事業投資モデルから 事業経営モデルへのシフトとは

「中期経営戦略 2018」 Q4
事業価値
三 菱 商 事が
主 体 的にリードして、
事 業 構 造を改 革
三菱商事の「経営力」
を活かした価値創造
成長の
原動力
パートナーの強みと
三菱 商 事の強みを
組み合わせ、
新たな価値を創出
事 業 再 生により
企 業 価 値を向 上
事業経営
Q
事業投資
主 体 的に強みや機 能を発 揮し、
事 業 価 値を創 出
経 営への関 与により、価 値を高める
トレーディング
実 業に深く根 差し、優 位 性を有する事 業
時間
事業投資モ デ ル か ら
事業経営モ デ ル へ の シ フ ト と は 、
具体的にどういうことで し ょ う か ?
4
先端技術
( AI 、IoT )との
組 合せによる
事 業の成 長
これまでの成長の源泉を「投資」に求める発想を転換し、事業の
中に入り、三菱商事の「経営力」をもって主体的に価値を生み出し、
成長していくことを推進し、次世代をけん引する事業基盤の構築
を目指します。 これまでの事業投資モデルにおいても、出資比率に応じた議決権・拒否権を確保し、投資先の経営に主体的に参加してきました。
事業経営モデルでは、三菱商事の強みをベースに、より深く経営に入っていくことで、事業を変革して新たな価値を創出したり、合
従連衡等により事業構造を改革したり、事業再生により企業価値を向上させていくことを目指します。
事業経営モデル実現の鍵は、いかに経営能力の高い人材をより多く育成・輩出していけるかだと考えています。環境の変化に柔軟
に対応できる想定力を有し、投資先の経営を主体的に行える人材をイメージしていますが、当社グループの関係会社は現在 1,000 社
を超えますので、人材が育つ「場」は十分にあると考えます。これまで以上に経営能力のある人材を多く輩出し、その人材が新たな
事業を生み出すことでさらに多くの成長の「場」が生まれる好循環を実現していきます。これが次世代の事業基盤を構築し、当社グ
ループ全体の企業価値を高めていくことにつながると思っています。
⇒経営人材育成につきましては三菱商事の人事施策の考え方(P.46)と施策取組ページ(P.79、83、87、91)をご覧ください。
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MITSUBISHI CORPORATION INTEGRATED REPORT 2016
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