第1章【 PDFファイル:5.07 MB 】

第 1 章 佐賀駅周辺整備構想について
1. 目的
2. 位置づけ
1
1. 目的
本市では、高度成長期以降、車社会の進展による市民の行動範囲の拡大や、大規模集客施設の郊外
立地などにより、都市圏が拡大する一方で、近年の人口減少や超高齢社会の到来に直面し、中心市街
地の空洞化が進行してきた。
こうした中で、今後の社会資本整備に関する財政的制約や、縮退する社会動向に対応するためには、
都市のスプロール化を抑制し、都市機能の配置を最適化して、求心力のあるコンパクトな都市構造へ
と転換を図ることが求められている。特に、コンパクトシティを支える重要な社会基盤である公共交
通網の結節点として、佐賀駅及び佐賀駅周辺地区に求められる役割は重要性を増している。
さらに、九州新幹線西九州ルートの開業や、国民体育大会・全国障害者スポーツ大会の開催など、
交流人口拡大の好機を迎えており、佐賀駅周辺地区には、県都の玄関口としてのランドマーク機能の
向上や、交通結節機能の更なる充実が期待されている。
一方、佐賀駅周辺地区は、その潜在的な都市機能の高さ故に、ともすれば無秩序な開発により、街
の魅力や品格の低下、都市機能の低下を招くことも懸念される。
「佐賀駅周辺整備構想」は、佐賀駅周辺地区における都市整備の方向性や交通結節機能を生かした都
市機能の誘導方針、実現化に向けての方策を示すことにより、街づくりに関わる市民、事業者、行政が、
地区の将来像を共有し、各々が具体的な取組・事業を相互に秩序と連携をもって進めるためのガイド
ラインとなることをめざして策定する。
縮退する社会状況
・超高齢社会の到来、急速な人口減少・労働力人口減少
・市街地の拡散、低密度化
・低経済成長
都市機能を集約したコンパクトで持続可能な街への転換
『コンパクト+ネットワーク』の強化
佐賀駅周辺整備構想
(佐賀駅周辺地区の整備方針・街づくりガイドライン)
佐賀駅周辺地区における都市整備の方向性
交通結節機能を生かした都市機能の誘導方針
実現化に向けての方策
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第1章 佐賀駅周辺整備構想について
2. 位置づけ
本市では、「中心市街地活性化基本計画」に基づき、街なか4核エリア(佐賀玉屋∼エスプラッツ
∼呉服町・柳町地区∼佐嘉神社・徴古館地区で囲まれたエリア)における「街なか再生」の取組、市
のシンボルロードである「中央大通り再生」の取組など、都市機能の中心市街地への集約化によるコ
ンパクトな街づくりを推進してきた。
「佐賀駅周辺整備構想」は、街なか4核エリア、中央大通りエリアに続き、県都の玄関口にふさわ
しい佐賀駅周辺地区の将来像と整備の基本方針を示すものであり、先行計画である「街なか再生計画」
及び「中央大通り再生計画」と連携し、中心市街地全体の活性化につなげることをめざす。
佐賀市総合計画
市全体のマスタープラン
佐賀市都市計画マスタープラン
(平成 19 年 3 月策定 / 平成 22 年 3 月改訂)
市の都市計画の指針
佐賀市中心市街地活性化基本計画
(平成 17 年 1 月策定 / 平成 21 年 3 月時点修正)
中心市街地のビジョン
佐賀市街なか再生計画(平成 22 年度策定)
街なか4核エリア再生に向けた実践プログラム
佐賀駅周辺整備構想(平成 28 年度策定)
佐賀駅周辺地区の整備方針
街づくりガイドライン
佐賀市中央大通り再生計画(平成 26 年度策定)
中央大通り再生に向けた実践プログラム
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第1章 佐賀駅周辺整備構想について
2. 位置づけ
● 各計画が連携した中心市街地の将来イメージ
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