株 主 の 皆 様へ 三 菱 商 事 グループの 企 業 価 値 向 上に 邁 進 します 。 CONTENTS Top Message 株主の皆様へ 3 Special Feature 三菱商事の経営人材 地球環境・インフラ事業グループ エネルギー事業グループ ビジネスハイライト 三菱ゆかりの地を訪ねて 静嘉堂 8 12 16 CSR DREAM AS ONE. 2 復興支援 18 会社情報 22 Top Message 3 株主の皆様へ セグメント別連結純利益の推移 2,000(億円) 2016年度通期見通しを上方修正 1,798 1,549 1,500 ■ 業績 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げ 益の反動などにより減益となったものの、資源分野 ます。 の豪州石炭事業における生産コスト改善や市況上 2016年度第2四半期連結決算、および2016年 昇による持分利益の増加などにより、全体として増 度の通期業績見通しについて、ご報告申し上げます。 益となったものです。 2016年度第2四半期の三菱商事グループの連 また、第2四半期の実績、および資源価格の上 結純利益は1,798億円となり、前年同期比で249 昇などを踏まえ、2016年度の通期業績見通しを 億円の増益、5月10日に公表しました通期業績見 3,300億円(期初公表見通し比+800億円)に上方 通し(連結純利益2,500億円)に対する進捗率は 修正しました。 72%となりました。 資源価格は引き続き流動的な状況が見込まれる 非資源分野では、前年同期に計上した一過性利 ため、その動向に一喜一憂せず、 『 中期経営戦略 1,000 エネルギー事業 199 259 金属 315 331 化学品 210 ※「地球環境・インフラ事業」には、 467 229 12 ▲139 環境関連事業も含みます。 13 2016年度 第2四半期(累計)実績 2015年度 第2四半期(累計)実績 株主還元 『中期経営戦略2018』期間 +β円 +α円 ■ 配当 50円 『中期経営戦略2018』では、株主還元について は配当を基本とし、持続的な利益成長に合わせて増 2015年度 60円 60円 60円 2016年度 2017年度 2018年度 資本と有利子負債 キャッシュ・フロー り30円とし、年間配当は5月10日に公表した「1株 当たり60円」を予定しております。 生活産業 その他、調整・消去 162 500 し」を着実に実行してまいります。 2016年度の中間配当につきましては、1株当た 機械 255 2018』で掲げる「資源と非資源のバランスの見直 配していく累進配当を基本方針としております。 新産業金融事業 273 450 0 地球環境・インフラ事業 154 157 ネット有利子負債 資本 ネット有利子負債倍率 60,000(億円) 55,705 44,677 8,000(億円) 7,983 6,000 43,155 45,925 40,000 40,262 41,780 6,434 7,001 4,000 2,000 1,962 0 20,000 0.8 0.9 1.0 営業キャッシュ・フロー 投資キャッシュ・フロー フリーキャッシュ・フロー ▲2,000 1,548 1,538 ▲10 ▲1,549 ▲4,000 0 4 2015年 3月末 2016年 3月末 2016年 9月末 ▲6,000 2014年度 (累計) ▲5,039 2015年度 (累計) 2016年度 第2四半期(累計) 5 株主の皆様へ 経営人材の育成を通じて「事業経営モデル」へのシフトを推進 三菱商事は、創立以来、世の中の変化に対応しな たな価値を創出したり、合従連衡等により事業構造 経営能力の高い人材をより多く育成・輩出でき がら、事業モデルを進化させてきました。 を改革したり、事業再生により企業価値を向上させ るかだと考えています。現在、三菱商事グルー 2016年度からの3カ年の経営計画『中期経営戦 ていくことを目指します。 プの関係会社は1,000社を超え、経営のでき 略2018』では、これまでの成長の源泉を「投資」に 事業投資モデルから事業経営モデルへのシフトを る人材が育つ「場」は十分にあると考えます。 求める発想を転換し、三菱商事の強みをベースに、 実現する鍵は、環境の変化に柔軟に対応できる想定 私は、三菱商事の財産は人材であると考え より深く経営に入っていくことで、事業を変革して新 力を備え、事業の経営を主体的に行うことのできる、 ます。今後も全社を挙げて経営人材の育成に 取り組み、その人材が新たな事業を生み出す 「事業投資」から「事業経営」へのシフト ことで会社を発展させていく、そうした好循環 これまでの成長の源泉を「投資」に求める発想を転換し、事業の中に入り、三菱商事の「経営力」をもって 主体的に価値を生み出し、成長していくことを推進します。 を実現することで三菱商事グループの企業価 三菱商事の「経営力」を活かした価値創造 三菱商事が 主体的にリードして、 事業構造を改革 成長の 原動力 パートナーの強みと 三菱商事の強みを組み 合わせ、新たな価値を 創出 事業価値 事業経営 主体的に強みや機能を発揮し、 事業価値を創出 事業投資 トレーディング 値の向上に邁進していく所存です。 今後とも、株主の皆様のご理解とご支援を よろしくお願い申し上げます。 2016年11月 代表取締役 社長 事業再生により 企業価値を向上 経営への関与により、価値を高める 先端技術 (AI、IoT) との組合せに よる事業の成長 実業に深く根差し、優位性を有する事業 時間 創意 工夫 目指す 企業像 主体性をもって、強みや機能を発揮することによる ビジネスイノベーション 事業 価値 多様なステークホルダーの期待に応える 持続性のある付加価値の創出 経営 人材 6 経済 価値 社会 価値 事業を通じて 三つの価値を 同時に実現 環境 価値 高い倫理観、変化への想定力、 困難を乗り越える実行力を持つ人材 7
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