平成 28 年 11 月 16 日 平成 28 年度 当会実施事業に関するアンケート調査の結果について 一般社団法人 日本舶用工業会 当工業会は、会員企業に対して恒例の標記調査を実施し、その結果を別紙のとおり取りまとめた。 (調査対象 251 社、 回答 138 社。回答率 55.0%)概要は以下のとおり。 1.総体的業況等 ・ 「変わらない」との回答が最も多かったが、昨年に比べ「良い」 、 「変わらない」が減少し、 「悪い」 「大変悪い」が増 加している。また、昨年の「大変良い」 (3 社)は今回の調査ではゼロであった。受注、売上高、営業利益について も、昨年に比べ「増加」「横ばい」が減少し、 「減少」が増えている。 ・当面の課題については、 「仕事量の確保」が最も多く、次いで「コストダウン・生産性向上」、 「技術開発・製品開発」、 「人材確保・育成」と続いている。 2.技術開発 ・技術開発の方向性では「環境に優しい機器の開発」が最も多く、次いで「省エネ機器の開発」、 「低価格製品の開発」 、 「ユーザーニーズ」となっている。また、必要とする技術開発体制の支援方法では「ユーザーとの連携」との回答 が最も多く、 「大学や研究機関との連携」「同業他社や他業種との連携」が続いている。 3.人材確保・養成 ・昨年と同様「中途採用」が「新卒者採用」を上回っている。新卒の採用状況では、 「ほぼ求人どおり」が最も多く、 次いで「求人していない」、「求人に対する採用実績僅か」の順であった。人材の確保状況では技能者、技術者とも に、 「やや不足」との回答が最も多かった。 ・外国人実習生の受け入れでは、 「団体監理型」の受け入れとの回答が「企業単独型」より多かった。実習生の国籍で は、「ベトナム」、「フィリピン」、「インドネシア」「中国」の順で多い。今後の計画でも「ベトナム」との回答が最 も多く、「フィリピン」 、「ミャンマー」と続いている。 4.グローバル展開 ・今後有望とみられる市場は「インドネシア」との回答が最も多く(前回 2 位) 、次いで「シンガポール」 、 「中国」 (1 位) 、「ベトナム」(5 位)の順となっている。 ・注目している造船市場に関する問いでは、 「ガス船」との回答が最も多く、次いで「コンテナ船」 、 「フェリー」 、 「タ ンカー」、 「オフショア」「バルクキャリアー」と続いている。 ・海外市場開拓に関して必要とする情報では、 「船主・造船所など現地企業の概要」との回答が最も多く、次いで「最 新の現地海事産業情報」 、「政策や規制動向」であった。 ・当会の海外関係事業に期待することについては、 「市場動向など情報提供」が最も多く、次いで「海外顧客訪問・視 察の実施」 、「海外セミナーの実施」、 「新規展示会への参加」となっている。 5.オフショア ・参入への障壁については、 「社内体制」との回答が最多で、次いで「海外拠点の設置」、 「製品の改良」 、 「API 等ルー ルへの対応」「実証実験」が続いている。また、当会へ期待する支援については、「市場動向などの情報提供」に次い で「顧客との対話の機会の提供」が多かった。 以 上 平成28年11月16日 平成28年度 当会実施事業に関するアンケートの結果について 一般社団法人 日本舶用工業会 回答数: 138社(251社中) 1.事業環境 本年度 来年度 1-1 総体的業況 【参考】平成27年度 総体的業況 0 0 大変良い 良い 大変良い 12 5 43 36 悪い 大変悪い 48 0 40 25 57 60 80 大変悪い 1 2 無回答 1 1 0 100 20 40 増加 15 13 14 悪い 48 25 減少 20 40 パーセント 60 80 100 60 80 100 36 7 7 無回答 64 64 52 3 4 大幅減少 無回答 0 12 5 横ばい 19 2 4 大変悪い 100 1 0 大幅増 0 0 1 3 変わらない 80 1-3 操業度 1-2 海外進出企業の業況 良い 60 パーセント パーセント 大変良い 66 14 15 悪い 43 7 20 16 変わらない 1 1 無回答 3 良い 変わらない 4 1 0 20 40 パーセント 1-4 受注 1-5 売上高 0 1 大幅増 1 0 大幅増 12 増加 14 増加 4 40 42 横ばい 44 43 横ばい 44 43 減少 6 36 減少 41 3 大幅減少 1 0 無回答 4 大幅減少 9 8 2 2 無回答 0 20 40 60 80 100 0 20 40 パーセント コストダウン 増加 74 新製品開発・製品改良 7 50 輸出の増加 40 40 減少 69 円安 42 42 横ばい 42 他分野での事業 32 設備投資・更新・生産拡大 5 9 22 新規制・規則の施行 1 1 0 78 国内販売の増加 12 無回答 100 1-7 業績にプラスとなる要因 (複数回答可) 0 0 大幅減少 80 パーセント 1-6 営業利益 大幅増 60 20 40 パーセント 60 80 100 21 原油安 8 人員増員 8 その他 7 0 20 40 60 回答数(社) 80 100 1-8 業績にマイナスとなる要因 (複数回答可) 1-9 当面の課題について (複数回答可) 国内販売の減少 86 製品販売価格の低下 86 コストアップ 仕事量の確保 コストダウン・生産性向上 技術開発・製品開発 人材確保・育成 海外事業展開の促進 他分野への事業展開 設備投資・更新 納期対応 他社との連携強化 オフショア分野での事業展開 その他 76 輸出の減少 44 人件費の高騰 37 人員不足 26 原油安 15 円安 12 設備不足 9 他分野での事業 2 その他 8 0 20 40 60 80 96 90 88 81 32 31 25 21 17 9 3 0 100 20 40 60 回答数(社) 80 100 回答数(社) 2.技術開発関連 2-2 過去5年の技術開発資金の調達方法 (複数回答可) 2-1 研究開発投資 0 0 大幅増 14 13 増加 66 64 横ばい 11 14 減少 0 0 大幅減少 9 9 無回答 0 20 40 パーセント 60 80 100 自社費用で開発 日本財団からの助成 国土交通省からの助成 経済産業省からの助成 NKからの助成 地方自治体からの助成 JRTTからの助成 一般企業からの助成 船主からの助成 その他 113 18 11 10 9 6 2 1 0 3 0 20 40 60 回答数(社) 80 100 120 2-4 必要とする技術開発体制の支援方法 (複数回答可) 2-3 現在の技術開発の方向性 (複数回答可) 環境に優しい機器の開発 52 省エネ機器の開発 51 低価格製品の開発 ユーザーと連携 20 44 ユーザーニーズ 34 舶用製品のIT化 28 メンテナンス性重視の製品開発 28 舶用製品の新分野 大学や研究機関との連携 15 同業他社や他業種との連携 11 22 舶用アプリケーションの開発 システムやパッケージ型に技術開発 17 新素材を活用した製品の開発 7 15 オフショア向け製品の開発 その他 14 その他 8 0 0 10 20 30 40 50 60 70 80 2-5 必要とする開発した技術や製品のPR活動の方法 (複数回答可) 展示会等への出展 68 業界紙へのプレスリリース 55 新製品発表会やセミナーの開催 33 弊会広報誌「舶」への掲載 20 弊会広報誌「Jsmea News」への掲載 17 8 0 20 40 回答数(社) 60 80 10 20 回答数(社) 回答数(社) その他 3 30 3.人材確保・養成関係 技能工等の技能者 設計・開発等の技術者 3-1 人材の確保状況 3-2 新卒の採用状況 6 5 充足 やや充足 12 求人通り 8 6 16 32 33 ほぼ求人通り 49 48 やや不足 19 不足 24 28 採用実績僅か 29 その他 6 7 無回答 20 40 60 80 100 パーセント 中途採用 124 新卒者採用 99 退職者の再雇用 60 派遣社員の活用 48 外国人技能実習生の受入れ 13 0 20 40 60 0 20 40 60 パーセント 3-3 人材確保の方法 (複数回答可) 0 0 0 無回答 0 その他 29 28 求人していない 5 4 80 回答数(社) 100 120 140 80 100 4.外国人技能実習生 ①外国人技能実習生を受け入れている場合 4-1 受け入れ形態 4-2 受け入れ実習生の国籍(複数回答可) ベトナム 団体監理型 14 7 中国 4 フィリピン 4 インドネシア 企業単独型 4 タイ 7 1 ミャンマー 0 その他 0 10 20 回答数(社) 2 0 10 回答数(社) 4-3 受け入れ職種(複数回答可) 溶接 仕上げ 鋳造 機械加工 塗装 鉄工 機械保全 鍛造 ダイカスト 金属プレス 板金 メッキ アルミニウム 機械検査 電子機器組立 電気機器組立 プリント配線 その他 20 4-4 実習生の確保状況 8 5 4 4 充足 2 20 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 不足 0 5 0 0 10 回答数(社) 20 10 回答数(社) 20 4-5 今後の実習生の受入れ予定 同規模で受け入れ 4-6 実習生受け入れ後に感じている問題 (複数回答可) 17 言語 受け入れを行わない 14 生活習慣の相違 3 8 技能レベルが低い 受け入れ人数拡大 1 2 勤務態度 受け入れ人数縮小 1 0 その他 0 10 20 3 0 10 回答数(社) 20 回答数(社) ②外国人技能実習生を受け入れを計画または検討している場合 4-7 受け入れ形態 4-8 受け入れ実習生の国籍(複数回答可) ベトナム 団体監理型 9 フィリピン 8 4 ミャンマー 企業単独型 6 2 中国 1 インドネシア 1 タイ 1 その他 0 10 回答数(社) 20 0 0 10 回答数(社) 20 4-9 受け入れ職種(複数回答可) 溶接 鋳造 機械加工 仕上げ 塗装 鉄工 機械検査 電気機器組立 鍛造 ダイカスト 金属プレス 板金 メッキ アルミニウム 機械保全 電子機器組立 プリント配線 その他 4-10 実習生を受け入れる目的(複数回答可) 5 4 4 4 国内労働力の確保 17 3 1 1 1 コストダウン 0 0 0 0 0 0 0 0 0 9 現地自社工場等における技能レベルの向上 6 その他 3 2 0 0 10 回答数(社) 10 20 20 回答数(社) 5.グローバル展開関係 5.グ ル展開関係 5-1 製品輸出 5-2 今後有望と見ている市場(複数回答可) 0 0 大幅増 4 3 増加 横ばい 22 25 減少 7 大幅減少 28 29 9 36 37 無回答 0 20 40 パーセント 60 80 100 インドネシア シンガポール 中国 ベトナム インド フィリピン マレーシア タイ ロシア 台湾 ミャンマー 韓国 ブラジル アメリカ その他 34 32 30 28 22 19 12 11 11 10 9 8 5 4 6 0 10 20 30 回答数(社) 40 50 5-3 注目している新造船市場(複数回答可) ガス船 コンテナ船 フェリー タンカー Ro-Ro バルクキャリア オフショア(リグ、… オフショア支援船 一般貨物船 PCC 作業船 漁船 河川航行船 クルーズ船 その他 5-4 「一般商船・船主」の主な顧客先(複数回答可) 52 シンガポール 35 33 32 39 中国 25 28 ノルウェー 27 香港 20 24 ドイツ 18 22 イギリス 16 16 15 インドネシア 9 9 15 マレーシア 11 オランダ 6 9 カナダ 7 10 40 ギリシャ 22 22 0 40 台湾 9 アメリカ 20 30 40 50 60 8 その他 回答数(社) 7 0 10 20 30 40 50 回答数(社) 5-6 「機器メーカー」の主な顧客先(複数回答可) 5-5 「造船所」の主な顧客先(複数回答可) 中国 韓国 台湾 シンガポール インドネシア マレーシア フィリピン タイ ドイツ ベトナム アメリカ トルコ オランダ ロシア ノルウェー ミャンマー その他 52 韓国 41 29 16 16 ドイツ 7 10 ノルウェー 6 6 アメリカ 5 4 イギリス 4 4 3 オランダ 3 3 3 2 2 2 1 1 インド 0 ベトナム 0 フィリピン 0 タイ 0 ロシア 0 その他 5 0 18 中国 10 20 30 回答数(社) 40 50 60 5 0 10 20 回答数(社) 30 5-7 「オフショア関連の船主・造船所」の主な顧客先 (複数回答可) シンガポール 5-8 「漁船」の主な顧客先(複数回答可) 台湾 中国 韓国 フィリピン ノルウェー ベトナム スペイン オランダ トルコ インド タイ デンマーク アイスランド イギリス フランス その他 31 ノルウェー 13 アメリカ 9 中国 9 マレーシア 5 イギリス 4 ドイツ 3 インドネシア 3 オランダ 2 その他 7 0 10 20 30 40 50 回答数(社) 14 13 11 3 3 2 2 2 2 1 1 1 0 0 0 2 0 10 回答数(社) 20 55-10 10 海外市場開拓に関して必要とする 海外情報(複数回答可) 5-9 今後の海外進出計画 特に計画していない 58 船主 造船所など現地企業の概要 船主・造船所など現地企業の概要 52 最新の現地海事産業情報 進出済みであるが、現状維持 36 43 政策や規制動向 進出済みであるが、拡大を計画している 14 新規参入を計画している 政治・経済など一般情報 19 他国企業の進出情報 8 0 24 20 40 回答数(社) 60 18 その他 2 0 20 40 回答数(社) 60 6.オフショア関係 6-2 興味のあるオフショア分野(複数回答可) 6-1 オフショア分野への参入 リグ、FPSO等 実績もなく、今後参入の予定もない 38 57 新たに参入したい PSV、AHTS等 13 実績はあるが、現在は撤退している ROV,サブシー等 4 既に参入している 5 その他 0 0 33 10 20 30 40 50 4 0 60 10 20 回答数(社) 6-3 オフショア分野参入への障壁(複数回答可) 社内体制 12 製品の改良 40 50 6-4 オフショア分野の市場開拓のための重要点 (複数回答可) 18 海外拠点の設置 30 回答数(社) 営業活動 39 11 実績のある企業やオフショア関連企業等との連携 API等ルールへの対応 8 実証実験 8 ドキュメントの作成 新技術開発 25 関係者へのPR 7 工場生産設備 26 3 19 日本機器の使用を想定した設計図面の構築 その他 18 11 その他 0 10 回答数(社) 1 20 0 10 20 30 回答数(社) 40 50
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