別添1:高松市伝統的ものづくり観光資源PR事業業務委託仕様書

高松市伝統的ものづくり観光資源 PR 事業業務委託
仕
様
書
高松市創造都市推進局産業振興課
1 総則
高松市伝統的ものづくり観光資源 PR 事業業務(以下「本業務」という。
)の実施に当たって
は、関連する法令等を遵守するとともに、常にコンサルタントとしての中立性を堅持するよう
に努めなければなりません。また、本業務に関する全ての情報について、委託者の許可なく外
部に漏らしたり、転用したりしてはいけません。
なお、本業務の全部を一括して、または主たる部分を第三者に委任し、もしくは請け負わせ
ることはできません。
「主たる部分」とは、本業務における総合的企画、業務遂行管理、手法の
決定および技術的判断のことを指します。
2 業務の目的
高松市においては、平成26年3月に、高松市ならではの特色ある伝統文化に光をあて、さ
らに魅力あるものとして発展させるため、
「高松市伝統的ものづくり振興条例」を制定しました。
この条例に基づく取組の一環として実施する本事業では、伝統的ものづくりを地域の資源と
して付加価値を高め、市域外へ効果的に PR を行い、新たな観光資源として伝えるとともに、観
光客等をターゲットとした、どのようなサービス提案ができるか、産業として取り組むことが
できるか、またどの程度の消費拡大につながるか等の調査を含めたモニターツアーを行うこと
とします。
また、伝統的ものづくりの制作過程等を表現したPR用の映像(音声を含む)を作成すると
ともに、ツアー内におけるワークショップや職人との対話の中から、本市の伝統的ものづくり
の技術や素材等を体感していただくことにより、市域外への積極的な PR を行い、瀬戸内国際芸
術祭を始めとする各種イベント等への来場者など高松市への交流人口の拡大と市域内での消費
拡大に繋げることを目的とします。
3 業務の内容
高松市伝統的ものづくり観光資源 PR 事業は、高松市ならではの伝統的なものづくりに触れる
ことにより、市域外の人たちへの認知度の向上及び伝え手層の拡大並びに高松市への交流人口
の拡大と市域内での消費拡大等を目指し、次の事業で構成されます。
(1) モニターツアー
伝統的なものづくりだけにとどまらない地域の資源を活用し、旅行事業者等を対象に制
作工房の見学やワークショップ等を行う1泊2日のモニターツアー運営管理・調整等を行
います。
ア ツアー日程
1泊2日【平成29年3月6日(月)~17日(金)の間の平日】
日程については、高松市産業振興課と協議の上、決定することとする。
1
イ ツアー対象者
県外に所在する旅行会社2社以上、県外に所在する旅行雑誌出版社2社以上を含む、計
6社以内とし、参加する会社の選定と招聘を行う。
本委託事業の対象となる費用は、モニターツアーに参加する者の出発地から高松までの
往復交通費、宿泊費(朝食含む)
、食費(1 日目の夕食、2 日目の昼食)、ツアー訪問先に係
る費用、ツアー内の移動費用とし、原則全費用について本事業の委託料でまかなうことと
する。なお、食費のうち、1 日目の夕食については、高松市産業振興課と協議の上、別表
に掲げる金額の範囲内で対応できる食事場所を選定するものとする。
ウ ツアー行程
ツアー行程、訪問先については、伝統的ものづくりに関する歴史や文化等を取り入れた
内容とし、詳細については、高松市産業振興課と協議の上、進めるものとする。また、ワ
ークショップ等については、高松市産業振興課と協議の上、別表に掲げる金額の範囲内で
受託できる実施主体を選定するものとする。
1日目 13:00 スタート予定
行先:讃岐かがり手まり(工房見学/ワークショップ)/香川漆器(ワークショップ)/
高松市美術館/夕食/市内宿泊所
2 日目 9:00 スタート予定‐16:00 終了予定
行先:大丁場見学/イサムノグチ庭園美術館/石の民俗資料館/
庵治石工房見学等ワークショップ/昼食
エ 移動手段
モニターツアー参加者の高松までの往復の移動手段は指定しないが一般的な手段とする。
1日目の移動については、指定しないが効率的な方法とする。また、2 日目の移動につい
ては、高松市産業振興課と協議の上、別表に掲げる金額の範囲内で受託できる実施主体を
選定するものとする。
オ モニター調査
本事業の参加者へのモニター調査を実施する。市域外へ効果的に PR を行うため、観光客
等をターゲットとしたどのようなサービス提案ができるか、消費拡大等にどうつなげるか
調査を実施し、課題抽出と商品化に向けた提案を行う。
(2) 映像制作及び映像完成発表
伝統的ものづくりの制作過程等を表現した映像(音声を含む)を制作し、制作物を発表
する場所を設けることとします。
2
ア 映像制作
盆栽・漆器・庵治石・彫刻を始めとする伝統的ものづくりの制作過程等を表現した映像
(音声を含む)を制作する。制作に当たっては、高松市産業振興課と協議の上、別表に掲
げる金額の範囲内で受託できる実施主体を選定するものとする。
また、制作された映像を収録した媒体を次のとおり制作し、成果物として高松市産業振
興課へ提出する。
<DVD>
項目
国内再生用
海外再生用
レーベル
ケース
DVD再生用
100部
20部
タイトル名
紙ケース
データ
(NTSC 形式)
(PAL 形式)
(日本語・英語)
※ リージョンコードは世界で使えるもの「ALL(0)」とする。
<データ>
項目
数量
形式
レーベル
ケース
データCD
10部
AVI/QuickTime/mp4
タイトル名
紙ケース
の3形式
(日本語・英語)
イ 映像完成発表
完成した映像について、披露するためのセレモニーを行い、魅力的に発信する。
〇 映像完成記念セレモニー(仮)
完成記念セレモニーについての企画立案・運営・設営・管理等を行うこと。
・日 時 : 平成28年3月上旬
・場 所 : 提案による
・内 容 : 提案内容をもとに、高松市産業振興課と協議の上、進めるものとする。
ウ 情報発信
完成した映像については、マスコミ等への露出、話題性を狙い、WEB、テレビ、新聞、雑
誌等の媒体を活用するとともに、公共の場において放映することによる情報発信を行う。
エ 著作権の取り扱いについて
成果物に係る著作権、その他の権利は、高松市に帰属する。なお、著作権等について、
本仕様書に記載のない事項については、受託者及び制作者と協議の上、処理する。
(3) 保険
モニターツアー及び映像完成発表の実施にあたり、必要な保険等へ加入してください。
保険の内容については、高松市産業振興課と協議の上、決定してください。
3
(4) 全体の管理・運営
本業務の実施体制については、効率的、かつ迅速な対応ができる運営体制としてく
ださい。
4
高松市及び受託者の業務責任の分担
高松市及び受託者の業務責任は、原則として、次の表の左欄に掲げる項目の区分に応じ、
それぞれ同表の担当の欄に記載された者が負うこととします。
業務内容
高松市及び
受託者が担当する業務
高松市と協議する者が担当す
る業務
(1)
<高松市>
モニター
① ツアー訪問先選定調整
ツアー
② ツアー訪問先との内容調整
① ツアーに参加する会社の選定及び
招聘
② ツアーに参加する会社の調整及び
ツアー日程の確定
<高松市と協議する者>
③ モニターツアーの運営管理・調整・
① ツアー内でのワークショッ
実績記録
プやガイド等のコーディネ ④ モニター調査及び課題抽出・提案
ート
⑤ 経費支払(別表に掲げるものを含
む)
⑥ 全体の運営管理
(2)
<高松市>
① 作成された映像データのDVD等
への収録
映 像 制 作 及 ① 映像制作者等との調整
び 映 像 完 成 ② 映像完成記念セレモニー
の検討及び参加
発表、情報発
信
② 映像完成記念セレモニーの企画立
③
案・調整・運営管理
SNS 等媒体への情報発信
③ 情報発信に係る映像放映場所・媒体
の企画立案
<高松市と協議する者>
①
映像制作
②
SNS 等媒体への情報発信
④ 映像放映場所・媒体を活用した情報
発信・管理
⑤ 経費支払(別表に掲げるものを含
む)
⑥ 全体の企画立案・運営管理
(3)保険
① イベント保険等加入
4
5 成果物
成果物および提出部数は次のとおりとし、それぞれの成果物の作成後、遅滞無く提出するも
のとします。
なお、電子媒体は、CD-R または DVD-R に書き込みの上、提出してください。
成果物
(1)
モニター
ツアー
・モニターツアー記録(写真等) <各1部>
・モニター調査結果等 <各1部>
(2)
・映像データ
映像制作、映
<国内再生用DVD 100部/海外再生用DVD 20部
像完成発表、
情報発信
/データ収録CD 10部>
形式
電子媒体
紙媒体
電子媒体
紙媒体
・本事業に関するマスコミ等媒体掲載物写し <各1部>
本事業に関する最終報告書
<各1部>
(最終報告(事業実施内容・事業費内訳等)及び今後の課題等)
電子媒体
紙媒体
6 打合せ
受託者は、常に委託者と緊密な連絡をとり、適宜、十分な打合せを行うとともに、作業の途
中において中間報告を求められた時は、直ちに報告を行ってください。
7 関係者等との協議
受託者は、関係者等との協議を必要とするとき、または協議を受けたときは、誠意を持って
これにあたり、この内容を遅滞なく報告してください。
8 費用の負担
本業務の執行等に伴う必要な費用は、本仕様書に明記のないものであっても、原則として受
託者の負担とします。
9 業務の補償
受託者は、業務の遂行に当たっては、十分な注意を払うこととし、明らかな瑕疵で委託者に
損害を与えた場合は、その損害額を補償しなければなりません。
5
10 疑義の解釈
仕様書に定める事項について、疑義が生じた場合、または仕様書に定めのない事項について
は、委託者と受託者が協議の上、決定します。
11 企画提案書記載要件について
(1)
モニターツアー
ア 本事業に効果的であると考えられるツアー対象者(県外所在の旅行会社2社以上、県
外所在の旅行雑誌出版社2社以上を含む、計6社以内)を提案ください。
(2)
映像制作、映像完成発表及び情報発信
ア 効果的な情報発信ができる映像完成記念セレモニーの企画を提案してください。
イ
完成した映像を情報発信するために、効果的かつ話題性のある映像放映場所及び媒体
を提案してください。
(3) 保険
加入すべきイベント保険等の内容を提案してください。
(4) 業務の実施体制について
所定の様式(様式第3号)に記載するとともに、業務の実施体制および役割分担、並び
に本業務に携わる者全員について、業務実績及び実務経験年数を記載してください。
(5) 業務スケジュールについて
本業務を遂行するに当たって、具体的な業務スケジュールを提案してください。
(6) 業務実績について
過去 2 年間に、本市から受託した業務の実績について所定の様式(様式第3号)に記載
するとともに、事実・内容が確認できる書類(契約書、仕様書の写し等)を添付してくだ
さい。
12 見積書等記載要領について
次の項目に関する必要な経費について、見積書(様式第7号)および提案価格内訳書(様
式第8号)に記載してください。また、提案価格内訳書(様式第8号)には、すでに見込ま
れる必要経費として、高松市が指定する内容に係る費用支払分については記載しています。
(人件費/事業費/その他必要経費/消費税および地方消費税等)
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<別表>
区分
(1)
内容
庵治石丁場・工房見学・ワークショップ実施経費
モニター
イサムノグチ庭園美術館入館料
ツアー
2 日目移動手段(丁場専用バス借上料)
讃岐かがり手まりワークショップ実施経費
香川漆器ワークショップ実施経費
参加者食事代(1 日目夕食)
(2)
映像制作
金額(円)
25,000 円
2,160 円/人
50,000 円/日
5,000 円/人
30,000 円
5,000 円/人
高松市美術館入館料
800 円/人
石の民俗資料館入館料
200 円/人
映像制作
300,000 円
(制作物の媒体への収録は含まない)
上記業務については、受託者自らが実施するものではなく、高松市産業振興課と協議の上、
実施主体を選定し、その実施主体に対し、受託者から上記金額を上限として支払いを行うも
のとする。
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