特集 2 買主に有利な規定になっていないか 売主視点で考える M&A時の秘密保持契約 買主から提示される秘密保持契約書のドラフト Ⅰ 限定するのではなく広く含める Ⅱ 立証責任も明確化する Ⅲ 開示の例外の範囲や位置づけに注意する Ⅳ 不競法の営業秘密の取扱いも参考にする Ⅴ 契約当事者、 契約期間、 実効性の担保等 秘密情報をどのように定義するか 秘密情報の例外をどのように規定するか 秘密情報の取扱いをどのように定めるか 秘密情報の知的財産権をどのようにして保護するか その他の検討事項 売主視点で修正した秘密保持契約書 岡田 美香(シティユーワ法律事務所 弁護士) 並河 宏郷(シティユーワ法律事務所 弁護士・ニューヨーク州弁護士) 松尾 宗太郎(シティユーワ法律事務所 弁護士) 取引の検討段階で相手方に自社の情報を開示することが必要になる場合、 まず秘密保持 契約を締結する。M&A取引の際も例外ではないが、 買主主導で契約書が作成されるケー スが多いのではないだろうか。本特集では、契約書のサンプルをもとに売主視点で秘密保 持契約を検討する際の留意点を解説してもらった。売主として守りたい利益を守るために はどうすればよいのか、 ぜひ参考にしていただきたい。
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