ビジネスチャンス情報一元化システム構築事業業務委託仕様書

ビジネスチャンス情報一元化システム構築事業業務委託仕様書
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目 的
県などに寄せられる県内外の卸売業者等からの取引
相談情報と食品製造業者とのマッチングを効率的に行
うためのシステムを整備し、確実に受注に結びつける
仕組みをつくることで、県内食品製造業者の取引拡大
を図るとともに、加工・製造業の更なる集積による雇
用の創出、本県経済の活性化を図る。
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委託業務の内容
ビジネスチャンス情報一元化システムの構築
卸売業者等からの取引相談情報などを一元的に集約・管理し、マッチングに活用す
るためのシステム(相談情報の登録、食品製造業者の情報データベース作成、マッチ
ング状況の管理等)を構築する。
3 ビジネスチャンス情報一元化システムの仕様
(1)システムのコンセプト
ア 誰もが利用し易いシステムであること。
イ いつでも・どこでも・様々な端末でアクセス可能な現在稼働中の実績があるクラ
ウド型サービスであること。
ウ 県内外の卸売業者等と県内食品製造業者のマッチングの促進及び収集した情報の
効率的なデータ分析に工夫を凝らすこと。
エ EUCデータ抽出機能があること。
オ 帳票出力機能があること。
カ サイトは5ページ程度を想定していること。
キ 管理者向けライセンスを有する職員は11名程度を想定していること。
(2)トップページ
ア 県内外の卸売業者等からの取引相談情報に対する県内食品製造業者とのマッチン
グを総合的に支援するページであることを明記すること。
イ マッチングの成功事例等に関する情報を投稿できるようにすること。
ウ 県内外の卸売業者など取引相談情報を登録する者が必要な情報を得やすいよう、
関連する情報を分かりやすく分類し、項目を文字とアイコンで表示すること。
エ 一般の方々が本県の食品に係る様々な情報を知ることができること。
(3)卸売業者等の相談者が相談登録を行うページ
ア 卸売業者等や卸売業者等から相談を受けた職員(以下、「相談登録を行う者」と
いう。)及び管理者向けライセンスを有する職員以外の者は情報の閲覧は不可とす
ること。
イ 相談登録を行う者に分かりやすいページとし、登録にあたっては、社名、住所、
担当者名、連絡先(電話・メールアドレス)、相談内容等の情報のほか、相談内容
が分析しやすい登録フォームにすること。
ウ 管理者向けライセンスを有する職員が追記できるようにすること。なお、相談登
録を行う者から追記した内容が分かるように可視化すること。
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エ
相談登録を行う者には相談登録後にIDとパスワードを設定し、相談登録を行っ
た者みずから登録内容の進捗が確認できること。なお、相談登録を行う者は200
名程度を想定している。
オ 管理者向けライセンスを有する職員が相談登録を受け付けた場合は、自動的にそ
の情報が相談登録を行った者に周知できる機能を付加すること。
(4)管理者向けライセンスを有する職員が食品製造業者の検索を行うページ
ア 管理者向けライセンスを有する職員のみ利用可能とすること。
イ 食品製造業者の登録にあたっては、社名、住所、連絡先、製造品目、製造量、保
有設備の基本情報のほか、必要に応じて管理者向けライセンスを有する職員が別途
追加できるようにすること。
ウ 食品製造業者みずから登録内容の閲覧と更新ができること。なお、企業向けID
とパスワードを付与すること。
エ 管理者向けライセンスを有する職員による一括登録を可能とすること。
オ 検索の条件として、製造品目のほか、ゆずやマンゴー、宮崎牛など相談情報に基
づいたキーワードで検索できるようにすること。
(5)商談状況を管理するページ
ア 管理者向けライセンスを有する職員のみ利用可能とすること。
イ 受付済・商談会済・商談会後の対応中・商談成立・商談成立不可が登録できるほ
か、商談会後の対応中はその内容、商談成立不可はその理由、商談成立は製品情報
や商談額などを登録できるようにすること。
ウ 登録情報の検索・追加・変更・削除ができること。
エ 管理者向けライセンスを有する職員が商談状況を登録した場合は、自動的にその
情報が相談登録を行った者に周知できる機能を付加すること。
(6)集計・分析を行うページ
ア 管理者向けライセンスを有する職員のみ利用可能とすること。
イ 管理者向けライセンスを有する職員が分析内容を追加できるようにすること。
(7)その他独自の提案
上記(1)~(6)以外に、マッチング支援等に資する独自の企画があれば、別途
提案すること。
【参考:マッチングの流れ(イメージ図)】
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【マッチングの流れ】
①・② 卸売業者や県庁、関係機関の職員が、端末から卸売業者等からの相談情報
を登録。
③ システム管理者である産業集積推進室の担当者等が相談内容を確認。
④ 登録された相談内容のキーワード(ゆずの加工など)をもとに、食品製造業者
データベースから相談内容に対応できる食品製造業者を絞り込む。
⑤ 担当者が該当する食品製造業者に相談内容を連絡し、担当者のコーディネート
により相談者・食品製造業者が商談会を実施。
⑥ 担当者が商談成立に至るまでフォローアップ。
⑦ 相談情報や商談状況の集計・分析。
4 共通の仕様
(1)Webサイトのデザイン等について
ア 全体のデザインや企画について、どの世代の方でも利用しやすく、得たい情報が
見つけやすい構成とすること。
イ 本県ならでは(日本のひなた宮崎県ロゴの使用等)のデザインを考慮すること。
ウ サイトのアクセシビリティについては、「宮崎県ホームページバリアフリー化の
手引き書」(http://m-bfree.pref.miyazaki.lg.jp/tebiki/)を参考に適切な配慮
を行うこと。
エ 多言語化に対応できること。
(2)クラウド環境について
別紙「クラウド環境の要件」を満たすことが望ましい。要件を満たさない場合は、代
替案を提案すること。
(3)リンクの設定について
県職員ポータルサイトや関係機関のホームページへのリンクフォーム作成及び機能
設定を行うこと。
5 構築体制
(1)管理体制
ア 受託者は、契約後速やかに作業計画書を作成し、本県の承認を得ること。
イ 受託者は、業務の進捗状況に関して、随時、本県へ報告し、その内容について承
認又は指示を受けること。
ウ 受託者は、業務の内容及び範囲について、本県と十分打合せを行い、業務の目的
を達すること。なお、打合せの内容は、記録し、随時、本県へ提出すること。
(2)開発体制
ア 開発に必要なハードウェア・ソフトウェアについては、全て受託者にて用意する
こと。
イ 受託業務に関する一部業務の再委託を行う場合は、委託先会社及び委託業務を記
載した開発体制図を委託者に提出すること。
ウ 本運用前にプロトタイプを事前に提示すること。
(3)テスト
本県が指定する期日までにテスト計画書、テスト実施計画書、テスト実施要領及び
テスト結果が記された成績表を作成し、提出すること。
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(4)職員研修等
ア 受託者は、本県職員を対象に管理運営マニュアル及び運用マニュアルに基づき、
操作研修を実施すること。
イ 提案するサービスの仕様をふまえた利用規約案を作成すること。
6 運用保守
(1)運用
ア 本県職員からの問い合わせ対応
イ 月間報告書の提出
ウ 軽微なシステム改修
運用開始後に県民等から出た意見のうち反映することが望ましいもので、軽微な
プログラム改修で対応できるものについては、県と協議した上で、臨機応変に対応
できること。
(2)保守
ア 別紙「クラウド環境の要件」を満たすこと。
イ 最新のICTの知見に基づき、マッチング率の向上に資する提案を行うこと。
※ 運用保守の内容は次年度以降も同様とする。
7 成果品
(1)成果報告書
(2)本県職員用管理運用マニュアル
(3)運用テスト報告書
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委託期間
契約締結日から平成29年3月31日まで
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特記事項
(1)機密保持等
ア 受託業務の実施において、本県の個人情報保護条例及びセキュリティポリシーに従うこ
と。
イ すべての作業において、本業務に係るデータ及び情報システムの取扱いには細心の注意
をもって管理すること。また、本県が指示する場所以外へデータ等を持ち出す場合は、担
当職員の許可を得ること。
ウ 委託業務の処理上知り得た情報を第三者に開示又は漏洩しないこと。また、そのために
必要な措置を講じること。
エ 本県及び受託者は、相互に本契約の履行過程において知り得た相手方の機密を他に漏洩
せず、また、本契約の目的の範囲を超えて利用しないものとする。ただし、本県が法令等、
官公署の要求、その他公益的見地に基づいて、必要最小限の範囲で開示する場合を除く。
(2)著作権等
委託業務の成果品は、他者の知的所有権への配慮がなされていること。
(3)保守要件
ア 委託業務の成果品の瑕疵に対して、納入後 1 年間無償補修ができる体制を用意すること。
イ 委託業務の成果品に係る問題で、操作説明書等により判別がつかない事象や障害等が発
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生した場合、本県の要請に応じて問題解決に協力すること。
(4)その他
本仕様書に記載されていない事項について疑義が生じた場合、双方協議の上、対応につい
て決定するものとする。
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