エビデンスに基づく教育政策を確立し、教育の質向上を (参考

資料3-2
エビデンスに基づく教育政策を確立し、教育の質向上を
(参考資料)
平成28年12月7日
伊藤 元重
榊原 定征
高橋
進
新浪 剛史
図表1.各種成長政策の長期的効果
~人的資本の質の向上(教育)の成長への貢献は大きい~
成長率への効果(年率)
趨勢比での「加速」
25~44歳女性の就労率5%ポイント上昇
0.08%程度
0%
60歳以上男女の就労率5%ポイント上昇
0.16%程度
0.13%程度
外国人就業者の増加率倍増
0.02%程度
0.01%程度
法人税率10%引き下げ
0.1%~0.2%程度
同左
研究開発投資対GDP1%上昇
0.3%~0.4%程度
同左
0.6%程度
同左
0.01%~0.02%程度
0.01%程度
0.04%程度
同左
0.07%~0.16%程度
-
0.4%程度
0.2%程度
▲0.1%程度
-
人口減少による集積の経済効果の低下
▲0.1%弱
-
原発ゼロ
▲0.1%弱
-
学力の世界トップレベルへの上昇
対内直接投資(外資系企業の倍増)
農林水産業の生産性上昇率の米国並みへの向上
TPP
新陳代謝効果の倍増
社会保障負担・給付の拡大
(出典)森川正之 (2015). 「経済成長政策の定量的効果について:既存研究に基づく概観」, RIETI Policy Discussion Paper, 15-P-001.
(備考)「2030年展望と改革タスクフォース」第2回(2016年10月20日)森川正之氏提出資料より抜粋
2
図表2.大学進学率の状況
②保護者の年収別
①都道府県別
70
(%)
東京都
京都府
65
(%)
就職など
専門学校
短期大学
4年制大学
受験浪人・未定
60
兵庫県
60
神奈川県
50
広島県
愛知県
山梨県
大阪府
埼玉県
滋賀県
岐阜県
石川県
福岡県
福井県 千葉県 静岡県
香川県
三重県
群馬県 富山県
愛媛県 岡山県
栃木県
徳島県
島根県
茨城県
和歌山県
高知県
長野県
熊本県
宮城県
大分県
新潟県
長崎県
福島県
宮崎県 秋田県
山形県
鳥取県 青森県 岩手県
山口県
北海道
鹿児島県
佐賀県
沖縄県
奈良県
大学進学率
70
55
50
45
40
2,000
2,500
3,000
一人当たり県民所得
3,500
54.8
49.4
43.9
40
31.4
30
20
10
0
y = 0.0117x + 17.237
R² = 0.4656
35
1,500
62.4
4,000
4,500
(2013年度、千円)
30.1
23
21.4
20.1
10.3
5.2
400万円以下
8.7
17
15.7
10.2
6.1
7.7
400-600万円
600-800万円
15.3
11.1
10.1
8.7
800-1000万円
14.1
11
6.8
5.6
1000万円超
(備考)東京大学大学院教育学研究科大学経営・政策研究センター
「高校生の進路追跡調査 第1次報告書」(2007年9月)・2008年5月正
誤表に基づき作成。
・同調査は、全国から無作為抽出された高校3年生4000人(男女各
2000人)とその保護者調査と追跡調査をまとめたもの。
(備考)内閣府「平成25年度版県民経済計算」、文科省「学校基本調査」より作成。
・大学進学率は、2014年3月卒業者の状況。大学の学部・通信教育部・別科,短期大学の本科・通信教育
部・別科,高等学校・特別支援学校高等部の専攻科への進学の状況。
3
図表4.小学校での英語指導の考え方(教務主任への質問)
~専科教員の指導を7割が望む一方、実際は活用されず(1.6%)~
図表3.日本の英語能力は「低い」
~EF EPI 2016ランキング~
非常に高
い英語能
力
高い英語
能力
標準的な
英語能力
非常に低
い英語能
力
国名
オランダ
デンマーク
スウェーデン
ノルウェー
フィンランド
シンガポール
ルクセンブルグ
オーストリア
ドイツ
ポーランド
ベルギー
マレーシア
フィリピン
スイス
ポルトガル
チェコ共和国
セルビア
ハンガリー
アルゼンチン
ルーマニア
スロバキア
インド
ドミニカ共和国
ブルガリア
スペイン
スコア
72.16
71.15
70.81
68.54
66.61
63.52
63.20
62.13
61.58
61.49
60.90
60.70
60.33
60.17
59.68
59.09
59.07
58.72
58.40
58.14
57.34
57.30
57.24
56.79
56.66
ボスニア・ヘルツェゴビナ
56.17
韓国
54.87
イタリア
54.63
フランス
54.33
香港
54.29
ベトナム
54.06
インドネシア
52.94
台湾
52.82
ロシア
52.32
35
日本
36
37
38
39
・・・
48
49
・・・
72
ウルグアイ
マカオ
コスタリカ
中国
・・・
パキスタン
コロンビア
・・・
イラク
①望ましいと考える指導者
0
専科教員による指導が
望ましい(75.7%)
専科教員が教
えるのが良い,
40.8
(N=2,383)
55
50
45
40
35
30
25
51.63
51.36
51.35
50.94
20
37.65
学級担任が
望ましい(23.6%)
20
どちらかといえば専科 どちらかといえば
教員が教えるのが良い, 学級担任が教え
るのが良い, 17.9
34.9
学級担任が教え
るのがよい, 5.7
40
60
80
66.6
学級担任
25.6
外国語指導助手(ALTなど)
51.69
48.78
48.41
②実際に中心となって指導した者(%)
専科教員
1.6
日本人英語教師
1.5
小学校教員
(担任、専科教員以外)
1.2
日本人ボランティア
0.7
(N=2,374)
図表5.中学3年生の英語力(都道府県別)
~英検3級相当以上の生徒の割合~
(%)
52.1
48.6
47.9 47.8
42.7 41.6
40.4 39.9 39.5
41.9
38.4
40.7 40.4 39.8
36.8
39.1
36.2
37.7
35.4 35
34.1 33.9
36.3
33.7 32.7
35.5 35.3
32
31.6 31.4
34.3 33.9 33.7
30.4
32.8 32.4
31.9 31.5
29.2 28.7
30.5
27.7
29.4 28.9
25.8
28.1
26.9
高知
熊本
島根
北海道
山口
大阪
沖縄
山形
山梨
新潟
三重
福岡
愛知
香川
福島
佐賀
長崎
岩手
兵庫
長野
大分
静岡
奈良
岐阜
岡山
栃木
宮城
青森
愛媛
鹿児島
滋賀
宮崎
富山
徳島
広島
茨城
和歌山
京都
群馬
鳥取
埼玉
神奈川
福井
石川
東京
秋田
千葉
低い英語
能力
順位
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
32
33
34
(備考)図表3 Education First “EPI (English Proficiency Index) 2016” より作成。 Education FirstのHP上で成人が任意で受けた無料テストの結果。
図表4 ベネッセ教育総合研究所「第2回 小学校英語に関する基本調査(教員調査) [2010年]」より作成。調査実施時期2010年7~8月。
図表5 文科省「平成27年度公立中学校・中等教育学校(前期課程)における英語教育実施状況調査」より作成。英検3級以上取得者およびそれに
相当すると思われる生徒の割合
4