鉄道運行による騒音と地盤振動 鉄道向けの C 形状防音壁

輸送・安全・環境
鉄道運行による騒音と地盤振動
原題:,UFTSCHALLUND%RSCHàTTERUNGENAUSDEM3CHIENENVERKEHR
●著者・所属:Bernd Asmussen:DB Systemtechnik 社、ドイツ
Karl Georg Degen:シュトゥットガルト工科大学、ドイツ
●誌名:ETR: Eisenbahntechnische Rundschau Vol.65 No.6(2016-6) pp.21-28
●言語:英語 ●原文中図:14 ●表:0
列車が鉄道線路を走行すると、騒音と振動が伴ってく
る。これは一にも二にも車輪・レール接触の不完全性によ
って、車輪とレールが振動するからである。音源での対
策が可能であり、 K (合成・金属コンポジット)
や LL (合
成)ブレーキシューおよびレールへのダンパーの取り付け
がある。また、伝播経路に沿って防音壁や弾性デカップ
リング(弾性素材を用いた防振)が騒音や振動を減少する。
高速列車の空力騒音に対しては特別な対策が必要である。
スパイラルに配置された 90 個のマイクロフォンアレイによる音源箇所の特定
出典 ETR: Eisenbahntechnische Rundschau
350km/h で走行中の ICE 3 列車の音源特定:カラースペクトラムは音源強
度を示す(青;弱、赤;強)
出典 ETR: Eisenbahntechnische Rundschau
鉄道向けの C 形状防音壁
原題:#3CHALEORANGEERSTMALSIN%RPROBUNG
●著者・所属:Peter Tschada:オレンジ建築事務所、建築家、ドイツ
●誌名:ETR: Eisenbahntechnische Rundschau Vol.65 No.7+8(2016-7+8) pp.51-54
●言語:英語 ●原文中図:8 ●表:0
列車下部と軌道方向に向けられた開
いた C 形状の板により、防音効果が発
揮される。曲げられた板は外側に向か
う音波を捕捉し、それをバラスト方向
に反射して砂利で吸収する。音波を反
射する各部材は平面であることから、
アクリルグラスの大規模構成を容易に
している。2014 年に DB(ドイツ鉄道)
は、C 形状防音壁をオーストリア国境
に近い Passau で試験を行い、防音壁
としての音響性能を持っていることが
示された。
C 形状防音壁区間を ICE が最初に通過する
出典 ETR: Eisenbahntechnische Rundschau
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World Railway Technology 2016.10