 1.50
146.73 150.77
150.87
136.55
140.00
123.89
1.40
1.38
129.56 129.99
1.34
120.00
1.30
1.30
100.00
1.22
1.18
80.00
1.22
1.20
60.00
40.00
20.00
1.00
1.10
1.10
1.05
16
1.05
0.00
1.00
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
医薬品費と診療材料費の推移
140
32.7%
120
33.0%
32.3%
33.0%
31.3%
100
91.9
82.9
80
75.8
40.0%
35.1%
124.4 124.5
35.0%
31.7%
31.6% 31.3%
93.3
億円
34.7%
108.6
97.3
30.0%
85.5
25.0%
74.4
60
40
20
20.0%
29.8
30.6
13.0% 13.3%
30.9
12.3%
31.0
33.4
11.4% 11.5%
33.6
36.1
11.3%
11.7%
39.6
38.7
39.3
11.9%
10.9% 10.9%
0
15.0%
10.0%
5.0%
H19
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
H27
H28
実質的な減価償却費の推移
25.0
億円
24.923.623.623.0
20.8
20.0
20.0
15.1
15.0
13.1
11.1
10.0
6.8
4.7
5.0
0.5
1.3
2.6
3.1
0.0
H19H20H21H22H23H24H25H26H27H28H29H30H31H32H33
奈良医大の家計簿1
(支出)
項目
義務的な経費
職員への給与の支払い(人件費)
ローンの返済(減価償却費)
仕事に必要な経費
大学で使う経費(教育・研究経費)
附属病院で使う経費(診療経費)
法人全体で使う経費(一般管理費)
支 出 計
28年度
予算額
構成比
27年度
予算額
構成比
195.2億円
46.0%
184.1億円
45.4%
(171.5億円)
(40.4%)
(166.3億円)
(41.0%)
(23.7億円)
(5.6%)
(17.8億円)
(4.4%)
228.8億円
54.0%
221.6億円
54.6%
(14.5億円)
(3.4%)
(13.1億円)
(3.2%)
(205.9億円)
(48.6%)
(200.7億円)
(49.5%)
(8.5億円)
(2.0%)
(7.8億円)
(1.9%)
424.1億円
100.0%
405.7億円
100.0%
奈良医大の家計簿2
(収入)
28年度
予算額
構成比
27年度
予算額
構成比
372.5億円
90.6%
366.9億円
90.4%
(362.0億円)
(88.0%)
(356.7億円)
(87.9%)
学生が納付する収入(授業料収益等)
(8.0億円)
(2.0%)
(7.7億円)
(1.9%)
その他の収入
(2.4億円)
(0.6%)
(2.5億円)
(0.6%)
31.1億円
7.6%
30.5億円
7.5%
(24.5億円)
(6.0%)
(24.6億円)
(6.0%)
国等からの支援(補助金収益)
(3.8億円)
(0.9%)
(3.3億円)
(0.8%)
ローンへの支援(資産見返負債戻入)
(2.9億円)
(0.7%)
(2.7億円)
(0.7%)
7.6億円
1.8%
8.5億円
2.1%
411.2億円
100.0%
405.9億円
100.0%
項目
自分で稼いだ収入
附属病院の診療報酬等(附属病院収益)
仕送り
県からの支援(運営費交付金等)
臨時収入 (寄附金収益)
収 入 計
収支差
▲ 12.9億円
0.3億円
今後の見込み
費用は今後増加傾向
要因:施設整備の後年度負担(減価償却費)の増、
人件費の増など
法人の経営を維持し、更なる飛躍のためには、より
一層の収益増や経費削減を行い、経営の安定化が必要
平
成
28
年
度
の
年
度
計
画
と
予
算
平成28年度計画・予算の主な内訳
Ⅰ地域貢献(教育・研究関連)
○医師配置の一元的な運営体制をさらに整備するために、引き続
き医局及び関連病院との調整・連携を進め、院内医師適正派遣
調整会議で協議する。
○奈良県からの補助金を財源として、看護学科学生を対象とした
「(仮称)在宅看護リーダー養成コース」を運営する。
○看護師特定行為指定研修について、「急性期コース」を引き続き
実施するとともに、「在宅医療コース(仮称)」の新設に向けた計画
を立てる。
○一般社団法人MBTコンソーシアムに参画し、橿原市や会員企業
等と連携してMBTに関する諸事業を実施する。
○ 県立医大医師派遣センターの運営
県費奨学生配置センターの運営
22,200千円(県補助金)
○ 地域医療学講座事業
25,100千円(県補助金)
○ 看護実践・キャリア支援センターの運営
23,400千円(県補助金)
新 在宅医療看護人材育成支援奨学金
6,000千円(県補助金)
○ 認定看護師養成研修への派遣
3,000千円(県補助金)
○ 大和漢方医学薬学センターの運営
23,000千円(県補助金)
○ 県民健康増進支援センターの運営
18,800千円(県補助金)
○ 奈良県健康長寿大規模コホート助成事業
24,000千円(県補助金)
平成28年度計画・予算の主な内訳
Ⅰ地域貢献(診療関連)
○「断らない救急医療」実現のためのさらなる体制整備と強化を行う。
・後方支援病院と連携しながら土日ERを運用する。
・関連病院と重症腹症(腹痛・吐下血)救急患者受入ネットワークを
運用する。
など
○リスクの高い妊婦に対する医療や高度な新生児医療等の周産期医
療を担う本院総合周産期母子医療センターの円滑な運営を以下の
通り行う。
・新棟オープンに伴う機能の充実
・母体搬送コーディネーター事業を引き続いて実施 など
○ 土日ERの運用
○ 母体・新生児搬送コーディネータ事業等
46,400千円(県補助金)
12,700千円(県委託金)
○ 認知症疾患医療センターの運営
1,300千円(県補助金)
新 初診紹介予約システム再構築事業
4,000千円(自己収入)
平成28年度計画・予算の主な内訳
Ⅱ 教育
○「良き医療人育成のためのプログラム」を実践する。
○平成27年度FD活動実績に基づく表彰式を実施するとともに、表
彰記事を学報に掲載する。
○新任教員の受講義務化を徹底する。
○ 「奈良県立医科大学教育改革2015」の推進
42,300千円(県補助金)
◆「良き医療人育成プログラム」の具体化
◆カリキュラム・シラバスの外部評価制度の運用
◆医・看共通教養教育科目の新設・再編
◆「臨床英語教育」の推進
◆学生自主研究の奨励
新 大学院入学料減免事業(医学研究科・看護学研究科)
2,200千円(授業料)
新 大学院奨学金
12,500千円(基金繰入金)
平成28年度計画・予算の主な内訳
Ⅲ 研究
○学外の高名な有識者による学外有識者委員会を設置し、意見を聞いた
うえで、重点研究推進計画を策定する。
○各講座・領域等研究についての外部専門家を含む評価体制を構築する。
○研究推進戦略本部において、特別共同研究助成事業や若手研究者研究
助成事業の募集、対象者決定、助成など引き続き実施する。
新 学外有識者委員会運営費 2,000千円(県補助金)
○ 研究評価委員会運営費
4,100千円(県補助金)
○ 特別研究活動助成事業
20,000千円(県補助金)
○ 若手研究者への研究活動助成、海外旅費支援
6,000千円(県補助金)
○ 女性研究者支援センターの運営
28,800千円(県補助金)
平成28年度計画・予算の主な内訳
Ⅳ 診療
○がん診療に関する施設・機器を整備し充実を図る。
○医療の質評価委員会において臨床指標について他院とベンチ
マークを行い、内容分析し、改善内容を検討する。
○E棟ふれあいホール(仮称)の整備、1階外来廊下の改修や待合
の改修を行う。また、案内業務の充実と質の向上を図る。
○E病棟の平成28年度6月中の竣工を目指し、年度内のフルオー
プンに向け、Ⅱ期工事及び関連の調整を推進する。
○ 病院機能評価受審事業
23,000千円(自己収入)
新 臨床検査室ISO認定取得事業 8,000千円(自己収入)
新 総合医療情報システム更新準備事業 5,000千円(自己収入)
新 E病棟完成記念事業
○ E病棟整備事業
2,300千円(自己収入)
【工事費】
【機器費】
新 E病棟関連委託
新 ドクターヘリ運航施設整備事業
新 ドクターヘリ運航推進事業
1,625,700千円(県借入金・県交付金)
3,084,000千円(県借入金・自己収入)
32,000千円(自己収入)
506,000千円(県補助金)
54,700千円(県補助金)
南奈良総合医療センター
新 大型設備更新事業
○ 医療用備品の整備
778,000千円(県借入金・自己収入)
829,800千円(県借入金・自己収入)
平成28年度計画・予算の主な内訳
Ⅴ まちづくり
○「医大の目指すべき将来像」の中間取りまとめについて、学内パブ
リックコメントを実施し、法人構成員との情報共有・意見交換を図る。
○県と医大が合同で設置・運営する「医大の将来像策定会議」及び
「同WG」において、残る“まちづくり”等について検討し、最終とりまと
めを行う。
○「医大の将来像策定会議」及び「同WG」において、将来像実現に必
要な施設整備の基本的考え方となる「施設整備基本構想」を検討す
る。
○臨床医学研究棟の仮移転先としてA棟改修設計を行う。
○ 将来像策定事業
○ 大学移転推進事業
6,300千円(県補助金)
100,000千円(県補助金・自己収入)
※施設整備基本構想・施設整備プランの策定支援委託
○ 医大周辺まちづくりプロジェクト事業
55,000千円(県補助金)
※神宮キャンパス予定地の土壌調査、文化財試掘調査
新 A棟改修事業
※改修設計委託費
78,900千円(県借入金)
平成28年度計画・予算の主な内訳
Ⅵ 法人運営
○医大の将来像に沿った行動規範を作成し、全教職員への周知方法を
検討する。
○ワークライフバランス検討委員会において、年次有給休暇の取得促進、
超過勤務の縮減等について、継続して検討を行う。
○教育・研究環境の整備・充実のための寄附金の募集を推進する。
○法人全体の財務分析・附属病院のSWOT分析等により、経営上の課題
を抽出し、改善方策を検討・実行するとともに、中長期的収支見通しを策
定し、中長期的な経営見通しの検証と要因分析を実施する。
○
新
新
○
募金推進事業
15,000千円(基金繰入金)
人事制度改正事業
7,800千円(自己収入)
ストレスチェック事業
3,800千円(自己収入)
なかよし保育園の運営 89,500千円(保育料・県補助金)