町有地の旧砂利線跡地(富士山が見えるSL街道) 利活用に係る事業者募集要項 平成28年11月 松田町 政策推進課定住少子化担当室 1 募集の趣旨 松田町松田庶子地区の町有地、旧砂利線跡地(以下、対象物件という。)は、 保育園・小中学校、小田急線新松田駅・JR御殿場線松田駅などに徒歩でアク セスのできる、良好な立地環境にある土地です。 対象物件については、日本鉄道建設公団国鉄清算事業団本部から平成15 年に購入した土地の一部ですが、敷地が狭長なことや、敷地に高低差も多いた め、これまで利活用や処分が行われずにいる土地です。 そのため、民間事業者の皆さんに広く利活用についての事業提案を募集し、 対象物件の有効活用を図る独立採算型の提案事業です。 最も優れた提案をいただいた事業者を優先交渉権者として特定し、対象物 件の売却、事業の内容、土地の買い取り関連事項、町との役割分担等について 協議を行い、双方の合意を得たのち民間事業として実施していただく公民連 携事業です。 多くの民間事業者から優れた提案を提出いただけることを期待しています。 2 対象物件の概要 土地の所在地 地目(現況) 地積(公簿面積) 松田町松田庶子 302 番5外5筆 雑種地 3,972 ㎡ 用途地域 建ぺい率 容積率 第一種住居地域 60% 200% 3 提案募集のテーマ 本町では、 「定住促進」を第5次総合計画アクションプログラムの重点取り 組みに定め、行政運営を行っています。そうしたことから、定住人口の増加へ 向け、対象物件については、松田庶子地区の住宅地内という周辺の居住環境に 調和し、地域のモデルとなるような優良な環境のゆとりある住宅地の形成を 目指し、民間事業者の皆さんの提案を募集します。 4 募集手続き (1)優先交渉権者の特定 対象物件の利活用についての事業提案を広く公募型プロポーザル(本募集) を行います。提出いただいた提案内容について、実現性、事業遂行能力等を審 査し、最も優れた提案をした事業者を優先交渉権者として特定します。 (2)基本協定の締結 優先交渉権者に特定した事業者と本町は、対象物件の事業化に向けた基本 協定を締結します。基本協定においては、事業実施の優先交渉権者として特定 したこと、具体的な計画の策定、土地の売買等に関する考え方を定める予定で す。 1 (3)実施計画の策定 基本協定を締結した優先交渉権者(以下、事業実施者という。)は、自らが 事業実施することを前提に、本町、地元住民と十分協議を行い、事業実施に向 けた具体的な実施計画の策定を行うこととします。策定にあたっては、事業実 施者が主体となり、地域住民との対話の場を設けてください。 (4)契約の締結 策定した実施計画に沿って、本町と対象物件の土地について売買契約の締 結を行います。 (5)事業実施 事業実施者は、実施計画どおりに、事業を実施してください。 5 提案条件ほか (1)用途指定及び周辺配慮について ①地方自治法 238 条の5に基づき、対象物件の用途を指定するとともに、そ の期間を設定します。 ア 指定用途:住宅(戸建て分譲、賃貸、集合住宅等の形態は問わない。) イ 用途指定期間:所有権移転登記の日から 10 年間 ※上記に加え、その他住民の利便性の向上等に資する施設の提案を することは自由です。 ②対象物件の周囲には、既に住宅地が形成されているため、周辺住民の住環 境に十分配慮した計画としてください。 ③都市計画法、建築基準法、松田町まちづくり条例ほか関係法令等を遵守し た計画としてください。 ④周辺地域のこれからの良好な街並み形成を促すような、質の高いデザイン 性を持った住宅地として計画してください。 ⑤既存の道路との接続部分の安全確保、十分な幅の歩道の確保など、交通安 全対策に配慮した道路計画としてください。 ⑥防災、防犯等に配慮した計画としてください。 ⑦現在、対象物件は地域住民の遊歩道として、一部が使用されています。整 備後も現在と同等以上の環境で使用ができるよう配慮した計画としてく ださい。遊歩道の整備、整備後の維持管理の方策もご提案ください。 ⑧対象物件について、敷地全体の一括した利活用計画を作成することとし、 一部のみを利用した計画は認められません。 ⑨対象物件内に計画する道路については、対象物件に住む住民だけのもので はなく、すでにある周辺住宅の住民の利用についても考慮した計画として ください。なお、完成後は町に帰属することを条件とします。 ⑩現地見学会は行いません。対象物件位置図を参照し、必ず現地の確認をし 2 たうえでご応募ください。 (2)対象物件を次の用途に供することは禁止します。 ①暴力団等による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号) 第2条第2号に規定する暴力団その他の反社会的団体及びその構成員の 活動のために利用するなど公序良俗に反する行為ための用途 ②戸建住宅以外で、危険物の貯蔵を行う施設など、本事業の目的に資すると 認められない用途 (3)実地調査等 契約の履行について確認するために、町が必要であると認めるときは、実 地調査等に協力しなければなりません。 (4)土地の引渡し及び所有権移転登記 ①土地代金が完納された後、現状有姿で事業実施者に土地を引渡します。 ②所有権移転登記手続きは、売買代金完済後に事業実施者の請求により松 田町が行います。 ③登記名義人は事業実施者(契約者本人)です。 ④登録免許税、買戻特約にかかる登記の費用は事業実施者の負担としま す。 (5)買戻しの特約 本町は、所有権移転登記の日から 10 年間は、事業実施者が提案内容を確実 に実施していただくことを担保するために、違約金を徴収したうえで、民法(明 治 29 年法律第 89 号)第 579 条の規定に基づき売買物件の買戻しをすること ができるものとし、その旨の登記を行います。登記等に要する費用は、事業実 施者の負担とします。 6 応募事業者資格要件 本募集に応募できる方は、次のとおりとします。 (1)地方自治法施行令(昭和 22 年政令第 16 号)第 167 条の4の規定に該当 しないこと。 (2)法人税、消費税等の滞納のないこと。 (3)会社更生法、民事再生法等に基づく更生、再生手続きを行っている事業者 でないこと。 (4)暴力団員等による非道な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第 77 号)第2条第2号の規定する暴力団でないこと。また、同条第6号に規定す る暴力団員が役員等であるなど経営に関与する団体でないこと。 (5)無差別大量殺人行為を行った団体の規制に関する法律(平成 11 年法律第 147 号)第5条第1項の規定する観察処分を受けた団体に該当しない者であ ること。 3 7 応募申し込み手続き (1)スケジュール予定 内 容 日 募集要項の公表・配布開始 程 平成28年11月 9日(水) 質問書の受付期間 11月17日(木)~ 11月22日(火) 質問への回答 11月28日(月) 応募書類の受付期間 12月 5日(月)~ 12月 9日(金) 参加資格審査結果通知 12月22日(木) 応募書類についての ヒアリング・対話 12月27日(火) 提案書類の受付期間 平成29年 1月30日(月)~ 2月 3日(金) 提案プレゼンテーション・ ヒアリング 2月中旬 結果公表(優先交渉権者等決定) 2月下旬 優先交渉権者との協議・調整 3月~ 基本協定の締結 3月下旬 (2)事務局 松田町政策推進課定住少子化担当室 住 所 〒258-8585 神奈川県足柄上郡松田町松田惣領 2037 TEL 0465-84-5541 FAX 0465-83-1229 E メール [email protected] (3)募集要項の配布(松田町のホームページからもダウンロードできます。) ①配布期間 平成 28 年 11 月9日(水)~12 月9日(金) (閉庁日を除く) ②配布時間 午前8時 30 分~午後5時 15 分 ③配布場所 松田町役場3階政策推進課定住少子化担当室 松田町松田惣領 2037 ④配 布 物 ・公告文の写し ・募集要項 ・様式集 (4)質問事項の受付及び回答 ①受付期間 平成 28 年 11 月 17 日(木)~11 月 22 日(火) ②受付時間 午前8時 30 分~午後5時 15 分 4 ③提出方法 ④回答日時 ⑤回答方法 質問書(様式第1号)にまとめ、事務局まで FAX 又は E メ ールで送信してください。 なお、質問書の送信確認を希望される場合は、電話で事務 局まで御連絡ください。 平成 28 年 11 月 28 日(月) 午後5時を目途 松田町ホームページに掲載して公表します。 ※質問をした事業者名は公表しません。 (5)応募申し込み ①受付期間 ②受付時間 ③提出場所 ④提出方法 ⑤提出資料 平成 28 年 12 月5日(月)~12 月9日(金) (持参の場合は、閉庁日を除く) 午前8時 30 分~午後5時 15 分 松田町役場3階政策推進課定住少子化担当室 松田町松田惣領 2037 持参又は郵送(郵送の場合は必着) 提出書類 記載内容 応募申込書(様式第2-1号) 構成員調書(様式第2-2号) 1部 共同での応募の場合 委任状(様式第2-3号) 誓約書(様式第2-4号) 部数 1部 1部 共同の場合は、各社分提出してくだ 各1部 さい。 平面計画案(様式第2-5号) A3 判 1 枚にまとめてください。 事業実績調書(様式第2-6号) 1部 1部 会社概要 パンフレット等でも可 各1部 定款 最新のもの 各1部 法人登記簿謄本 交付から3か月以内のもの 各1部 印鑑証明書 同上 各.d、k 1部 納税証明書 同上 各1部 決算書 直近2期分 各1部 賃貸借対照表、損益計算書、営業報 告書、利益処分計算書など (6)参加資格審査結果通知 ①通知日時 平成 28 年 12 月 22 日(金)予定 ②通知内容 提出のあった応募申込書等にて審査を行い、審査結果を応 募者に通知します。 5 (6)ヒアリング及び対話 ①実施日時 平成 28 年 12 月 27 日(火)予定 時間及び場所は事務局から各事業者に連絡します。 ②確認事項 提案提出前に事務局と各事業者個別で、ヒアリング及び対 話を行い、事業計画の概要を事前に把握しておくために実 施するものです。そのため、ここで実施するヒアリング及 び対話は、審査の対象ではありません。また、ヒアリング の内容によっては、本募集要項の修正を行う場合がありま す。 ※町の方針を踏まえた計画であるか、事業の実現性につい てなど、事務局から事業者へ質問を行います。 (6)提案書類の受付 ①受付期間 平成 29 年1月 30 日(月)~2月3日(金) ②受付時間 午前8時 30 分~午後5時 15 分 ③提出場所 松田町役場3階政策推進課定住少子化担当室 松田町松田惣領 2037 ④提出方法 持参又は郵送(郵送の場合は必着) ⑤提出資料 提出書類 記載内容 部数 提案書類提出届 1部 (様式第3-1号) 事業計画書 (様式第3-2号) 事業スケジュール (様式第3-3号) 収支計画 ・事業実施にあたっての基本的な考え方、基本 1部 コンセプト ・申請から事業着手、入居までのスケジュール 1部 を明瞭に記載してください。 ・初期投資や資金調達計画、資金計画など 1部 ・配置予定技術者や構成企業の役割分担、責任 1部 (様式第3-4号) 事業実施体制 (様式第3-5号) 整備計画 (様式任意) 分担など ・建物配置図、平面図、断面図、パース等の各 1部 種図面や、景観・デザイン、安全計画、工事 中の仮設計画について、A3 判 5 枚程度にまと めてください。 (提出時は A4 蛇腹折りとしてください。 ) 買い取り金額提案書 1部 6 (7)選考委員会による審査 優先交渉権者の選定にあたっては、(仮称)松田町町有資産利活用事業者 選定委員会(以下、選定委員会という。)にて提案内容についての書類審 査、提案事業者のプレゼンテーション及びヒアリングを実施します。 プレゼンテーション及びヒアリングは、平成 29 年2月上旬頃を予定して います。実施日時及び場所、実施方法については、各事業者に通知いたしま す。 (8)優先交渉権者の決定等 選定委員会による審査の結果、最も評価の高い事業者を優先交渉権者、次 に評価の高い事業者を次点交渉権者として選定します。 8 事業者の選定 (1)審査方法 選定委員会において、事業者から提出された提案内容について、書類審査 及びプレゼンテーション審査を行います。 選定委員会は、厳正な審査を行い、町長に選定委員会の結果を報告しま す。町長は、報告の結果を踏まえ、優先交渉権者及び次点交渉権者を決定し ます。 (2)審査結果の通知及び公表 審査結果はすべての事業者に対して、書面で通知します。また、審査結果 については、次の内容を松田町ホームページで公表します ①優先交渉権者及び次点交渉権者の事業者名 ②審査結果講評 ③優先交渉権者の提案内容資料(公表用のもの) (3)審査基準及び審査方法 「町有地(旧砂利線跡地)利活用に係る優先交渉権者決定基準」によりま す。 9 売却にあたっての事業者の責務、条件 (1)契約の締結から速やかに設計業務に取り掛かり、工事を実施してくださ い。契約後、3年を経過する日までに、提案の土地利用に供してくださ い。 (2)契約締結から事業完了までの期間は、町の承認を得ずに当該土地を第三 者に売却、譲渡することを禁じます。 (3)土地利用にあたっては、提案内容のほか、関係法令や条例等を遵守して ください。 7 (4)工事にあたっては、近隣住民との協議を自らの責任及び負担で行ってく ださい。紛争等が生じた場合には事業者の責任において、誠意をもって対 応してください。 (5)提案事業の実施にあたって、開発許可申請の手続きによる変更等、止む を得ない事情により選考された提案内容を変更する場合には、事前に文書 により町に申請し、承認を得ること。ただし、本募集の趣旨に反する変更 は認めません。 (6)道路、上下水道、電気、ガス、通信等の施設について、それらの事業者 と調整し、事業者自らの責任及び負担で行ってください。 10 その他注意事項 (1)地質調査については、平成 24 年度に町が委託し調査を行った結果を公 表します。調査結果は参考資料とし、内容について町は一切の責任を負い ません。 (2)土壌汚染調査は実施しておりません。事業実施にあたり、調査・届出が 必要となった場合の費用は、すべて事業者の負担において行ってくださ い。また、土壌汚染対策等に係る事業の遅延による損害については、町は 責任を負いません。 (3)応募にあたり、地質調査、土壌汚染調査を行う必要がある場合は、町の 承諾を得たうえで、事業者負担により調査を実施していただくことは可能 です。 8
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