大腸がん検診仕様書(187KBytes)

交野市大腸がん検診業務仕様書
1.事業名
大腸がん検診業務
2.目的
がん対策として検診を実施し、早期発見・早期治療につなげる。
3.対象者
40歳以上の市民
4.業務内容
「健康増進法」第 19 条の2及び「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための
指針」に基づき、交野市が指定する日時及び場所に受託者が出向き、大腸がん検診を
集団方式で行うものとし、以下の関連業務を含めるものとする。
(1)大腸がん検診に関する業務
項目
内容
1)検診項目
問診及び便潜血検査とする。
2)問診
現在の症状、既往歴、家族歴、過去の受診状況等を聴取する。
3)便潜血検査
① 検査は、免疫便潜血検査 2 日法を行う。
② 便潜血検査キットのキット名、測定方法(用手法もしくは自動分析装置
法)
、カットオフ値(定性法の場合は検出感度)を明らかにする。
③ 大腸がん検診マニュアル(2013 年日本消化器がん検診学会刊行)に掲載さ
れた方法に準拠して行う。※
※測定原理により様々な検査キットがあり、判定は機械による自動判定の
他に目視判定がある。検査キットの使用期限を守ると共に、日々、機器及
び測定系の精度管理に務めなければならない。
④ 検体回収後原則として 24 時間以内に測定する(検査提出数が想定以上に
多かった場合を除く。
4)検体の取扱い ① 採便及び検体の保存方法や大腸がん検診の有効性等についてチラシやリ
ーフレットを便潜血キットに添付する。
② 採便後即日(2 日目)回収を原則とする。ただし、検診 1 週間後、2 日間
の提出期間中に、市に提出された採便容器を回収すること。
③ 受診者から検体を回収してから自施設で検査を行うまでの間あるいは検
査施設へ引き渡すまでの間、冷蔵保存する。
④ 検査施設では検体を受領後冷蔵保存する。
5)記録の保存
検診結果は年度末より 5 年間は保存し、その後適切な方法で破棄する。
6)検診結果報告 ① 検診結果は、実施後 20 日以内に、市保管用、実施日毎の結果一覧、また受
診者が便潜血陽性の場合は、要精検者の精密検査依頼書等を交野市に提出
する。
② 要精密検査となり、至急医療受診が必要な場合は、速やかに交野市に報告
する。
③ 結果の郵送に係る経費については、委託料に含む。
④ 検診結果の通知書式及びその発送内容等の詳細については、別途協議の上
で決定する。
⑤ 交野市が指定する方法で電子データに変換し、速やかに電子媒体を用いて
報告する。
⑥ 電子媒体の結果報告は、提出前に必ずコンピューターウイルスの検索を行
い、ウイルス感染していないことを確認し、交野市に提出する。
7)事業評価に関 ① チェックリストやプロセス指標などに基づく検討を実施する。
する検討
② がん検診の結果及びそれに関わる情報※について、交野市から求められた
項目を全て報告する。
※「がん検診の結果及びそれに関わる情報」とは、地域保健・健康増進事
業報告に必要な情報を指す。
8)その他
① 検診全体の流れを円滑とするよう努めること。
② 検診に関するトラブルについては、直ちに交野市に報告し、その対処に
ついては交野市の指示に従うこと。
③ 検診に係わる必要物品(採便容器・封入袋・採取方法説明書等)を準備し、
事前に搬入すること。
④ 受診票(問診表)は、交野市が希望する項目を含んだ書式で準備するこ
と。
⑤ 施設内の備品等を使用する必要がある場合は、事前に申し出ること。
⑥ 受診者のプライバシー並びに個人情報の保護に努めること。
(2)費用請求等その他の業務
1)検査費用の請求
毎月の業務完了分を翌月 10 日までに、交野市健やか部健康増進課に請求すること。
2) 業務実施報告
交野市から依頼があった場合は、交野市が指定する様式により、業務実施報告書を
作成し、提出すること。
3) その他
詳細な事項及び変更が必要な事項については随時協議する。