理 由 書 本理由書は、朝霞都市計画土地区画整理事業の変更についての理由を示したものです。 1.施行区域の位置、現況及び課題 本地区は東武東上線朝霞駅から北東へ約 0.5 ㎞、地区東側は市道 18 号線に、西側は県 道朝霞・蕨線に隣接したほぼ三角形をした面積約 11.6ha の地区です。 駅前に近い立地から、既に宅地開発が進行しており、大部分は宅地としての土地利用 がなされています。しかし、狭小な宅地や住宅が密集している箇所も見られます。 こうした立地条件により宅地開発が進行していますが、公共施設の整備が不完全なま ま、無秩序に住宅が建設されており、このままではスプロール化による不良市街地を形 成することが明らかな状況です。 2.変更の目的及び必要性 上述した現況及び課題から公共施設の整備・改善を行い、健全かつ良好な市街地を形 成することを目的に平成 8 年に朝霞都市計画事業根岸台五丁目土地区画整理事業の区域 として定めました。 一部の未着手地域については、既に一定の基盤整備がなされていることから、既存の 公共施設の改善を行い、規制・誘導を図ることで安全・安心のまちづくりの実現を望む 声が多くなっています。 このため、未着手区域の事業手法の見直しを行い、土地区画整理事業の施行区域から 除外し、新たに地区計画や準防火地域を定め、安全・安心のまちづくりを実現するもの です。 3.施行区域の上位計画における位置づけ 当施行区域の上位計画における位置づけは、以下のとおりである。 ●朝霞都市計画 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(平成 26 年 3 月策定) 第3 主要な都市計画の決定の方針 3 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 長期間にわたり整備されていない地区については、防災に配慮した安心・安全なまち づくりに係る検証を行い、必要に応じて都市計画の見直しを行う。 ●第5次朝霞市総合計画(平成 28 年 3 月策定) 第5章 都市基盤・産業振興 1 土地利用 現状と課題 旧暫定逆線引き地区の地区計画による地区施設の整備を進め、安全・安心なまちづく りを推進し、良好な住環境の地区の形成を進めることが必要です。 4 市街地整備 具体的な施策 (1)特性に応じた市街地づくり ④地域にふさわしいまちづくりに向けた活動の推進 良好な住環境を形成するため、住民が主体的にまちづくりのルールを決めることがで きる地区計画や建築協定などの制度の周知・啓発に努めます。 ●朝霞市都市計画マスタープラン(平成 28 年 11 月策定) 第2章 全体構想 (4)市街地整備分野 1)目標 ①基本的な考え方 市街地の成り立ちを考慮し、土地区画整理事業などの一体的な面整備や公共施設の整備 改善などを進め、まちの防災、健康、衛生環境面などに配慮したバランスのとれた住環境 の形成や都市機能の向上を図ります。 ②特性に応じた市街地づくり 現在実施している土地区画整理事業の推進とともに、地区計画や建築協定なども含め地 区の状況に応じた最適な手法を総合的に検討し、良好な市街地環境の維持・向上を図りま す。 4.関連する都市計画の決定状況 ・用途地域(市決定) ・都市計画道路の廃止(市決定) ※施行区域から除外される区域 除外される区域については、地区計画及び準防火地域を定める。
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