平成27年度後期高齢者医療保険料収納率が、99%を下回っていた市の 収納率向上に向けた改善計画について 平成27年度 収納率 99%を下回っていた 6市の平均収納率 98.75 % 【参考】 平成27年度府内全体の目標収納率 府内全体の収納率 99.09% 99.20 % 収納対策の取組みにおける問題点 ・ 後期高齢者医療保険の滞納者は、それ以前に加入していた国民健康保険も滞納している場合が多く、また、高 齢化に伴い納付資力も下がっているため、トータル的に滞納状況の改善を行う必要があることから徴収が困難 になる ・ また、介護保険料が上がったことにより、後期高齢者医療保険料の納付方法が特別徴収から普通徴収へと変 更になった人も初期滞納者につながっていく。 ・ 後期高齢者医療制度に移行する年の保険料の徴収は、普通徴収による方法であることから、それまでの国民 健康保険料等を年金特徴や口座振替により納付していた人は、納付方法が変更になってしまったことの認識が なく初期の滞納者へとつながっていく。 ・ 被保険者の増加に伴い、窓口や電話対応業務も増加しているなか、限られた人員で対処していかなければな らず、滞納者個人に合ったきめ細やかな対応や、踏み込んだ滞納整理業務にまで行き届かない恒常的なマン パワー不足。 平成28年度に実施する新たな収納対策の取組み ○ 初期滞納の防止 ・ これまで未納がなく、10月以降に未納が発生している者は、特別徴収から普通徴収に変更となっているもの の、そのことに気づかずに未納となっている場合が多いことから、対象者を抽出し、制度説明及び納付勧奨 を実施する。 ・ 口座振替不能通知書を送付し納付漏れを防ぐ。 ○ 民間事業者の活用 ・ コールセンターによる納付勧奨を実施する。 ・ 国保事業と協働で、初期滞納者の解消を目的とした「訪問催告等業務委託」を実施する。 ○ 徴収方法の見直し ・ 特別徴収から普通徴収(口座振替)へ納付方法を変更した人のうち、その後の保険料の振替納付ができなく なって滞納につながった場合には、徴収方法を元の特別徴収に戻して保険料を徴収する。 ○ 滞納処分の実施 ・ H25~H27年度分の滞納額上位をリストアップし、優先的に滞納整理(処分)を実施する。 ○ 組織体制等の強化 ・ 国税や府税の経験のあるアドバイザーを嘱託職員として雇用し、収納率向上の強化を図る。 ・ 後期高齢者医療担当における財産調査や差押え等滞納処分を実施できる体制を構築していく。 ・ 庁内外で実施されている滞納債権対策に関する研修に、より積極的に出席し、知識や技術の習得を図る。
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