ボジョレー・ヌーヴォー2016へ Vinyard report from BEAUJOLAIS, FRANCE ~フランス・ボジョレーから 葡萄畑たより~ 今年のボジョレーヌーヴォー解禁日は、2016年11月17日。 今年も優れた品質のボジョレーワインを造るため、ワインメーカーたちの様子をお知らせします。 2016年1月は、平均気温をやや上回る穏やかな気温で、雨量測定はこの時期では33.5mmを上回る雨が多めでした。 ワインメーカーたちは、休眠期に葡萄畑で「プルーニング(剪定)」の作業をします。 プルーニングとは、茎や枝、葉っぱなどを切り取ってしまう作業のこと。 秋の収穫が終わって葉っぱが落ちたあと、春になって芽が出てくる前、冬に行われるのが一般的です。 その土地の条件により、剪定方法が違い、適した栽培ができるように形成します。 【ボジョレー・ヴィラージュがつくられる「ボジョレー北部」でのプルーニング】 「ゴブレ」方式 株仕立て 2つの枝から4-5つの芽が伸びる ゴブレ方式でのツルが伸びる様子(2016年3月撮影) 【「ボジョレー南部」でのプルーニング】 「ギヨー」方式・「ドゥーブルコルドン」方式 株から伸びる梢には8つの芽がでる(2016年2月撮影) コルドン方式でのツルが伸びる様子(2016年3月撮影) 2月末~3月初めに、長いつるをワイヤーに結ぶ作業をしていきます。 茎がしなやかに、スムーズに、ワイヤーへ沿うように、雨の日の間を狙って作業をします。 剪定作業をしながら、有機肥料を撒き土壌のメンテナンスもおこないます。 このような作業が気候が温かくなるまでの間、しばらく続いています。
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