70% 覚醒・注意 記憶

看護介入で大切な事
低
次
の
脳
機
能
を
整
え
る
高次脳機能
摂食・嚥下
栄養を取る
運動・姿勢
運動をする
高次脳機能障害の症状
記憶障害
注意障害
遂行機能障害
社会的行動障害
情報処理機能障害
失語症
失算症
失行症
失認症
病識欠落
半側空間無視
地理的障害
見当識障害
五感を使う
身体を起こす
感覚・覚醒
バイタルサイン
の安定
呼吸・循環
1)橋本圭司
高次脳機能障害のリハビリがわかる本 講談社 より
高次脳機能障害の症状発生率
記憶障害
90%
注意障害
82%
遂行機能障害
高次機能障害の階層
対人技能
遂行機能
記憶
75%
3症状を併せ持つ率
覚醒・注意
70%
高次脳機能障害支援モデル事業報告書―平成13年~平成15年度のまとめ 国立身体障害者リ
ハビリテーションセンター 2004
藤山 美由紀 他 NANDA‐Iの看護診断に基づく高次脳機能障害の標準計画
注意の要素
分配
メディカ出版
持続性注意
気配り
一定の反応行動を維持、継続する
続ける
持続
覚醒
転換
切り替え
選ぶ
選択
<例>
30分かけて受け持ち患者の看護記録を記載する
⇒障害されると・・30分でできる記載の量が減る、
または同じ量の記載に要す時間が増える
作業
河村 満 急性期から取り組む高次脳機能障害リハビリテーション
メディカ出版
選択制注意
転換性注意
不要な刺激を抑制して、本来の作業に専念
<例>テレビの音声、スタッフの会話が騒々しい
ナースステーションで看護記録を記載する
⇒障害されると・・すぐに外的・内的妨害因子に
注意を奪われ本来の業務が進まない
ノイズ
ノイズ
複数作業を交互に処理
<例>2つの病棟業務を交互に行う。
1つの作業中は1つは中断する
⇒障害されると・・1つの作業からほかの作業に変わった
時、その処理方法が切り替えられず混同してしまう
作業A
作業
作業B
ノイズ
河村 満 急性期から取り組む高次脳機能障害リハビリテーション
メディカ出版
河村 満 急性期から取り組む高次脳機能障害リハビリテーション
メディカ出版
注意能力に最も大切な事
分配性注意
複数の作業を同時に処理
<例>看護記録を記載しながら病棟にかかってきた
電話の対応を同時に行う
⇒障害されると・・同時処理が困難になり作業効率の低下、
ミスの発生を招く
十分な覚醒
記憶
作業A
覚醒・注意
作業B
河村 満 急性期から取り組む高次脳機能障害リハビリテーション
メディカ出版
覚醒を上げるために・・・
背面解放座位
身体を縦にすること!
得意な事、興味ある
事は何ですか?
視覚
五感を使う
味覚
嗅覚
触覚
聴覚
体を起こしてから出来ること・・・
覚醒を上げることが
注意の改善に・・
高次脳機能の改善にも・・
背面開放座位
情報が大事
「入院環境設定用紙」
を利用しています
一般的な情報のほかに・・・
 以前の職業
 趣味
 得意な事
 普段の生活状況
 性格変化
入院時だけでは
取れないことが多い
大事なことは、
入院生活の中での
コミュニケーション
事例
半側空間無視を生じる部位
60代男性
右被殻出血
左上下肢麻痺
左半側空間
無視
注意障害
身体失認
プッシャー症候群
石合 純夫 高次脳機能障害学 第2版 医歯薬出版株式会社
2014