平成28年度道徳教育の全体計画

平成28年度道徳教育の全体計画
福島県立塙工業高等学校 全日制の課程
生徒の実態
素朴で素直な面をもち、挨拶
がよくできる生徒が多く、資格
取得等にも積極的に取り組んで
いる。また、生徒個々の実態に
応じて、目標を定め、生活面や
学習面で努力を続けている。
学校の教育目標
教育活動全体を通じて、自律・自尊の精神に富み、たくまし
い人間の育成を図る。
生徒一人ひとりが望ましい勤労観と社会性を持ち、自ら学ぶ
意欲と創造性を高め、社会に通用する人材の育成を図る。
我が国の文化と伝統を尊重し、国際理解を深め、科学的思考
力を身に付けた人間の育成を図る。
学校・地域の実態
道徳教育の重点目標
1 基本的な生活習慣を定着させ、規範意識や道徳的実践力を高
町唯一の高校であるため、住
めることにより、公正で公平な判断力を持つ人間を育成する。
民に同窓生も多く、また、塙中
2 いろいろなものの考え方・見方を理解し、他者を受け入れる
学校と連携型中高一貫教育を実
寛容な心を持ち、人権を尊重した差別のないよりよい社会を実
施していることもあり、本校の
教育活動への地域の理解が深く 現しようとする態度を養う。
3 地域社会の一員としての自覚を持ち、地域の自然や伝統、文
協力的である。
化を尊重し、地域の発展に貢献できる人物を育成する。
4 技術者としての技術者モラルの知識を高め、技術者・管理者
としての社会的責任を自覚させ、自らの判断力と行動力を高め
る。
目指す生徒像
基本的生活習慣を身につけ、自
らを律しつつ、他者を思いやる豊
かな心を持ち、工業技術者として
必要な知識・技能を習得し、社会
に適用する生徒。
道徳教育の推進体制
各科・教科における指導
(教育課程委員会)
生徒の活動全般における指導
(生徒指導部)
総合的な学習の時間における指導
(授業担当)
家庭・地域との連携
(教務部担当)
各学年の重点目標
1学年
高校生としての自覚を持ち、挨拶や身だしなみ等基本的な生活習慣を身につけさせ、進路や資格検定などで、より高い目的
意識を持ち行動できる態度を育成する。
2学年
基本的生活習慣を定着させて欠席等を減らすとともに、規範意識を高めて「豊かな心」を育みつつ、望ましい社会性を身に
付けさせるよう努める。
3学年
人間関係と生命の大切さを認識させ、地域・学校・家庭で安全に生活させるとともに自分の役割を責任をもって果たすこと
のできる力を育成する。
各科・各教科との関連
電子
環境に配慮した新しい技術の理解を深め工業技術の発展に主体的に対応できる能力と意欲の育成に努め、技術者
としての倫理観と使命および責任感を養う。
機械
基礎・基本の知識と技術を学ぶことで、新技術への興味・関心の育成に努める。また、工業技術の諸問題を主体的、
かつ倫理観をもって解決することで、工業と社会の発展を図る創造的な能力と実践的な態度を育てる。
国語
国語を適切に表現し、的確に理解する能力を育成し、伝え合い、理解し合う力を高めるとともに、心情を豊かに
し、人間としての在り方生き方について考えようとする態度を育てる。
数学
日常の事象について、見通しをもち論理的に考察し表現する能力を伸ばすことにより、様々な状況においてどの
ように対処するかという道徳的判断力の育成に努める。
英語
英語学習を通じて、言語や様々な文化・価値観に対する理解を深め、積極的にコミュニケーションを図ろうとす
る態度の育成を図り、情報や相手の意向を理解したり自分の考えなどを表現したりする態度を育成する。
地歴・公民
歴史的な観点から、人間の生き方・在り方というものを考えさせる力を身に付けさせる。また、現代社会の諸問
題について、その本質を追究し、そこで自分が何をすべきか、どのように生きるべきかを考える態度を育てる。
理科
現代のエネルギー問題や生態系破壊等の環境問題を取り上げ、考えることにより問題を解決する資質を養うとと
もに生命を尊重し、自然環境の保全に寄与する態度を育成する。
保健体育
集団活動を通じて、コミュニケーション能力を育成するとともに、集団の中での自己の役割や安全に配慮した行
動ができる能力を養う。
家庭
人の一生と家族・家庭、子どもや高齢者との関わりと福祉、消費生活、衣食住の学習を通して、互いを尊重し合
い共生する心を身に付ける。代々伝わる生活の知恵や文化を継承する態度を理解させる。
芸術
音楽に関する様々な活動を通して、感性を磨き、創造的な表現と鑑賞の能力を高めることにより、豊かな情操を
養い、より人間らしく豊かな生活を送ろうとする態度を育てる。
生徒指導等における関連
高校生として望ましい生活習慣を身につけ、主体的に実践で
きるよう指導する。また、自他の生命と存在の尊さを理解し、
安全で安心な学校及び社会を築くための自己の役割を認識し、
行動できるように指導する。
家庭・地域との連携
・豊かな心の育成と基本的な生活習慣の確立を図るため、家庭
との連携を深める。
・地域のボランティアや行事に積極的に参加させ、共同体の一
員としての自覚を深めさせる。
特別活動との関連
様々な学校行事・ホームルーム活動・生徒会活動を通じて、誠実
で調和のとれた人間の育成を図る。
また、就業体験、主権者教育などの体験学習を通して望ましい勤
労観と社会性を身につける。
総合的な学習の時間との関連
1年:「健康とは何か」を考え、健康的な活力ある社会の構築を目指し、自他の
生命の尊重や課題解決に主体的に取り組む資質と能力を養う。
2年:自己実現のために必要な情報を適切に選び出す力を養うとともに、自分の
ものとして考察し、まとめ発表する力や他人の意見を聞く力を養う。
3年:交通や交通安全に対する技術的認識を高めることにより、交通道徳及び危
機管理に対する社会人としての望ましい態度と能力を身につける。