サステナビリティレポート Sustainability Report 2 016 −WE B 版 − 人権の尊重 人権の尊重 ………………………………………… 218 - 216 - 人権の尊重 基盤的CSR ⼈権の尊重 グローバルに事業を展開するメーカーの場合、ビジネスが⼈権に及ぼすマイナスの影響とし て、⼯場からの排出ガスや排⽔による⼤気・⽔質汚染を原因とする、地域住⺠の健康被害や⽣態 系の破壊、サプライヤでの児童労働・強制労働などの可能性が考えられます。 国連が発表した「ビジネスと⼈権に関する指導原則」をはじめとして、サプライチェーン全体 で、⼈権を保護し、尊重する取り組みが多国籍企業には求められています。 ダイキングループは、各国・地域の法令等を踏まえ、⼈権に関するさまざまな国際規範を理解し、基本的 ⼈権を尊重します。 ⼈権や労働などに関する普遍的な原則を⽀持し実践する「国連グローバル・コンパクト」に参加すると同 時に、「グループコンプライアンス指針」で、⼈権や多様な価値観、勤労観を尊重するとともに、児童労 働、強制労働を認めないことを定めています。 ⼈権の尊重 ダイキングループは、各国・地域の法 令等を踏まえ、⼈権に関するさまざま な国際規範を理解し、基本的⼈権を尊 重します。 - 217 - 人権の尊重 ⼈権の尊重 ⼈権の尊重 ⽅針、遵守の体制 グローバル・コンパクトに基づく⾏動指針で⼈権に配慮 ダイキングループは、各国・地域の法令等を踏まえ、⼈権に関するさまざまな国際規範を理解し、基本的⼈権を尊重 します。 ⼈権や労働などに関する普遍的な原則を⽀持し実践する「国連グローバル・コンパクト」に参加。「グループコンプ ライアンス指針」では、⼈権や多様な価値観、勤労観を尊重するとともに、児童労働、強制労働を認めないことを定め ています。 グローバル・コンパクトへの参加(P42) ビジネスが⼈権に与える影響例 ⼯場・サイト建設 ⼤規模サイトを建設したことにより、地域の環境に影響し、地域住⺠に被害を与 える サプライヤが、児童労働や強制労働を疑われる 調達 ⽣産 コンゴおよびその隣接国を原産とする鉱物を、サプライヤが使⽤していないか開 ⽰を求められる 海外現地法⼈が、現地の労働基準を超えて労働者に残業をさせたり、最低賃⾦を 下回った賃⾦を⽀給する ⼯場の排出ガス・排⽔が⼤気・⽔質汚染を起こし、地域住⺠の健康に害を及ぼす 販売 販売した製品をユーザーが誤って使⽤したため、地域住⺠の⼈権を侵害する - 218 - 人権の尊重 ⼈権尊重の取り組み 「⾃⼰点検」で取り組み確認 国内のダイキングループは、「企業倫理ハンドブック」の中に遵守すべき法規制と⾏動をまとめた「グループコンプ ライアンス指針」を定めており、職場での⼈権尊重も明記しています。また、毎年、コンプライアンスの観点から実施 している「⾃⼰点検」の中に⼈権尊重についても項⽬を設け、⼈権侵害などの問題が起きていないかを確認していま す。 海外グループ会社でも、「グループコンプライアンス指針」に基づいて各社独⾃の「企業倫理ハンドブック」を作成 しており、職場での⼈権尊重の徹底を推進しています。 このほか、グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンの活動に参加し、グローバルな⼈権問題について他社 の実践や専⾨家から学び、⾃社の取り組み向上につなげています。 2016年度には、サプライチェーンにおける⼈権の尊重も含む「サプライチェーンCSR推進ガイドライン」を作成す る予定です。 ⼈権教育 定期的な啓発・点検によって⼈権意識を向上 ダイキン⼯業は、⼈間を尊重し、差別をしない職場⾵⼟づくりをめざし、⼈権問題の啓発活動に取り組んでいます。 ダイキン⼯業は、毎年、全役員・関係会社を含む新⼊社員・新任基幹職・中堅社員を対象とする啓発研修を実施する ほか、社内報に⼈権シリーズの記事を掲載して、⼈権への意識を⾼めています。また、ダイキンアメリカ社では、同僚 を尊重する職場環境づくりに焦点を置いた教育を、全従業員に毎年実施しています。 ハラスメントの防⽌ セクハラ・パワハラ防⽌のための研修を実施しています ダイキン⼯業の「コンプライアンス⾏動指針」では、「職場での⼈権・多様性の尊重と労働関連法令の遵守」を掲 げ、セクシャルハラスメントやパワーハラスメントがない公正で明るい⽣き⽣きとした職場づくりに努める「⼈権の尊 重」を⽅針としています。 - 219 - 人権の尊重
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