曲がり角を迎えた地域銀行経営

1 2017 January
曲がり角を迎えた地域銀行経営
みずほ総合研究所 金融調査部 部長 三宅恒治
GDP改定で注目集まる研究開発投資
2015年下期以降の日本の対アジア直接投資動向
S
N
発足2年目のアルゼンチン・マクリ政権
人気高まる「ふるさと納税」
意外に現実的?トランプ次期米大統領の経済政策
2017年
曲がり角を迎えた地域銀行経営
─ 特色を生かしたビジネスモデルの構築に期待 ─
GDP改定で注目集まる研究開発投資
─ GDP上の設備投資は今後、
底堅さを増す可能性 ─
2015年下期以降の日本の対アジア直接投資動向
─ 中国向けは再び減少、
ASEAN向けは底堅く推移 ─
発足2年目のアルゼンチン・マクリ政権
─ 議会中間選挙後が構造改革の正念場 ─
人気高まる「ふるさと納税」
─ 望まれる体験型返礼品の拡充や魅力ある政策の発信 ─
意外に現実的?トランプ次期米大統領の経済政策
─ リスクは大統領自らの
「口先介入」─
2017年
みずほリサーチ January 2017
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本資料に記載された内容は予告なしに変更されることもあります。
曲がり角を迎えた地域銀行経営
ス
政策に
が
、 口減少、
を
た「
、
ある
の
に
造」に向け、自らの
ネスモデルを構築し
く
した
を生かし、
特性に
の
は
ビスの
を
た
三宅恒治
の
ー
が
を更
ま
し
り
に
してきたが、その
を
ある。
まず
の
は、
を 内
とな て ること
も ま て、
とする
は
は、
して ること
れ
ー
て
の
に
が
は
の
では
て
に
が
れ
に
る
資に
の
の
、
も
ても、 内
にお て、
た
にも
きな
とする
きにも
的な
が
を
である。
すものとして
と 信
れる。
は、
の基
に
た
な
が
が
される予
れており、
である。また
内
んでおり、
資本
の
した
た
の資本の
の
的
性がある。こ
と
の
も されて る。
る
ては、
は、
る。これに
る
し が
に
るものの、
に
る。また
る
まれて
をは
ー
の
して
、
て
を
が
ても、変
る。
ことが
の
に
報 に
が
に
ー
と
にお て、
に
の
を
、
の
には、 ー
することが予 される。
て
が
目 の 成
成
は
になると
は、
も
料
に
みな
と
に れ 、
には
が
さ
を
した
ー
資
の
が
で、 ー ー
は
、
て、
、
と
に
して
、こ した
は き 、 信
な て る。
は
にお て、
、とり
ると、
れ、
するな
る。
が
ー
して る。
の
の
も
の
ー
する
ある。
が
された
りに
をみると、
に
で
に
である。 内
は
的
性が
れるのが、
で
は
に
てきて
に目を
、
ビジ
が期待される
みずほ総合研究所 金融調査部 部
ー
可能
資
実も
が
に
の
し
の内容
で
に
する
て、
の
し
資
でな
、
れることとなる。
が、
1
でな
こ
した
の
し
を
な
デ
。
に
の
した
で、
を
て
性として、
の
の
本
の
性
て、
して
な
と
性
と
しな
性
が
されて
た
とし
に
に
本
に
に
た
提
た
成と
して
に
デ
が
本
資料 の
、
みの
は提
ー
されて
ー
は、
みが
正
ー
とも
の資
に
を
を
に
となる。こ
成に
した
して、
る。
の
も
て、
であ
み、
との
の
に
な
には、
も
る。
の
に
ー
は
を
せ
に提供して
るのではな
。
料
の
ーに
て
な
に
れて
の
て
を提供するこ
で、
する
な
る。
、 た
の
性
な
も
す
の
で、
目される。
す
の
で
、
し
も
の変
が
としてお
の基本的な
実
、
に
な変
した
と
が
で、
る。また
の
を
る。
、
しては、
で商品を
的な提
は、 しさを
る
。こ
が
をもた
りを
の
と
として、
り、 し
では、
ではな
した提
きも
合は
される
る。こ
と
、
が
れて
性
合の
があるものの、
の確
の
では
しなが
したまま
される
ー
、
の
の
した
を
してきて
が
を
に成
たな
も実
な
を
を
ー
て、
して
した
り
の と
の
されることとなる。
の
を
な
な
たが
にお
る
合
た
を
た
る。し
では
的な
る。
ー デ
された
デ
の
れて
ー
その
り
では、
が
変
の
り
の
に
る
された
があると
る
んで
て、 たな
ことが、
的な成
では、さ
に
が
て
れた
本 の
する
にと
ずれにしても、
ず、
に
と
となる。
を
ー
された
性
みとして
ー
た
でもある。さ
を
にお
て、商品の
、
の
を
は、 合に
の
の
保
と
ー
て
された
の
ー
ー
ると
ー
の
ー デ
2
的な
性
と
の資
な
の
ることに
なる
で
しており、
を
れる。
に
した
する
資
り
させる
も、
も
を
に基づ
、
の
があるが、
、
に
、その
で、
ものであり、その
と
る。この
して
る
保証な
のあり
の
を
した
て、 保
る。
の
また、
の
るこ
目
を
は、
が
て、 ー
も、
では、
ー
することに
に
たことを
て
の
に
で
な
を提供
を確保すると
の
す
と合
また、
的
ものである。
て
信
でも、
る。
成を
として、
を証
が
ー
の資
、
、
き
は、
を
の
きが
の
が
基
は、
成
には、
とに
、
の
との
し、
ま
、証
みを
デ
、
な
としても、 本的
ることを
し、
を
な
とする
る。
れて
正
し
て
性に
して
した
た
ことが
され
GDP改定で注目集まる
研究開発投資
GDP統 が、
に た 国
に
改 された
発が 間設備投資に たに 上される
は 国
は、
大 く、
は
発がけ
、
に
の基
な
な基
れたほ
が
、
その
基
に
した
に合
りの
せた
となること
される
が
さ
資本
の
な
、
資
、 きな
目を
的
の
の り
合が
れる
この
、
に
を
。
き
したと
れるのが である。 でも、
、 本
が
て る 研究
を
れ
の資本
は、
を
み
として
は
た。し
の
に
に
て、 目
。
と、その 正
る。まず、
、
と
的な
される。
は
の
は、
に
をみたものであ
の
5
4
3
(%ポイント)
1.5
改定による修正幅(右目盛)
2011年度基準
2005年度基準
の
(%)
0.8
その他
(2008SNA対応以外)
1.0
0.6
2
0.5
0
0.0
特許等サービス
の扱い変更
研究・開発(R&D)
の資本化
1
0.4
▲0.5
▲2
これまで研究
な
の
も研究
▲1
が 目された。
て
れたの
に
されることになり、
が
し
(%)
との
れ、
な記
に内
の資本
資
変更がなされた。
の資本
研究
る 目成
の
ー は総
●図表1 名目GDP成長率と改定要因
、
す
り
資
と
されることになり、 的
料の
、
的
れ、その
されると
に実
は
目としては、 実
資
成に
また、研究
である
は
として
資に
た。
の
では、研究
資
れた。
も
発
底堅さを増す可能性がある
とに
の
の
は
基
の
され、
は
された。
が
の
今後のGDP上の設備投資
の
の
は、
中 に
発 の
に
、
大
大の
され
し、
0.2
▲3
▲1.0
▲4
▲5
1995
2000
05
10
15
▲1.5 0.0
(年度)
2013 ∼ 15年
(年平均上振れ分)
(資料)
内閣府「国民経済計算」、
「平成27年度国民経済計算年次推計(支出側系列等)
(平成23年基準改定値)」
より、
みずほ総合研究所作成
(注1)詳細は、内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部(2016)
「国民経済計算の平成23年基準改定の概要について」
(『季刊国民経済計算』No. 161掲載予定稿)
などを参照。
目成
は、
に り
正されて る
が
で
。この 、研究
で
と
ー
し
は
に る 目成
を
ており、
その
内
が
の
た
と
て
た
に
る
し
に
の
と
に
て
することにした 。
を
て研究
の
、 本
資
ん
とな
の
て
して
資
は
に
た
し、
る。 的
も
たに
されることで、
の
な
の
が
を
、
資、すな
の合
資
、
の
を
る。 でも、研究
に
に
の
が
にお
ては、
に
て
にと
は
に
資
りも
を
て
、
的であるた
は、
た合
に
資の
は
な
の
して
る
と
する
●図表2 研究開発費の推移
●図表3 事業投資の中で優先する投資
(回答割合、%)
ると
する
を
で
て
資
(兆円)
の
て
に
資
が
れる。
資を
た
50
14
研究開発費
13
40
12
30
11
20
10
10
04
06
08
10
12
14
(年度)
研究開発費は、総務省
「科学技術研究調査」
の企業部門の原材料費とリース料、
(注)
その他の経費、人件費の合計とした。
(資料)総務省「科学技術研究調査」
より、
みずほ総合研究所作成
ソフトウェアなどの
無形固定資産投資
98 2000 02
海外での有形
固定資産投資
96
M&A
94
国内での有形
固定資産投資
8
研究開発費
0
人的投資
9
7
1990 92
る。
。 内での
をみたものである。研究
したものの、その
を
、
目に
は
資
の
研究
は、 ー
の
する。
の
る研究
は、総
の
で、
資には
れて
。
の研究
と、
の
る。
な
をみてみ
、
。
、
資
が
資
して
る
れ
、
に、研究
してお
では、研究
が実
を
に
は、 本が
が
んで
ことが
まず
合
目
き
資に
が
の
目
。
の
をみる
と
の
なお、
の
る。
がその
に
の資本
と
では、
て、
と、 本は
り、
る
は
目
種
正 の
を
し
成
となる。これ
の きさが
の研究
が
、 本の研究
では、
の
の
た
の
は
しており、 目
を
であること
(資料)
日本政策投資銀行
「特別アンケート企業行動に関する意識調査結果
(大企業)
2016年6月」
より、
みずほ総合研究所作成
(注2)なお、最大の押し上げ要因は、
「その他(2008SNA 対応以外の改定要因)」だが、具体的には建設投資の推計手法の変更(建設投資を推計するにあたり、用い
るデータを人件費などの中間投入額から工事出来高額に変更)が大きいとみられる。
ー
である。これをみると、研究
は
的
た、
資に
の
ても
ー
的な研究
の
して
した
りも
き
総
の
の
内
の
。実
を確
に
的
の
り、
お
て
る。
とな
に
に
してお
資
に
究
て
ん
した
し、
ては、
の研究
も
研究
されて
な
資
すな
内
資のさ
の
資
の
に
資は
て、
が
な
の
り
ことが
が
の
性
の
には、
10
した
が
と
の
▲5
が
(注)総固定資本形成のため、政府部門の投資が含まれる。
(資料)
内閣府「国民経済計算」
より、
みずほ総合研究所作成
10
15
(年度)
さ
として
た
が
、
的な
な
、
ことで、 り
な
する
せな
。
では、研究
を
ると
は研究
資の
て、研究
資の
。
を
に
ー
ー
でその
に
の
研究
な
。
ミスト taka uki.mi [email protected]
(注3)森川正之(2015)
「無形資産投資のファイナンス」
(『組織科学』Vol.49 No.1、pp.45〜52)
などを参照。
を
資の
でな
正
は
コ
ほ
る研究
した研究
みずほ総合研究所 経済調査部
主任
は
ることができる。そのた
性
ん
ることはな
ーが
成
たことは
▲10
05
が変
ると
の研究
の
しする
て
が
まで研究
成に
0
の研
の
。
されるな
を
、総
る。
の実情に
しが
。実
ー
にも
を
れて
が研究
を
り、
、
の
建設投資(住居用除く)
機械設備投資
知的財産生産物
2000
合的
に
の
5
▲15
1995
実とも
での
(前年比、%)
15
した
も、こ
資
●図表4 総固定資本形成の形態別内訳
ー
、
、
する
ー
な
であり、その
もある。
がれ
保
で
ではな
に
る。
資
資と
なる
た
が
するとみて
で
き
提になると
の
な
で
性が
をみると、
の
に
な
が
を
される。
の
ては
。また、
研究
基
た
が
の
な
は
ことが
。 本
た
されて
ると、研究
資を
りも
の
資目的の
るのも合
な
が
の情報の
があると
で
て、研究
の
である
れる。 するに、研究
の実
。そ
、
し
が
資
、研究
基
すると、
は
は
が
の
が
の
まると
資は
ーに
り
ことな
、
資に研究
性が
成の
に
と
こと、
は
合はさ
の
する
まれる
し
と、
。
る
資が
としては、 資
を
の
されて
資
しに
合は
の研究
ることで、 基
資本
る。ま
が
る研究
りも
研究では
。
れる。 まり、
たに
て
るが、研究
の
に、 本
資にお
み
とな
を実
させると
この
で
の
する
である。
資の
が
本に
る
す
な
2015年下期以降の
日本の対アジア直接投資動向
S
期
の
の
ジ
投資は、
けが再び減少に
た
少した
ある ASEAN 向けは、
が
造 は
減少したが、
ASEANの
N
堅
期
あ たが、
ネ
拡大に期待する投資が
し
た中国向
を中 に
造 が減
向けが
、
を中 に
底堅く推移した
を
て
た
では、
資に
まず、
と、
が
に
が
に
に
ての 本の
資をみると、
し
が
に
て る。
で
は
し、
の 成 が
は
が
とな た
。
資 の き
お
を て、 種 の
をみて きた 。
資を
と
に
てみる
に
が、
に
て る
。まず
では、
、
が
したものの、 ずれも
的
●図表2 日本の対中直接投資(製造業・非製造業別)
●図表1 日本の対アジア直接投資
(億円)
(億円)
3,500
12,000
10,000
8,000
しており、
して る。
にお る
の
を
た
の
ー
、
が
する
な の
の 成、
の
な が、
の
資を
ものにして るとみ れる。た
し
では 資の
が
ており、
の
を
て
が
て る
である。
の 資に
ては、
は
さを
して るが、
保
は
に
、
にお ては
に
と
な た。
に
が実 した
の き
、
ー
の き
な の
の
が
の
をもた し、
の
が ま たことが、
を
に
の 資を
する
とな た
性がある。
ASEAN5
中国
インド
製造業
非製造業
3,000
2,500
6,000
4,000
2,000
2,000
1,500
0
1,000
▲2,000
▲4,000
2005 06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
16
(年)
アジアの中から、
ASEAN5(タイ、
マレーシア、
インドネシア、
フィリピン、
ベトナム)
・中
(注)
国・インドを抽出した。
(資料)
日本銀行「国際収支統計」
より、
みずほ総合研究所作成
500
0
2013/下
14/上
14/下
15/上
(資料)
日本銀行「国際収支統計」
より、
みずほ総合研究所作成
15/下
16/上
(年/期)
は
な を
を る
S
に
、
に
たが、
きれな 。
で
して
きの
さは
の
ー
N
資
は、タ
資は
に
して る。
的
た
を
に、資本
の 資 として
が
されて る もある
。また、
で
する
の さに 目した
の 資も
して る。
が
、
が
に
に
た
。
に 資を ん してきた
が
したことに る。タ では、
が
てきた
ー 資
資
、
は
に基づ
資が
したことが
と
れる。また、タ
内
の
の
、
、
も
であ
。
にお ても、
の
、
、
が
にあるとみ れる。
で、
は
が き、
は
に
した。
では
である
の 資
が
て るこ
とに
、 料品
な
内
に
する 資が
した。
は、
を
に
の 資が
したこと
に
、
の 資が
した。
ー
は、
に
れた
ー
の
資の
で
した。また、
の
である
の 資は、
にお
る
ー ーの
ー
な
しの
を
て
して る。こ したな 、
●図表3 日本の対ASEAN直接投資
タイ
ベトナム
(億円)
3,000
インドネシア
マレーシア
フィリピン
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
の り
である。
が、
には
資の ん
の
、
の
の
14/下
15/上
15/下
(資料)
日本銀行「国際収支統計」
より、
みずほ総合研究所作成
16/上
(年/期)
は
まで
を
に き
る
が
れて ることがある。
まで
んで た
は、
と に
しており、
は
を
にして
が
まで
されること
にな た。
で、
では
の
が
的な
とな ており、
も
ではな
。
の
は、
が
される の
に
の
資に
を
して たことを ま ると、
ー ーも
資に する
さと に
さも
れ
。
の
では、実 的に
と
合 が
ー
ー
の
が
たが、
が
を
して ること
、その
は
とな て る。そこで、
に
る
として 目されるのが
と
合
の
お
、 本、
、
、 ー
、
ー ー
、
の
が
する
的
である。
をに ん
本の
資は、
は
と
の
をに ん
資に
する
性もあ
。
に
て
は、
を目 してきた
の
が れて
るが、
が
まれるな 、
の
お
資 ー の確 と
で
の
は まり
ある。 は
と
と
の
の
に 目してお
があ
。
しての
みずほ総合研究所 ア
2014/上
は
上
ア調査部
主任研究員 [email protected]
7
発足2年目の
アルゼンチン・マクリ政権
ル
クリ政
の
、国
の
策に
、
は発
入は
るのか、 クリ政
を
場
た
の
、
されるが、
の
が
して
、
した。
の
合的、
的な
の
、
の
と
の
、
の
、 性的な
と
と
た
な
に
してきた。
は、
を
に
正し、
、
的な
、 ー に基づ
を
して る。
1
は、
に
を
し、 実に実 を み
てきた
。
、
に り ん のが、
の
し 。
では、
を
みに り
る
ー
に り
は
され、
し 資本
に
て
ー の
が
した。
は、
り
を
実 して変
すると に、資本
を
し、
は
された。
は、
変更 の
に
は
と
し、
は
に 正された。
を
するた の
の
性が
し、
の
には
が
て る。
には、
りに
の
が たされた。
では、
の
場
に
を
の移
上
た
、資
政
の議会中間選挙後、
は正念場を
で
あまりが
的、保
は
は、
の
る
の
に
な
た ー
との
が
し、 の
の
が
し
れたた 、
には
に
て た。
は、 ー
との
で合 、
の
て
を
し、
資 を
した。
の
を
、
は
で
を き
て
る
。
は、 り
的な
を
して
る。
基
の
れ
の正
に り、
の
性が まることが
される。 本と
●
の主な
マクリ政権の政策運
制度
資本
制
政政策
金融政策
対外
動
場制へ移行 2015年12月
制 個人・法人のドル
物
出
事前
入
基
の減
政
支の数
ル
ー補
の
15年
ト
との関
き上げ 2016年1月
用、2017年1月運用開始
権者との返済交渉合意 2016年4月
金融市場に
資
改 (4
正式
進)
査受け入れ 2016年9月 )
2016年6月(3年内目指す)
定交渉開始 2016年9月
2018年G20議
報
料金
向の通商政策(EU・ ルコスール T
対外政策 OECD加
(資料)
2015年12月
定
の是正 2016年6月
りに国
市場開
日
2015年12月
入 2016年9月
統
ールドア
目
金削減、公
目
者物
I
制
2015年12月
制度の
的
インフ
務
入
国
より、みずほ総合研究所作成
の
も
資
りに
し
ある。
には
され、
には
総 が
を
した。
では、
的な
を
を 正し、
目 を
することで、
を
る
。 ー に基づ
の
は
されるが、その実 に
た のりは し 。
では、基 的
な を
を
にほ
させる
が
れて る
。
の
としては、
に る資 供 を
することで
を
すると に、
ー
の
が実
されて る。
で、
の
、所
の
の き
な 、
に ながる
が実 されて る。このた 、
は
の基 的
目
を
の
に
さ るを な なるな
、
には れが
れる。
は、 たに
目 を
し、
には目
の 成を目 す
。実 の
は、
り
ー
の
に
料 の き
の
内の
供
の
性
が
な
の
の 作 に
を
に
する
とみ れる。
には、
の
に り、
する
み が、目 の
情
。
な
は目 の
に した
の
、
は
に
成は
な
で
に る
の
は、
的には
成 に ながるが、
的には 作 として
と
が
する タ
ー
を み した。
の実
成
は
の
成 にな たとみ れる。
は、
資
の
な に
資
、
品である資
の
し
に り、
は
成 を
んで る
。
には、
が実 される。
は
で
しており、
は
である
合が
を
す
性が
。
、
が
て れ 、 り
的な
に
み み す なる。
で、
に
が
れれ 、
に する信 は
し
な 。
の
は、正
を
る。
みずほ総合研究所 欧米調査部
上
主任
コ
ミスト [email protected]
●図表2 財政収支と成長率の見通し
●図表3 インフレ目標と見通し
(%)
(%)
4
45
インフレ目標上限・下限
40
2
消費者物価実績・予測
35
30
0
25
25
20
▲2
17
20
15
▲4
12
12
10
▲6
▲8
り、
2015
16
17
基礎的財政収支
(GDP比)
5
実質GDP成長率
0
18
19
(年)
2015年は実績、
2016・17年は2017年度予算
(2016年9月)
に示された数値。
(注)
2018・19年は2016年1月に提示された数値。
(資料)
アルゼンチン財務公債省より、
みずほ総合研究所作成
6.5
8
5
3.5
2015
16
17
18
インフレ率・目標は、各年12月の前年同月比。
(注)1.
2.
2015年はブエノスアイレス市、2016年以降は全国消費者物価。
○は2015年は実績、2016年以降はIMF予測。
●は2019年のインフレ目標中央値。
(資料)
アルゼンチン中央銀行、IMFより、
みずほ総合研究所作成
19
(年)
人気高まる「ふるさと納税」
るさ
の け入れ が
品が
ら
る
を
する」
が
増し
く
る
された
の
を
や、
モ の返礼品に ら
の
や、
ま
を
には、少
の拡充がある 「
、今後自
るさと
の
とは、
に
を
の
られる魅力
た
に
が
合、
な
て
される
た
を
に
な
に
て
が
る
。
される
の
所
が
と
の
所
の
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に
に
き、
が
も
が
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に
るさと
、確
料
をす
さと
な
が
る
みとな
り
れる。
①所得税の控除額
②住民税の控除額(基本分)
2,000円 (ふるさと納税額−2,000円) (ふるさと納税額−2,000円)
×所得税率(注1)
×住民税率(10%)
控除外
品を
て
る。この
れ、 るさと
にな
た。また、
を
が
所
る
に
な
が
されたほ
に
までであれ
て、 る
のた
③住民税の控除額(特例分)
(ふるさと納税額−2,000円)
×
(100%−10%
(基本分)
−所得税率)
(住民税所得割額の2割を限度)
控除額
(注)1. 所得税率は、課税される所得金額により異なる
(0 ∼ 45%)。
なお、2014年度から2038年度については、所得税率は復興特別所得税を加算した率となる。
2. 対象となる寄付金額は、所得税は総所得金額等の40%が限度であり、個人住民税(基本分)
は総所得金額等の30%が限度である。
(資料)総務省より、
みずほ総合研究所作成
10
し
、
●図表1 ふるさと納税制度に係る控除の概要
適用下限額
、
品を
でそれを
の
るさと
して
るものも
される
告が
、
を
る
で
は、
り
たが、
としては、 るさと
に
は実
される
保
して
れてきたことがあ
品は
みが
までは
されてきたこと
は
る。
るが、
は
の
が
した
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成な
は変
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て
と
、
が
として
として
で
る
と
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て、 所
し、それで
て、
を
。
は
は、
。その
のことを
の基本
を
れ
の
る。
と
に
の
の
があり、
た
、お
た
て
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て、所
には
を
ま
の目
る。
して
される
される
を
に
を
政策の発信が望まれる
る
ん
を
る
として
が
がに
返礼
体には、体験型の返礼品の拡充
るさと
るさと
自
の
確
告を
し
さな
す
が
に
まるな
正が
、
あ
が
。
の
れた。
の
性
ことが
ても
が
るさと
が
が
に
れ、
たことで、その
る。た
れ
れに
、 るさと
た
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ほ
みとな
れる
て
に
を
があ
も、し
本
な
の
が
を
した
るさと
れ
を
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る。こ
した
に
みて、
を
す
き と
た
もみ
でな
て
品をも
な
での
実がある。
記の
な
があることを
を
してしま
りも、この
が
をさ
に
す
性を
の
が
的
を
て
にも
な
の
て
の
り
が
ま
ると、 に
、
と
れる。
ては、
性
るさと
の
も
がもた
せて
ながると
の
しんでも
の
を
、そこで
た
きで
れても
が、
ると
品とは、
に
の
品を
、
が
し
す
される
の
の
、
。
の
ー
な
を
、
品である。実
にと
て
で
る
に
が
て
れる。
ー
るさと
に
での
にお
することが
が
れる
に
的には、各
る
が
るさと
的に
た。
した
本
を
たと
に
て
ー
の
、こ
品を
るさと
して
れ、
た
ま
品
的
を
の
をみると、 るさと
が
に
さ
の
る。また、
と
なる
、
される。
てに
し
をし
での
で
れて
であると
。
し
品を目
が
の
には、 るさと
を
の
、 り
で
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であ
本
として
が
の
と、
ており、その
本
とそ
、
るな
るさと
する と
る
して
な
を
される
を
の
に
。
の
て、
を
、
こ
が
は、
る
る
に
の
所
。 るさと
る。
お
できた
に
できる。
まず、 るさと
が
は
には
も
ると
実
としては、 るさと
に
りも
に
を
ても
に
品を
の
性
に
ながるはずである。
また、 り本
●図表2 全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安
な
600,000
合が
ても、
な
200,000
た
の
と
100,000
は
と
が
を
品
することも
を
に
は、
ー
的に
での
して
た
る
の
にもみ
の
るさと
とは
る。
、
ことが、
信
を
。
のある
された
て
なる
まれるのは、 に
れることであ
た
の
した
的な
が
品を
300,000
が
的に
する
る
400,000
が
れる。本
し、それに
500,000
0
を
と
(全額控除されるふるさと納税額、
円)
的には、
の
の
るさと
に
される。
300 400 500 600 700 800 900 1,000 1,200 1,400 1,600 1,800 2,000
万円)
(ふるさと納税を行った人の給与収入、
(注)1.独身または共働きのケース。年収や家族構成などにより全額控除されるふるさと
納税額は変わる。
2.
社会保険料控除額については、給与収入の15%と仮定。
(資料)総務省より、
みずほ総合研究所作成
みずほ総合研究所 政策調査部
r o.kawa [email protected]
11
N
意外に現実的?
トランプ次期米大統領の経済政策
を
て
な
が、
がり
て
で
の
、
で実
にて
。
は、
した
ここ
が 目を
た
は 実的との
が
る。
は
する
目を
が
して た
、
の
品に する
と
た保
的
は
されて
る。また、
での
、
の
と
た
も
されて な 。
商 では、
の
が
的に さ
と
れる
ー
ー
、
に
る
では
の
しにと
れて る。
また、
にお ても、
には
ー
の
ー
ー
、商
には
資 で
の
ー
を
するな
的な
となり、
にも
を
て る。
●
の
100
就任
100日
1. T
2.
(
制
・
3. 制
(新 制
ス・
入の
4. サイバー
生産
は
進)
制を2つ
にと ての
実的な
と、
的
の
確保と
目的は ずしも
しな 。
この
なな 、
は、
の
を な と るた 、
が
確保のた に
て ることを、
ター
な で に
れて
ー して る
性が
。すでに、
ーの
ー
ーター
、
が り にあ
れ、
の
を 正
したのは記 に
し 。
も、 所 所で
が
性は
できな 。
は 実的でも、
を
た
が
にと ての
となりそ
。
)
対策
5.
発給プロ
6. 公
経
者のロ
ラ
みずほ総合研究所 見直し
所
ー活動制
(注)2016年11月21日に ouTubeにて動
(資料)C
より、みずほ総合研究所作成
12
な
の
が
の
りにな な
との
に
ては、
に
されて るのは
であり、
変
は
きな
にはな な と
れて る。
た し、
の
的
は、
の
が
されて ると
、
に
が
てな
である。
、
た の
が
されて な ことが
ると、 ずれ
の りが
する
性がある。
は、
確保 の
は
すことができな
。
公表。
ー
ーク事務所
atsushi.nii [email protected]
2 17
Q:2017 年に注目される政治
イベントを教えてください
A:わが国では、7月に東京都議会
議員選挙が行われます。2016 年の
都知事選挙で小池知事が選出され
て以降、豊洲新市場への移転の延
期や五輪会場の見直しなど、さまざ
まな新しい動きが出てきています。
このような中、知事と車の両輪をな
す都議会に関して、都民がどのよう
な判断を下すのか注目されます。
海外では、注目の政治イベントが
目白押しです。米国では1月にドナル
ド・トランプ氏が大統領に就任しま
す。米国の通商政策や移民政策な
どに大きな転換がある可能性もあ
り、留意が必要です。
また、欧州では英国の欧州連合
(EU)離脱に向けた交渉が開始され
ることが見込まれます。EU 単一市
場からの離脱の是非など、厳しい交
渉が行われることが想定され、その
動向が注目されます。
この他、
オラン
ダ、フランス及びドイツでは総選挙
が行われ、うちフランスでは大統領
選挙も行われます。EU に懐疑的な
姿勢を取る政党や候補者が躍進す
る可能性があり、
2017年はEUの行
方を左右する一年となりそうです。
Q:その他に注目すべきイベン
トや制度改正などはありま
すか
A:注目のイベントとしては、3 月に
開催される、ワールド・ベースボー
ル・クラシックが挙げられます。日本
代表は小久保監督の下、2009 年大
会以来の優勝を目指して戦うこと
になります。
主な制度改正としては、1月から
個人型確定拠出年金
(iDeCo)の加
入対象が大幅に拡大され、新たに
専業主婦や公務員なども加入が可
能になります。2016 年 5 月の改正
法成立以降、官民双方で制度に関
する広報を強化しており、今回の改
正が普及の起爆剤となることが期
待されています。
また、7月からはマイナンバーを利
用した国や地方の行政機関におけ
るオンラインでの情報連携の運用
が本格的に開始される予定です。こ
れに伴い、行政機関への提出書類
が削減されるなど、国民がマイナン
●2017年の主なスケジュール
1月 個人型確定拠出年金の加入対象拡大(1) 7月 G20ハンブルク・サミット(7〜8)
トランプ米国新大統領就任(20)
3月 ワールド・ベースボール・クラシック
(7〜22)
オランダ総選挙(-)
東京都議会議員選挙(-)
マイナンバーを利用した行政機関にお
ける情報連携が本格運用開始(-)
4月 フランス大統領選挙(第1回4/23、第2回 8月 年金の受給資格期間が10年に短縮(1)
5/7)
5月 G7シチリア・サミット(-)
9月 IOC 総会(2024 年夏季五輪開催地決定)
(13)
6月 フランス国民議会選挙(-)
未定 ドイツ連邦議会選挙(8月〜10月)
(注)カッコ内の数字は日付。
(-)は日付未定。
(資料)みずほ総合研究所
バー制度による利便性向上を実感
できるようになることが見込まれて
います。
Q:最後に 2017 年にまつわる
その他の話題があれば教え
てください
A:2017 年(平成 29 年)の干支は
「丁酉(ひのととり)」です。
「丁」は、
前年の干である
「丙」で盛んになっ
た陽気が続いているものの、その勢
いに陰りが見えつつある状態であ
ることを表します。また、
「 酉」は酒を
醸造する器をかたどった文字で
「成
る」、
「熟する」などを意味し、物事が
成熟した段階にある様子を表しま
す。これらに基づけば、2017 年は、
社会が高い次元で成熟していく中
ほう が
で、新たな動きの萌芽が現れ始めて
くる年になるでしょう。
日本経済が踊り場で足踏みを続
ける中、安倍政権は一億総活躍社
会の実現に向け、働き方改革や生
産性革命などに取り組んでいます。
2017年は、
こうした取り組みを通じ
て、わが国が人口減少社会における
新たなロールモデルを確立するた
めの正念場の年といえるでしょう。
一億総活躍社会を実現するために
は、従来の枠組みにとらわれず、あ
らゆる政策を動員していくことが求
められます。老若男女が暮らしやす
い成熟した国へわが国が転換を遂
げた年、と振り返られるような、実り
の多い年になることが期待されま
す。
みずほ総合研究所 金融調査部
主任研究員 [email protected]
みずほリサーチ
第 178 号 2017 年 1 月 1 日発行
発行:みずほ銀行・みずほ総合研究所
編集:みずほ総合研究所 TEL:03-3591-1400 製作:株式会社 白橋
ISSN 1347-2488