世界農業遺産「静岡の茶草場農法」

世界農業遺産「静岡の茶草場農法」情報発信業務委託仕様書
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目的
「静岡の茶草場農法」は、良質な茶生産と多様な動植物の生存が両立して
いることから、平成 25 年5月に石川県で開催された国際会議で世界農業遺産
に認定された。
県は、認定地域の4市1町とともに構成する「静岡の茶草場農法」推進協議
会の事務局を担い、情報発信や同農法により生産されたお茶の販売促進を通じ
て、地域振興を図っている。
しかし、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」の認知度は低く、その価値や
魅力を十分発揮していない。そこで、世界農業遺産「静岡の茶草場農法の魅
力」などをウェブサイトを通じてアピールし、世界農業遺産「静岡の茶草場
農法」の認知度の向上を図るとともに、現地の情報を発信し、交流人口の増
加を促し、茶草場農法の茶の販売促進に繋げる。
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業務委託名
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」情報発信業務
3 業務委託の内容
(1)ウェブサイトの制作・開設
ア ターゲットは経済的余裕のある中高年層の女性とその家族。
イ 使用言語は、日本語とすること。
ウ 下記の①~④の情報コンテンツについては必ず掲載し、それ以外に下記
の⑤~⑦のコンテンツについては1つ以上掲載すること。
① 世界農業遺産の紹介
(世界農業遺産の概要、認定基準について記載すること)
② 静岡の茶草場農法の紹介
(認定の経緯、生物多様性、地域の伝統文化、について記載すること)
③ 認定地域(4市1町)の現地情報
(新着情報等を掲載可能な構成とすること)
④認定地域(4市1町)へのアクセス情報
⑤茶草場農法の認知度向上に資するコンテンツ
⑥茶草場農法認定地域の交流人口増加に資するコンテンツ
⑦茶草場農法で作られた茶の販売促進に資するコンテンツ
エ 他者のサイトにリンクを掲載できるよう、バナーの制作を含むこと
オ 本業務にて制作したサイトにおける次年度以降の提案内容と見積額(英
語翻訳ページ作成費を含む)を提示すること
(2)ウェブサイトの構成
受託者が今までの構築経験から、最適と思われるウェブサイト設計を行うこと。
ウェブサイトは、パソコン及びモバイルサイト端末からの閲覧を想定し、併せ
て以下の要件を満たすこと。
ア 全体の統一性を保ち、継続的に安定的かつ効率的に運用できる構造とす
ること。
イ 目的とするコンテンツに、原則3クリック程度でたどり着く階層構造とす
ること。
エ 利用者にとって使いやすさを優先し、タイトルからコンテンツの内容が想
像できるラべリング・設計を行こと。
オ モバイル端末からの閲覧への対応(レスポンシブ機能の搭載)をするこ
と。
カ Flashを使用しないこと。
キ その他不足するコンテンツに対する提案を行うこと。
(3) ウェブサイトの運営
ア サーバーレンタル
イ サーバー保守・管理(サーバ監視、障害時対応、データバックアップ)
ウ 不正アクセスによるページの改ざんなど、情報資産の安全管理に配慮す
ること。
エ ドメイン取得・管理
オ アクセス数管理
カ アクセスログから閲覧者のニーズを把握するなど、アクセス分析結果を
定期的に報告すること。
キ 国内外の検索エンジンに登録し、検索時に上位にランクされるよう配慮
すること。
ク 現地情報等の更新にはCMS機能を付与すること。
ケ 次年度以降もサイトの運用ができるよう、運用・保守管理経費を低減す
ること。
4 業務委託期間
契約締結日~平成29年3月24日(金)まで
5 業務委託費
1,530,000円を上限額とする
ウェブサイト制作経費、運用・保守経費に区分し見積りを提示すること。
6 留意事項
(1)平成 29 年3月 17 日(金)までに本業務により制作したサイトを公開し、
試験運用すること。
(2)企画提案競技の参加に伴う費用はすべて参加事業者の負担とする。
(3)提案は1参加事業者1案までとする。
(4)企画提案に係る提出書類は返却しない。
(5)本業務により受託者が自ら作成した成果物に係る著作権は受託者及び制
作者に帰属する。ただし、世界農業遺産「静岡の茶草場農法」推進協議
会が本事業の趣旨に沿った事業を行う場合は、この成果物を許可なく無
償で使用できるものとする。
(6)受託者は、成果品が第三者の著作権を侵害しないことを保証し、第三者
から成果品に関して著作権侵害を主張された場合の責任は受託者が負う
ものとする。
(7)仕様書に記載のない事項および内容の詳細については、その都度世界農
業遺産「静岡の茶草場農法」推進協議会との協議により決定する。