第30回 - 筑波大学

人間系コロキアム
筑 波 大 学
人間系コロキアム
途上国におけるインクルーシブ教育の
受容実態と課題
第3 0 回
2016年
1 2 月1 4 日( 水 ) 12:15∼13:15
文科系修士棟
8B210
学 群 、大 学 院 の 学 生
および 一 般 の 方 の 参 加も
歓 迎し ま す
共催
人間学類35周年記念事業
お問い合わせ
人間系研究戦略委員会
(コロキアム運営担当)
[email protected]
講師:川口 純
筑波大学人間系教育学域助教
2015年5月に国際的合意を得たインチョン宣言では
「教育の包括性」がキーワードの1つとなった。また、
同年9月には「インクルーシブで公正な質の高い教育と
生涯学習の機会を万人に提供すること」が、SDGs(持
続可能な開発目標)の第4目標である「Education 2030」
のテーマとして採択された。背景には、サラマンカ声
明に代表されるように「インクルーシブ教育こそがEFA
達成のために最も効果的な教育形態であり、かつ費用
対効果が高い」と国際的に喧伝されたことがある。
しかしながら、インクルーシブ教育の導入以前に、
途上国では「教師不足という課題」を抱えている
(UNESCO 2005) 。また、教員養成を初め、教科書、カ
リキュラム、教具等が未整備なため、 途上国において
は、インクルーシブ教育を導入しても却って粗雑な投
げ捨て教育 (Dumping Education) になる場合が多い
(Armstrong 2010)と指摘されている。
このような背景を踏まえて、本発表では南アジアと
アフリカでの現地調査を基に、途上国が「如何にイン
クルーシブ教育を導入しようとしているのか」につい
て、その実態と課題について報告し、参加者と今後の
インクルーシブ教育の発展について議論したい。
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