2015年8月13日 大阪市消費者センター所長 中川淳一 殿 大阪市を洗濯する市民の会 黒田茂穂 http://www.sentaku-osaka.jp 平成27年8月11日開催の大阪市消費者保護審議会・第2回条令検討部会において、 僅かの開催時間遅れを理由に傍聴を拒否した件。 当会は約10年前より、大阪市の情報公開度が全国一低く、隠蔽体質による弊害が職 員の厚遇問題に発展、連日メディアに取り上げられ、当時市長である関氏は市政改革会 議を開催しましたがその時から大阪市政を監視している市民グループです。市政改革に は職員の意識改革が最重要課題と言われて既に10年が経過して今日に至っています。 当時は市議会においても本会議以外は非公開であり、常任委員会等各種会議の公開は 極めて限定的であり、こういった隠蔽体質が市政運営上の弊害となると、可能な限り行 政の開催する会議の公開を求めてきました。何故なら、行政の施策の主体は市民であり、 間違っても職員主体であってはならないからです。嘗て会議を主催する大阪市職員が自 分達に都合のいい運営としたため職員厚遇問題へ発展したといえます。税を使っての職 員の厚遇問題など言語道断であり、過去の過ちを繰返さない為にも、全て行政の会議は 原則市民に公開することは当然のことです。 この度の会議の会議室は本庁舎4階市民局の会議室となっており、市民にとっては迷 路のような場所となっています。エレベーターを降りても案内もなく、職員に尋ねてや っと会議室に辿り着いたら会議開催時間を過ぎた、という理由で入室を拒否されました。 その後抗議して入室できましたが、他の傍聴者なら追い返されたかもしれません。 当会では行政の各種会議を傍聴していますが、今時会議開催中入室できないことなど 皆無で傍聴席に空きがあれば当然のことながら傍聴は可能です。 この会議においても、委員の方から、法的なことは分からないが、誰の為の条例化か? 消費者に分かり易いものとするべき、とのご意見がありました、が同感です。あなたは 消費者センター長であり、当然消費者の立場を最優先して問題の解決に当たる立場です。 そうであれば尚この度の傍聴者入室拒否などしてはいけないことです。市民の為の会議 は原則公開、出来る限り傍聴してもらうという姿勢は不可欠です。 なお傍聴者が会議を中断するような行為など見たことがないことを伝え、意識改革を 含めて今後改善を望みます。 以上
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