校長室より

新養校長室より
みんなの前で褒められることについて
H28.12.20.TUE.
まもなく長かった2学期も終わろうとしています。本校では12月22日(木)が終業式
となっています。今は、どの学部も2学期の振り返りやまとめの学習に入っています。どん
なことを頑張ったのか振り返り、そのことを認めてもらう、特にみんなの前で認めてもらう
ことはうれしく、次への意欲になります。
表彰はその最たるものかと思います。今日は小学部の学期表彰という取り組みに参加しま
した。朝、体育館に小学部全員が集まります。左側には表彰される子どもたちが着席してい
ます。多くの子どもがそわそわしています。まず最上学童展と特別支援学校作品展において、
入選した子どもに届いた賞状を渡しました。
しかしそれだけではありません。小学部としてがんばったと認めた数名の子どもたちにも
賞状が準備されています。賞状に記載されている内容は、例えば以下のようなものです。
しんようさい
「あなたは、新養祭で『いくよ。』のせりふを、おおきなこえで
はっぴょうすることが
できました。
」
「あなたは、給食のストロー配りの係として、学級の友達や教師に毎日ストローを配るこ
とができました。
」
「あなたは、朝の会や帰りの会で 始めや終わりのあいさつを大きな声ではっきりと言う
ことができました。
」
その子の行事での役割や、学級での係の仕事がよく見えてきます。それをよく頑張りまし
たという表彰です。
みんなが見ているところで、校長から賞状を読み上げられ、みんなから祝福され拍手して
もらう。決して大きい集団ではないものの、学部全員の前で褒められることは、いかにうれ
しいことなのか、もらう時の瞳の輝きが物語っています。ある子は声をあげてぴょんぴょん
跳ねています。ある子は恥ずかしそうに、でもしっかりと賞状を手にします。ある子はまだ
意味がよく分かっていないようでしたが、周囲から拍手や声をかけられてびっくりした後、
ニコッとしました。
褒めて伸ばすということばがあります。特別支援教育においては特に大事なことばかと思
います。そして自分の何が認められたのか、何が褒められたのか、その子が理解できるよう
に褒めてあげたいものだなと思います。