26 研 修 医 声 の 多方面から学べる研修期間 ため が い 為 我 井 加 菜 この4月から済生会新潟第二病院で研修してい ことができています。簡単な手技をやらせても ます。1年目は、内科3つと外科、選択科2つを らっていますが、研修2年目の先生がもう執刀し 2か月ずつローテートするプログラムです。私は ているのを見て刺激を受け、自分も早くできるよ 選択科の産婦人科からスタートし、今2か月目に うになりたいと研修医室で縫合の練習などしてい 入ったところなので、産婦人科での1日について ます。またお産があると呼んでもらい、産後の処 お話します。 置をやらせてもらっています。このように、様々 朝は入院患者さんのカルテを書いたり診察をし な角度から学ぶことができるのは、研修中だから たりと病棟業務を行います。少しずつ、処方や検 こそできることだと思うので、貪欲に吸収してい 査のオーダー、簡単な診察や処置ができるように きたいです。 なってきました。その後は子宮頸がん検診や、不 また、月に一度研修医会があり、研修環境をよ 妊治療の採卵や胚移植の見学をしています。検診 りよいものにしようという体制があり、一人ひと は、エコーや内診を数多く経験できるので貴重な りのメンタルにまで気を配ってくれる研修担当の 時間です。不妊治療は、生殖医療に興味があるの 先生がいます。私は子育てしながらの研修で不安 でそこに力を入れている事が済生会を研修先に志 を抱えていたのですが、この先生のおかげで心が 望した理由の一つでもあった為、生殖医療に触れ 軽くなり研修に集中できているのでとても感謝し る場を与えてくれている先生方にとても感謝して ています。 います。 この恵まれた環境を最大限に生かし、大きく成 午後からは手術です。カイザーをはじめ開腹手 長できる研修にしていきたいです。 術、ラパロ、子宮鏡下手術と、多彩な手術を学ぶ 新潟県医師会報 H28.6 № 795 (済生会新潟第二病院)
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