平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査 和歌山県における

平成28年12月15日(木) 資 料 提 供
健康体育課
担当課
山本、森(一)
担当者
073-441-3693
電 話
平成28年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査
和歌山県における調査結果(概要)について
【体力合計点】
☆ 小学校5年生:男女とも5年連続で全国平均を上回る。
☆ 中学校2年生:男女とも2年連続で全国平均を上回る。
1.調査の目的
(1)子供の体力等の状況に鑑み、国が全国的な子供の体力の状況を把握・分析することにより、子
供の体力の向上に係る施策の成果と課題を検証し、その改善を図る。
(2)各教育委員会、各国公私立学校が全国的な状況との関係において自らの子供の体力の向上に
係る施策の成果と課題を把握し、その改善を図るとともに、そのような取組を通じて、子供の体力
の向上に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。
(3)各国公私立学校が各児童生徒の体力や運動習慣、生活習慣等を把握し、学校における体育・
健康に関する指導などの改善に役立てる。
2.調査対象
(1)小学校第5学年、特別支援学校小学部第5学年
[全国] 参加校数□□20,272校(参加率98.8%) 参加児童数□□1,035,806人
[本県] 参加校数□□00,246校(参加率98.0%) 参加児童数□□0,007,667人
(2)中学校第2学年、中等教育学校第2学年、特別支援学校中学部第2学年
[全国] 参加校数□□10,593校(参加率97.3%) 参加生徒数□□1,043,567人
[本県] 参加校数□□00,128校(参加率97.0%) 参加生徒数□□0,007,623人
ただし、特別支援学校及び小・中学校の特別支援学級に在籍している児童生徒については、そ
の障害の状況等を考慮して、参加の是非を判断。
3.調査事項
(1)児童生徒に対する調査
○実技に関する調査
【小学校8 種目】
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20m シャトルラン、50m 走、立ち幅とび、
ソフトボール投げ
【中学校8 種目】
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、持久走(男子1500m、女子1000m)、
20m シャトルラン、50m 走、立ち幅とび、ハンドボール投げ
※中学校は持久走か20m シャトルランのどちらかを選択して実施
○質問紙調査(運動習慣、生活習慣等)
(2)学校に対する調査 : 質問紙調査(子供の体力向上に係る学校の取組等)
(3)教育委員会に対する調査 : 質問紙調査(子供の体力向上に係る施策等)
4.調査実施日 : 平成28年4月から7月末までの期間
結
果
1 体力合計点について(10点×8種目=80点満点)
本県平均値
全国平均値
H28年
H27年
H28年
H27年
小5男子
54.56
54.57
53.93
53.81
小5女子
56.56
56.24
55.54
55.19
中2男子
42.47
41.92
42.00
41.80
中2女子
49.84
49.24
49.41
48.96
◇小5:男女とも5年連続で全国平均値を上回った。女子は引き続き向上傾向にある。
◇中2:男女とも2年連続で全国平均値を上回った。男女とも引き続き向上傾向にある。
2 種目別の全国平均値との比較について
全国平均値を上回った種目
小5男子
小5女子
中2男子
中2女子
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、
ソフトボール投げ
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、
20mシャトルラン、立ち幅跳び、ソフトボール投げ
全国平均値を下回った種目
20mシャトルラン、50m走、立ち幅とび
50m走
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、
持久走・20mシャトルラン、50m走、
ハンドボール投げ
立ち幅とび
握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、
持久走・20mシャトルラン、50m走、
ハンドボール投げ
立ち幅とび
向上の要因
1 県内全児童生徒を対象とした体力調査の実施による体力向上への意識付け
2 子供達の本来持っている力(ベストパフォーマンス)を発揮させることを重視し、測定した正確なデータを取組に反映
3 第56回全国学校体育研究大会和歌山大会に向けた取組の推進
・体力・授業力アップモデル校授業研究会の開催(幼・小・中・高・特別支援)
4 体力アッププランの作成によるPDCAサイクルの確立
5 効果的かつ効率的な運動部活動を目指した取組の推進
6 「紀州っ子かがやきエクササイズ&ダンス」の活用促進
7 「きのくにチャレンジランキング」の活用促進
今後の課題
1 「運動する子供」と「運動しない子供」の二極化の解消
2 小学生男子の体力の伸び悩み
課題に対する方策
1 幼少期から運動に親しむ資質の育成
1 体育授業の充実による運動好きな児童生徒の育成
2 特に課題である瞬発力及び持久力の育成