資料1 平成28年熊本地震への対応 平成28年5月17日 財務省理財局 平成28年熊本地震への対応(国有財産関連) ○ 避難場所の確保 ・熊本合同庁舎A棟、税務大学校熊本研修所及び熊本刑務所を開放し、避難者を受入れ。 ○ 応急的な住まいの確保等 ・国家公務員宿舎及び独立行政法人が所有する職員住宅について、被災者の応急的住まいとして提 供可能な住戸を一元的にとりまとめ、熊本県等に対して情報提供。実際に利用可能かどうか、精査終 了したものに関する情報を随時提供。 ・応急仮設住宅用地やがれき置き場等として提供可能な未利用国有地についても一元的にとりまとめ、 熊本県等に対して情報提供。実際に利用可能かどうか、精査終了したものに関する情報を随時提供。 (※)国家公務員宿舎については、被災者の受入れを行う地方公共団体からの要請に基づき、地方公共団体に無償で使用許可し た上で、地方公共団体から被災者に貸与(国有財産法第18条第6項、第22条第1項第3号)。貸与期間については、地方公共団 体の意向を踏まえ弾力的に対応するとともに、事務手続きも簡略化。 (参考)国有財産法 第18条第6項 行政財産は、その用途又は目的を妨げない限度において、その使用又は収益を許可することができる。 第22条第1項 普通財産は、次に掲げる場合においては、地方公共団体、水害予防組合及び土地改良区(以下「公共団体」という。)に、無償で 貸し付けることができる。 一~二 (略) 三 公共団体において、災害が発生した場合における応急措置の用に供するとき。 (※)第18条第6項により行政財産の使用又は収益の許可を行う場合は、第19条の規定により第22条第1項第3号が準用され、その対価が無償とされる。 1 熊本地震における国家公務員宿舎の提供に係る主な発言 ○ 菅官房長官記者会見 冒頭発言 日時:平成28年4月22日(金) 場所:官邸 記者会見室 また、熊本県内の民間賃貸住宅1,500戸、国家公務員宿舎200戸程度については、鋭意、 安全確認を進めており、速やかに被災者の皆さんに提供したいというふうに思ってます。 ○ 熊本地震による被害状況視察のための熊本県下訪問における総理発言 日時:平成28年4月23日(土) 場所:益城文化センター付近(熊本県益城町) 熊本県を始め、自治体と連携を取りながら、被災者の皆様の御希望も御意向も伺いながら、 熊本県以外の都道府県の御協力もいただきながら、公務員住宅への入居、そしてまた、民間 のみなし仮設住宅の活用、そしてさらには仮設住宅の建設を加速していきたいと考えています。 【出典:総理官邸ホームページ】2 被災者に対する避難所・住まい提供の流れ Ⅰ.避難所の確保 ①一次避難所 ・ 学校、公民館など の公的施設 【235ヶ所10,434人】 ②二次避難所 (1) 宿泊施設 1,764名受入決定済 (5/15現在) (2) 船舶 1,871名受入(5/15現在) 被災建築物 応急危険度判定 の実施(4/15~) 18市町村、53,856件実施 (5/14現在) ※被害が大きい地区や避難所から 帰宅できない者が多い地区などを 中心に、5/5までに面的な判定は 完了(県外からの応援も完了) ※現在は、住民等からの要望に応じ た個別の判定を実施 自宅の損傷が軽微な場 合は、地域のライフライン の復旧後、帰宅 Ⅱ.応急的な住まいの確保 平成28年5月16日 国土交通省作成 Ⅲ.恒久的な 住まいの確保 ①公営住宅等の空室提供 熊本県内計 : ・熊本県 ・熊本市 ・その他市町村 ・国家公務員宿舎等 ・雇用促進住宅 : : : : : 988戸 (うち入居決定 442戸) 191戸 (うち入居決定 62戸) 250戸 (うち入居決定250戸) 212戸 (うち入居決定 61戸) 266戸 5/6~17受付 5/19結果通知 69戸 (うち入居決定 69戸) ※上記以外に今後、約500戸の供給余力あり 九州全体計 : 4,822戸 (うち入居決定 909戸) ・熊本県以外の九州各県: 3,279戸 (うち入居決定392戸) ・U R : 367戸 (うち入居決定 33戸) ・国家公務員宿舎 : 122戸 (うち入居決定 35戸) ・雇用促進住宅 : 66戸 (うち入居決定 7戸) 全 国 : ・九州以外の都道府県 10,897戸 (うち入居決定 1,016戸) : 6,075戸 (うち入居決定107戸) ②民間賃貸住宅の空室提供※ ・県から協力要請を受けた不動産業界団体が無料電話相談窓口 を開設(4/25) ・被災者の申込みを受け順次空室を提供 : 2,316戸(5/13集計分) ※応急仮設住宅の要件に該当する者については、借上げ型仮設 住宅(いわゆる、みなし仮設)として提供される • 自力での再建・ 補修等を支援 ①被災者生活再建 支援金制度 ②住宅金融支援機 構の災害復興住 宅融資制度 ・電話相談(4/15~) ③再建・補修等の 相談体制の整備 ・電話相談(4/26~) ・専門家の派遣(4/29~) ③応急仮設住宅の建設 ・13市町村で1,192戸の建設に着手(5/15までの累計) (西原村302戸、甲佐町90戸、益城町161戸、嘉島町161戸、宇土市66戸、 宇城市60戸、御船町71戸、南阿蘇村99戸、大津町33戸、山都町6戸、 熊本市96戸、阿蘇市19戸、氷川町28戸) ・2町(美里町、菊陽町) においても、建設地、配置計画等を協議中 ・UR、地方公共団体職員による建設業務支援(15名体制) 自力での再建等が 困難な被災者への 公営住宅の整備 3
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