女性交流センターだより平成29年1月号(PDF:601KB)

赤穂市女性交流センターだより
H29・1
今回ご紹介する本は
『モラ夫のトリセツ
モラハラ夫と幸せに暮らす、秘密のテ
クニック』。著者は麻野祐香さんです。(合同出版刊)
麻野さんは夫婦関係修復専門
はあとふるアドバイザーで、
「別れたくないけど、どうしたらいいのか」そんなジレンマ
に苦しむ、女性の心に寄り添うカウンセラーです。
モラ夫のトリセツとは、モラルハラスメントという精神的
暴力を行う夫の通称で、その夫の取り扱い説明書という意味
です。モラルハラスメントの夫(妻の場合もあると思います)
についての行動・考え方等に対する対処方法が書かれていま
す。モラハラを度外視して読んでみると、他者との関わり方・
子供との接し方・自分を大切にする方法などにも通じること
が書かれているなどの2点がこの本の良き点かと。生命の危険もあるので、すぐにモラ夫から離れ
ることをお勧めしますが「モラ夫でも愛してる」そんな方にどうやって傷つかずに、モラ夫との生
活を続けていけるか、別れることも選択、別れないことも選択と書かれており確かにそうだと思い
ます。でも、大好きな親が目の前でハラスメントをしている・受けている姿を見ている子供はどう
なの?・・・と。負の伝承は止めてほしいという思いが残ってしまいました。
何事も、知り・理解し・自分の意見をもつことが始まりだと思います。
女性交流センターの蔵書を紹介してまいります。次回もお楽しみに!!
震災の教訓を生かすために作られた「クロスロード」というカードゲーム形式の防災教材があります。
このコーナーで毎回問題を紹介していく予定です。正解はありませんが、少しの時間シュミレーションし
てみませんか。
我が家には 3 日分の保存食と水の準備があります。
しかし、避難所では多くの家族が保存食や水を持ってきていません。
あなたは、その食料をみんなに分け与えますか?
あなたは、イエス
ノー
どちらを選択しますか?
夫婦が本音で話せる魔法のシート○○家作戦会議
昨年は「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが話題になりました。主人公以外にも、
お一人様の女性・年下の彼・ゲイ・イクメン等々の登場人物。色んな人様を男女共同参画
的視点で見ると「おお!」と思い、「様々な年齢層の人のドラマの感想が知りたい!家庭・
恋愛・仕事・性的役割の固定概念等、男女共同参画の生の意見になるんじゃない」と個人
的に思ったほど楽しく見ました。
前振りが長くなりましたが、内閣府男女共同参画局総務課から表題のシートを開発され
紹介しています。このシートは、男性も女性も思い描いていた生活を送り、家族全員が充
実した将来を迎える為に、家庭内における役割をご夫婦で具体的にイメージしながら実践
していただくことを目標にしています。夫婦各々、家族全体の将来像をふまえて、日々の
家事や育児の項目を洗い出し、どのようにシェアし、お互いに支え合うのが良いのかを確
認し合うためのコミュニケーションツールです。家事・育児等の見えないものに対して見え
る化したものです。内閣府版逃げ恥シートだと個人的には思っています。互いに違う環境
の中で育った者同士が、自分らしさを失わず・やすらぎのある家庭というものを作っていく
ことは本当に難しいことだと思います。内閣府男女共同参画局ホームページ上に公表され
ていますので、ぜひ御活用ください。
発行/赤穂市市民部市民対話課(☎43-6818)・女性交流センター(☎43-7800)