1 主 文 2 審議経過 3 答申に当たっての考え方

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平成28年11月24日
一宮市長
中野
正康
様
一宮市特別職報酬等審議会
会長
豊島
半七
一宮市議会議員の報酬月額及び
一宮市特別職の給料月額について(答申)
平 成 28 年 10 月 3 日 付 け 28 一 宮 人 事 発 第 103 号 で 諮 問 の あ っ た 一 宮 市 議
会 議 員 の 報 酬 月 額 及 び 一 宮 市 特 別 職 の 給 料 月 額 に つ い て 、一 宮 市 特 別 職 報 酬
等 審 議 会 設 置 条 例( 昭 和 39 年 一 宮 市 条 例 第 46 号 )第 9 条 の 規 定 に よ り 次 の
とおり答申する。
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主
文
一 宮 市 議 会 議 長 、副 議 長 及 び 議 員 の 報 酬 月 額 並 び に 市 長 及 び 副 市 長 の 給
料月額については、現行の額を据え置くことが適当である。
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審議経過
第1回審議会
平 成 28 年 10 月
3 日開催
第2回審議会
平 成 28 年 10 月 21 日 開 催
第3回審議会
平 成 28 年 11 月
第4回審議会
平 成 28 年 11 月 24 日 開 催
4 日開催
答 申 に 当 たっ て の 考 え 方
本 審 議 会 は 、平 成 28 年 10 月 3 日 に 設 置 さ れ 、市 長 か ら 諮 問 を 受 け た 市
議 会 議 長 、副 議 長 及 び 議 員 の 報 酬 月 額 並 び に 市 長 及 び 副 市 長 の 給 料 月 額 に
ついて、4回にわたり審議会を開催した。
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審 議 に あ た っ て は 、市 民 所 得 推 計 や 家 計 調 査 、勤 労 統 計 調 査 の 結 果 か ら
こ の 地 方 の 社 会 経 済 状 況 を 考 察 す る と と も に 、最 近 の 人 事 院 勧 告 の 内 容 や 、
本 市 の 財 政 状 況 、職 員 の 平 均 給 与 、県 内 各 市 や 全 国 の 同 規 模 都 市 の 報 酬 月
額 及 び 給 料 月 額 を 斟 酌 し 、各 委 員 と も 厳 正 、公 正 、中 立 の 立 場 か ら 真 摯 な
審議を重ねた。
全 国 の 同 規 模 都 市 と 比 較 す る と 議 員 報 酬 が 低 い と い う 結 果 か ら 、引 き 上
げ を 行 う と い う 意 見 も あ っ た が 、民 間 給 与 と 国 家 公 務 員 の 較 差 を 示 す 人 事
院 勧 告 に お い て 3 年 連 続 で ア ッ プ 勧 告 が な さ れ て お り な が ら 、当 市 の 一 般
職 の 平 均 給 料 月 額 は 下 が り 続 け 、部 長 職 平 均 給 料 月 額 と 議 員 報 酬 月 額 と の
差 が 開 き 続 け て い る こ と も 指 摘 さ れ た 。ま た 、人 口 減 少 時 代 に 転 じ よ う と
しているなかで、単に人口規模だけで他市と比較していくことの是非や、
実質的な市債負担が減少傾向にありながらも依然として県内では財政力
指 数 が 高 く な い な ど 、財 政 状 況 は 楽 観 視 で き な い こ と か ら も 人 件 費 を 含 め
た経常経費を抑えていく必要性についても論議された。
こうした中、当市の財政状況を含めた経済情勢や市民感情などからも、
平 成 27 年 度 の 改 定 額 か ら 更 に 引 き 上 げ を す る ま で の 状 況 に は 至 っ て は お
ら ず 、報 酬 月 額 及 び 給 料 月 額 を 据 え 置 く こ と が 妥 当 で あ る と の 結 論 に 達 し 、
今回の答申に至ったものである。
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付帯意見
平 成 25 年 に 特 別 職 報 酬 等 審 議 会 設 置 条 例 が 改 正 さ れ 、 政 務 活 動 費 が 審
議 の 対 象 外 と な っ た が 、政 務 活 動 費 に お い て は 使 途 の 正 当 性 に つ い て 全 国
的 に 話 題 と な っ て い る 。市 議 会 議 員 に お か れ て は 、支 給 額 の 水 準 に つ い て
第 三 者 機 関 の 意 見 を 聞 く 場 も な い こ と を 自 覚 し た う え で 、他 の 自 治 体 で 報
道 さ れ て い る よ う な 疑 念 を 市 民 に 抱 か せ な い よ う 、引 き 続 き 適 切 な る 執 行
を 心 が け る と と も に 、政 務 活 動 費 を 積 極 的 か つ 明 確 に 公 表 し て い か れ る こ
とを望む。
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おわりに
本 市 が 、尾 張 地 方 の 中 核 都 市 と し て 、ま た 、活 気 に 満 ち た 安 心 安 全 な 明
る い ま ち と し て 、さ ら な る 発 展 を 遂 げ て い く た め に は 、今 後 も よ り 一 層 質
の 高 い 行 政 運 営 を 推 進 し て い く 必 要 が あ る 。市 議 会 議 員 及 び 市 長 を は じ め
と す る 行 政 が 一 丸 と な っ て 、今 後 も 引 き 続 き 行 財 政 改 革 と 経 費 節 減 を 推 し
進 め る こ と は も と よ り 、市 民 の 付 託 に 応 え る べ く 、本 市 の ま す ま す の 繁 栄
と 住 民 福 祉 の 一 層 の 増 進 の た め 、職 務 に 精 励 さ れ る こ と を 大 い に 期 待 し て
やまないものである。
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写
一宮市特別職報酬等審議会委員
会
長
豊
島
半
七
会長職務代理者
牛
田
幸
夫
委
櫻
井
征
夫
河
村
正
夫
稲
垣
敏
志
五
藤
政
尋
二
俣
勝
美
堀
部
恵美子
岡
西
美
子
橋
本
博
利
員
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