赤穂市女性交流センターだより H29・1 今回ご紹介する本は 『モラ夫のトリセツ モラハラ夫と幸せに暮らす、秘密のテ クニック』。著者は麻野祐香さんです。(合同出版刊) 麻野さんは夫婦関係修復専門 はあとふるアドバイザーで、 「別れたくないけど、どうしたらいいのか」そんなジレンマ に苦しむ、女性の心に寄り添うカウンセラーです。 モラ夫のトリセツとは、モラルハラスメントという精神的 暴力を行う夫の通称で、その夫の取り扱い説明書という意味 です。モラルハラスメントの夫(妻の場合もあると思います) についての行動・考え方等に対する対処方法が書かれていま す。モラハラを度外視して読んでみると、他者との関わり方・ 子供との接し方・自分を大切にする方法などにも通じること が書かれているなどの2点がこの本の良き点かと。生命の危険もあるので、すぐにモラ夫から離れ ることをお勧めしますが「モラ夫でも愛してる」そんな方にどうやって傷つかずに、モラ夫との生 活を続けていけるか、別れることも選択、別れないことも選択と書かれており確かにそうだと思い ます。でも、大好きな親が目の前でハラスメントをしている・受けている姿を見ている子供はどう なの?・・・と。負の伝承は止めてほしいという思いが残ってしまいました。 何事も、知り・理解し・自分の意見をもつことが始まりだと思います。 女性交流センターの蔵書を紹介してまいります。次回もお楽しみに!! 震災の教訓を生かすために作られた「クロスロード」というカードゲーム形式の防災教材があります。 このコーナーで毎回問題を紹介していく予定です。正解はありませんが、少しの時間シュミレーションし てみませんか。 我が家には 3 日分の保存食と水の準備があります。 しかし、避難所では多くの家族が保存食や水を持ってきていません。 あなたは、その食料をみんなに分け与えますか? あなたは、イエス ノー どちらを選択しますか? 夫婦が本音で話せる魔法のシート○○家作戦会議 昨年は「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが話題になりました。主人公以外にも、 お一人様の女性・年下の彼・ゲイ・イクメン等々の登場人物。色んな人様を男女共同参画 的視点で見ると「おお!」と思い、「様々な年齢層の人のドラマの感想が知りたい!家庭・ 恋愛・仕事・性的役割の固定概念等、男女共同参画の生の意見になるんじゃない」と個人 的に思ったほど楽しく見ました。 前振りが長くなりましたが、内閣府男女共同参画局総務課から表題のシートを開発され 紹介しています。このシートは、男性も女性も思い描いていた生活を送り、家族全員が充 実した将来を迎える為に、家庭内における役割をご夫婦で具体的にイメージしながら実践 していただくことを目標にしています。夫婦各々、家族全体の将来像をふまえて、日々の 家事や育児の項目を洗い出し、どのようにシェアし、お互いに支え合うのが良いのかを確 認し合うためのコミュニケーションツールです。家事・育児等の見えないものに対して見え る化したものです。内閣府版逃げ恥シートだと個人的には思っています。互いに違う環境 の中で育った者同士が、自分らしさを失わず・やすらぎのある家庭というものを作っていく ことは本当に難しいことだと思います。内閣府男女共同参画局ホームページ上に公表され ていますので、ぜひ御活用ください。 発行/赤穂市市民部市民対話課(☎43-6818)・女性交流センター(☎43-7800)
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