研 修 医 声 - 新潟県医師会

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研
修
医 声
の
これまでの研修期間を振り返って
涌
井
純
一
去年の4月から済生会新潟第二病院で研修を始
があれば手術に、ない日であれば外来を見学しま
めてあっという間に2年目へと突入しました。当
す。基本的に当院では毎日オペ日なので手術に入
院の研修特徴として2年目のローテーションで
ることが多いです。仕事内容としては忙しくて大
10 ヶ月を自由に選択できるというものがありま
変な部分もありますが本当に充実した研修をさせ
す。期間はもちろん科や大学病院など他の病院へ
てもらえて感謝しています。
も研修することが可能で本当に自分にあった研修
医師になってから1年とちょっと経ちましたが
を行うことが出来ます。同期は志望科以外の色々
自分は何か成長してきたのだろうか最近焦りに
な科を選択していますが僕は整形外科志望という
焦っています。点滴を入れるのが少し上手くなっ
こともありほぼ全ての期間当院の整形外科を選択
たとか本当に些細なことでも成長した部分と、知
しました。自由選択の意味がないような選択をし
識も全然なくこのまま3年目になったらどうしよ
ている感は否めませんが、これもまた自由選択な
うという危機感を感じながら残りの研修を頑張り
らではの特徴であると思うので今回はそんな魅力
たいと思います(ほとんどが危機感だと思います
ある当院の整形外科について話したいと思います。
が・・・)
。まとまりの無い大分偏った話になって
朝は前日の画像や気になる症例について検討会
しまいましたが、今しか無い研修医という期間を
を行います。研修医や学生がいる時は割と質問さ
最大限活かして今後の医師人生に繋げていきたい
れます。大抵答えられず凹みます。学生がさらり
と思います。
と答えると更に凹みます。その後は基本的に手術
新潟県医師会報 H28.10 № 799
(済生会新潟第二病院)