PRESS RELEASE 独立行政法人国際協力機構 東北支部 2016 年 11 月 9 日 地方創生に向け人材育成研修 国際協力の経験を国内の活性化へ活かす JICA 東北では 11 月 11 日から 13 日までの 3 日間、復興支援・地域おこしに携わる国際協力 経験者を対象とした「地方創生人材育成研修」を実施します。 東日本大震災で大きな被害を受けた東北では、復旧、復興に加え、地域を活性化する動き が活発化しています。他方、日本各地で人口流出や高齢化など同様の課題を抱えている現状 があり、地域活性化のための様々な取り組みが実施されています。そのような現場では、青年 海外協力外経験者などの JICA ボランティアや NGO 等、国際協力を経験した人材が途上国で の経験を活かしながら地域コミュニティと連携し、課題解決のための取り組みを行っています。 JICA 東北では、これまでも国際協力を経験し、その後、被災地で復興を担っている人材を対 象に「復興人材育成研修」を行い、活動上の課題等をワークショップにて共有してきました。今 回の研修は 2 回コースの第 1 回で、テーマを「地方創生」とし、コミュニティとの信頼関係を構築 し、地域関係者を把握し、それらの関係者と連携し課題を解決するスキルを学ぶ内容となって います(第 2 回は 4 月に実施予定)。特にフィールドワークでは、東松島市宮戸地区の協力を得、 地域状況を把握するためのインタビュー訓練を行います。 本研修には東北のみならず、熊本、群馬など全国各地で復興支援/地域おこしに携わる 13 名が参加予定です。自治体(地域おこし協力隊含む)、NGO、社団法人、独立行政法人等、多岐 にわたる所属先において様々な立場で取り組みを行っています。様々な経験を持った 13 名の 受講者が、経験を共有しながら、それぞれの地方創生について学び合い、今後の活動に活か すヒントを得る機会となればと考えています。 また、JICA は国際協力の経験を踏まえ、日本の地域においてその経験を活かし、地方創生 に取り組んでおり、特に東松島市との間では「地方創生・復興の推進に関する戦略的合意文書」 を締結し、積極的にその取り組みを進めています。それらの取り組みの中で得られた日本の経 験を、再度途上国と共有することで、国内の地方創生からの途上国への貢献を目指しています。 本研修が、その一助となるよう、機会づくりを行っています。 ぜひこの機会に、取材・報道をご検討ください。 PRESS RELEASE 独立行政法人国際協力機構 東北支部 2016 年 11 月 9 日 ■スケジュール 時間 内容 13:00~14:00 オリエンテーション 11/11 14:00~16:00 フィールドワークの準備 (金) 16:00~17:30 フィールドワーク(1) ※取材にお薦めです。 ・宮戸地区でのインタビュー訓練 9:00~10:00 前日のフィールドワークの整理 11/12 10:00~14:00 発表と分析 (土) 14:00~16:30 課題分析のためのメタファシリテーション手法(講義) 16:30~17:00 手法の簡単な練習と翌日の準備 9:30~10:30 フィールドワーク(2) 11/13 (日) ※取材にお薦めです。 ・宮戸地区でのインタビュー訓練 11:00~12:30 フィールドワークの振り返りと分析 13:30~15:30 全体の振り返り・解説 16:00~17:00 野蒜海岸、復興伝承館、野蒜駅周辺視察 ■会場 東松島市 宮戸市民センター 〒981-0412 宮城県東松島市宮戸字里 81-18 【本件に関する問い合わせ先】 JICA 東北 市民参加協力課 鎌田 TEL 022-223-4772 e-mail:[email protected]
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