平成28年産うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量 (近畿)

平成28年11月22日公表
平成28年産うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量
(近畿)
- 収穫量は和歌山県が全国1位、奈良県が同3位 -
【調査結果の概要】
1
結果樹面積は和歌山県5,070ha、奈良県331haで、前年産に比べそれぞれ30ha(1
%)、19ha(5%)減少した。
2
和歌山県の収穫量は6万300t、出荷量は5万8,200tで、前年産に比べそれぞ
れ3,500t(5%)、3,300t(5%)減少した。これは、5月中旬以降、降水量
が少なく果実の肥大が抑制されたことや、3月27日に発生したひょう害等による。
奈良県の収穫量は1,920t、出荷量は1,830tで、開花期の天候不順で作柄の悪
かった前年産に比べそれぞれ700t(57%)、690t(61%)増加した。
3
収穫量の全国順位は、和歌山県が1位、奈良県が3位で、この2県で全国の67
%を占めている。
図1
うめの結果樹面積、収穫量及び出荷量の推移
和歌山
71.4
収穫量
70
63.8
69.0
60.3
60
61.5
58.2
収
穫
量
・
出
荷
量
2.56
出荷量
1
1.14
5.10
5.07
500
357
400
結
果
300
樹
面
積 200
結
果
樹
面
積
100
0
350
331
27
28
結
果
樹
面
積
)
)
1
1.83
(ha)
5.14
5
結
果4
樹
面3
積2
1.22
1.92
(
(
6
収穫量
0
平成26年産
27
収
穫
量
2・
出
荷
量
)
50
(千ha)
3
)
出荷量
(千t)
2.75
(
80
奈良
(
(千t)
28
平成26年産
この統計調査結果は、以下のアドレスから御覧いただけます。
【 http://www.maff.go.jp/kinki/toukei/kouhyoukekka/2016.html 】
- 1 -
表 平成28年産うめの結果樹面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量
(収穫量の全国上位5主産県)
全国
順位
対 前 年 産 比
区 分
結果樹面積
10a当たり
収 量
ha
収 穫 量
kg
出 荷 量
t
t
結果樹 10a当たり
収穫量 出荷量
面 積 収
量
%
%
%
%
全 国
15,600
594
92,700
80,800
98
96
95
95
1
和歌山
5,070
1,190
60,300
58,200
99
95
95
95
2
3
4
5
群 馬
奈 良
福 井
徳 島
1,010
331
497
141
468
579
219
214
4,730
1,920
1,090
302
4,020
1,830
986
248
100
95
100
82
88
166
94
78
88
157
94
63
89
161
93
63
注:1 主産県とは、全国出荷量のおおむね80%を占めるまでの上位都道府県及び果樹共済事業を実施する都道府県
をいい、近畿では和歌山県及び奈良県が該当する。
2 全国値については、主産県の結果を基に推計した。
図2
うめの都道府県別結果樹面積割合
平成28年産
全国結果樹面積
1万5,600ha
(100%)
その他
(56)
図3
うめの都道府県別収穫量割合
その他
(27)
和歌山
(33)
福井
(1)
奈良
(2)
群馬
(5)
群馬
(6)
福井
奈良 (3)
(2)
- 2 -
平成28年産
全国収穫量
9万2,700t
(100%)
和歌山
(65)
◎
調査結果の主な利活用
・ 果実を安定的に供給するための生産努力目標の策定及びその達成に向けた
各種対策の推進のための資料
・ 農業災害補償法(昭和22年法律第185号)に基づく果樹共済事業の適正な
運営のための資料
◎
累年データ
うめの結果樹面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量
1 和歌山
区
分
10a当たり
収 量
結果樹面積
ha
平 成 19 年 産
20
21
22
23
24
25
26
27
28(概数)
5,080
5,120
5,110
5,140
5,140
5,140
5,130
5,140
5,100
5,070
収
穫
量
kg
出
荷
量
t
1,370
1,370
1,400
1,100
1,270
1,070
1,540
1,390
1,250
1,190
t
69,600
70,100
71,500
56,500
65,300
55,000
79,000
71,400
63,800
60,300
67,000
67,600
68,800
54,300
63,000
53,100
76,100
69,000
61,500
58,200
資料:農林水産省統計部『果樹生産出荷統計』(2の統計表において同じ。)
2 奈良
区
分
10a当たり
収 量
結果樹面積
ha
平 成 19 年 産
20
21
22
23
24
25
26
27
28(概数)
収
kg
383
383
384
373
366
363
360
357
350
331
571
575
491
440
702
745
528
771
348
579
- 3 -
穫
量
出
t
2,190
2,200
1,890
1,640
2,570
2,700
1,900
2,750
1,220
1,920
荷
量
t
2,000
2,020
1,760
1,550
2,460
2,590
1,840
2,560
1,140
1,830
【調査の概要】
1
調査の目的
本調査は、作物統計調査の作況調査(果樹調査)として実施したものであり、果樹の結
果樹面積、収穫量、出荷量等の現状とその動向を明らかにし、食料・農業・農村基本計画
における果実の生産努力目標の策定及びその達成に向けた各種対策の推進、農業災害補償
法に基づく果樹共済事業の適正な運営等のための資料を整備することを目的としている。
2
調査の範囲・対象
調査の範囲は直近の全国調査年(平成26年産)における全国出荷量のおおむね80%を占
めるまでの上位都道府県及び調査対象品目に係る果樹共済事業を実施する都道府県を調査
の範囲(主産県)としている。
調査対象は調査対象品目の集出荷を行っている農協等の関係団体(関係団体調査)及び
標本経営体(標本経営体調査)とした。
3
調査事項
(1)
関係団体調査
結果樹面積及び出荷量
(2) 標本経営体調査
結果樹面積、収穫量及び出荷量
4
調査期日
収穫・出荷終了時
この調査の年産区分の主たる収穫期間は次のとおりである。
品
う
5
目
め
主たる収穫期間
平成28年6月
調査・集計方法
結果樹面積は、関係団体に対する往復郵送調査結果又はオンライン調査結果を基に、職
員又は統計調査員による巡回・見積りにより補完し算出している。
収穫量及び出荷量は、関係団体に対する往復郵送調査結果又はオンライン調査結果及び
標本経営体に対する往復郵送調査結果により算出した10a当たり収量を、必要に応じて職
員又は統計調査員による巡回及び職員による情報収集の結果により補完し、これに結果樹
面積を乗じて算出している。
6
用語の解説
(1)
結果樹面積とは、栽培面積のうち、生産者が果実を収穫するために結実させた面積を
いう。
(2) 収穫量とは、収穫したもののうち、生食用又は加工用として流通する基準を満たすも
のの重量をいう。
(3) 出荷量とは、収穫量から生産者の自家消費量、生産物を贈与した量等を差し引いた重
量をいう。
- 4 -
7
利用上の注意
統計数値については、次の方法によって四捨五入しており、合計値と内訳の計が一致し
ない場合がある。
例
8
原 数
5桁
(万)
4桁
(1,000)
3桁以下
(100)
四捨五入する桁数(下から)
2桁
1桁
四捨五入しない
四捨五入する前(原数)
12,345
1,234
123
四捨五入した数値(統計数値)
12,300
1,230
123
その他
平成28年産の数値は概数値である。確定値は農林水産省ホームページに掲載(平成29年
12月予定)するとともに、その後刊行する『近畿農林水産統計年報』への掲載を予定して
いる。
なお、確定した詳細な数値を農林水産省ホームページに掲載した後の正誤情報は、農林
水産省ホームページでお知らせする。
【ホームページ掲載案内】
○
各種農林水産統計調査結果は、農林水産省ホームページ中の統計情報で御覧いただけます。
【 http://www.maff.go.jp/j/tokei/ 】
この結果の分野別分類は「作付面積・生産量、被害、家畜の頭数など」、品目別分類は
「果樹」に分類しています。
【関連リンク】
果樹関係ページ:農林水産省>組織別から探す>生産局>園芸作物(野菜・果樹・花き)>
果樹のページ
http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/fruits/index.html
お問合せ先
◎本統計調査結果について
近畿農政局統計部生産流通消費統計課
電話:(代表)075-451-9161 内線2653
(直通)075-414-9650
FAX:
075-417-2067
◎農林水産統計全般について
近畿農政局統計部統計企画課
電話:(代表)075-451-9161 内線2623
(直通)075-414-9620
FAX:
075-417-2067
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