保健だより H28年 12月 5日 三木市立星陽中学校 12月になりました。星陽中学校ではまだ、流行の兆しは見えませんが、市内の中学校では学級閉鎖を 実施した学校もあります。 しっかり予防対策をとりましょう。シーズン初めの症状よりシーズン後半の症状の方が重いと、臨床的 に言われています。普通のかぜとインフルエンザは違います。インフルエンザは急激に症状が現われ、全 身に及びます。重症化することも多いです。また、小児から高齢者まで巻き込んで大流行するところも普 通の風邪とは異なります。早く気付き、早めの治療が大切です。 3つそろえばインフルエンザの可能性が高いです 1 地域内でのインフルエンザの流行 3 今年のインフルエンザは37度代の発熱も多いそ 2 急激な発症 倦怠感 関節痛など うです。(本来は38度以上の高熱) ※前触れとして鼻水、咳、くしゃみ <発症中の 5 つの対策> 1. かかりつけ医師の指示にしたがった治療を受ける。 2. 安静にして休養をとる。特に十分な睡眠が重要。 3. 水分を十分にとる。お茶やスープ等も可。 4. 咳やくしゃみによって、周囲に二次感染させないために不織布(ふしょくふ)製マスクを着用する。 5. 人混みや繁華街への外出を控える。 インフルエンザにかかっているかどうかを判断するためには、医療機関に受診していただくしかありません。 医療機関では「迅速診断法」という方法が開発され、3分~10 分以内で結果を知ることができるようになりま した。インフルエンザの薬は、発症から 48 時間以内の早期に服用すると、発熱期間は通常 1~2 日間短縮 され、鼻やのどからのウィルス排出量も減ります。48時間以降に服用すると十分な効果は期待できないため、 早急に受診、用法、用量、期間を守ることが大切です。 インフルエンザの原因となるウイルスは、乾燥し た状態で活発に活動します。反対に湿度 50%以上 になると活動が急激に低下します。水分補給は喉 や鼻の粘膜をうるおしてウイルスの侵入を防ぐと同 時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に 排出する作用を助けます。また、風邪をひいてしま ったら発熱や食欲低下、下痢、嘔吐などの症状によ り体からの水分排出が多くなりますので、普段以上 にきちんと水分を補給するようにしましょう。 風邪対策の王道であるうがい、手洗いに加えて水分補給も大事な予防策のひとつです。 風邪対策に水分補給 夏場は熱中症対策などでせっせと水分を補給していたのに、涼しくなってからというもの、あの熱心さは どこに行ってしまったのでしょうか?人間の体の約 60~70%は水分です。毎日食べ物や飲み物などから 2 ~2.5 リットルの水分を摂取し、尿や便、汗などで同じくらいの量の水分を体から排出しています。これは季 節が変わってもあまり変化ありません。水分補給の重要性は夏場と変わってはいないのです。 マスクの着用 厚生労働省は、感染を防ぐため、 「咳エチケット」をキーワードとした普及啓発活動を行い、マスクの 着用や人混みにおいて咳をする際の注意点について呼びかけることとしています。咳・くしゃみが出る時 は、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕 の内側などで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけ 1m以上離れましょう。 鼻汁・痰などを含んだティ ッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。 咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。 不織布製マスクの使用が推奨されています。 日テレ「世界一受けたい授業」12 月3日の放送より インフルエンザの予防に ・歯磨きで口腔の清潔を保てば、喉の粘膜を守る。 ・まいたけが免疫機能を高める。 ・口呼吸をするため筋肉を鍛える「あいうべ体操」が紹介されていました。
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