(2) 互いのよさを認め合い、高め合う学級経営の充実 学級経営計画の他に、「道徳教育の学級における指導計画」を作成している。道徳の時 間をはじめ、様々な学習活動や学級活動などにおいて、自分の考えを臆することなく表現 することのできる学級の雰囲気づくりが大切である。お互いのよさを認め合い、一人一人 が居ごこちのよい学級となるために、次のような取組をしている。 【hyper - QU の結果から】 那須塩原市では、3年生以上の全クラスで年に2回(5月、10月)、hyper - QU を実 施している。hyper - QU は、学校生活における児童生徒および学級集団の意欲や満足度 を質問紙によって測定し、結果を分析することで、児童の人間関係を把握したり全体指導 に生かしたりすることができる。 学年でアセスメントシートを作成して、支援に取り組んでいる。 【自分のよさを書いたカードを学年全員で貼って掲示】 【1分間スピーチテーマ「おとなりさんのいいところ」】 -5- 【「わたしたちの道徳」を活用】 (3) 体験活動の充実 年間の学校行事に関連のある内容項目を、一覧表にまとめた。行事の前には、事前指 導、事後指導で内容項目を意識した指導をした。また、全校生がかかわる大きな行事で は、「行事のめあて・ふり返りカード」を活用して、体験する中での道徳的価値を意識 させた。 【七夕集会のめあて・振り返りカード】 【那須特別支援学校の友達からのお礼の手紙】 -6- 我が校の伝統的行事の一つに、那須特別支 援学校との交流の機会でもある「七夕集会」 がある。 縦割りの児童会班ごとに、支援学校の友達 と一緒に七夕飾りを飾ったり、ゲームを楽し んだり、全員で集まってダンス(支援学校の 運動会で踊ったもの)を踊ったりする活動で ある。 車椅子の友達や心身に障害のある友達との 交流であるが、児童は手をつなぎ、いろいろ 話しかけながら、楽しんでいる。 この行事では、思いやり・親切、信頼・友 情、高学年生は役割と責任の自覚を意識した めあてをもって、道徳的実践の場となる。 そして、道徳の時間に「思いやり・親切」 の内容項目での学習の時には、この行事で体 験した思いやりの心を関連づけて指導する ことができる。 【1年生 あさがおの栽培活動】 3-(2) 動植物愛護 【3年生 防災館での大風体験】 3-(1)生命尊重 【5年生 塩作り体験】 2-(2)自然愛 【2年生 りんご狩りでりんごの皮むき】 3-(2) 動植物愛護 【4年生 車いす体験】 2-(2)思いやり・親切 【6年生 化石探し】 2-(2)自然愛・2-(3)畏敬の念 【全校生 ミュージカル事前ワークショップ】 2-(3) 友情・信頼・助け合い -7-
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