集落営農法人の弱みを補完するため7つの法人が連携

優良事例(近隣集落との連携)
集落営農法人の弱みを補完するため7つの法人が連携
犬上郡甲良町
甲良集落営農連合協同組合
1 集落(組織)の概要
犬上郡のほぼ中央に位置する甲良町内の7つの農事組合
法人が参加している中小企業等共同組合法に基づく組織。
【構成員】
(農)北落営農組合 (66戸、26ha) (農)グリーンファーム池寺(46戸、28ha)
(農)在士和rk21(48戸、20ha) (農)サンファーム法養寺(22戸、17ha)
(農)ファームかなや(62戸、24ha) (農)ファーム小川原
(62戸、27ha)
(農)楽農ファームsession22(20戸、13ha)
2 取組の特徴
○平成 24 年に、4 つの集落営農法人が地域農産物の共同販売や資材の共同購入を主な
事業として、甲良集落営農連合協同組合を設立。その後 3 つの集落営農法人が加入
し7法人となる。
○栽培品目や農産物の栽培方法を統一するとともに、販路開拓を行い、農産物の有利
販売につなげている。
○共同利用機械の導入や労力の補完により、経営の効率化を進めている。
特別栽培米 (環境こ だ わり栽培米 )
ミニトマト「トマトベ リー」
米)
3 取組の成果
○米では販路開拓や共同販売 が進んいる他 、黒豆、
トマト、ニンニクなど多品目での共同出荷が行わ
れている。
○共同利用機械が導入され、各集落の機械コストが
低減された。(大豆コンバイン、マニュアスプレ
ッダなど)
○集落間で栽培技術を共有するとともに、お互いに
研鑽できる。
○集落間で、労力の貸し借りなど助け合いが始まり、
広域での人脈ができてきた。
黒豆専用コンバイン
4 取組のポイント(なぜできたのか)
ポイント① 一つの集落組織ではできないとこが、複数集まるとできる
一つの集落組織では対応できない大規模化した流通ロットに対応。
小さな規模では導入できない大型機械の共同利用により省力化、低コスト
化を図る。
ポイント② 集落を超え、地域を牽引するリーダーが存在した。