01別紙1(PDF文書)

別紙1
吉母管理場浸出水処理施設精密機能検査業務
仕
様
書
平成28年度
下
関
市
第1章
一
般
仕
様
書
1.仕様書の適用
本仕様書は、下関市(以下、「本市」という。)が計画し、発注する下記業務の委託に適用する。
業務名称 : 「吉母管理場浸出水処理施設精密機能検査業務」
2.委託業務の目的
本業務は、本市が運営管理している吉母管理場の浸出水処理施設の継続的な利用に向けて、現
況施設の調査を行い機能の保全状況を明らかにし、それを評価することを目的とする。
3.業務の概要
本業務は、以下の内容とする。
1) 浸出水処理施設現況検査
2) 水質調査
3) 総括
4.委託期間
本業務の委託期間は、契約日より平成29年3月24日とする。
5.準拠法令、規則、規格等
受託者は、業務の履行にあたり、関係する法令、条例、規則、細則、通知等を遵守しなければなら
ない。
6.資料の貸与
本業務の履行上必要な資料の収集は、原則的には受託者が行うものであるが、本市が保有する調査
資料または文献等で業務に必要なものは貸与するものとする。ただし、資料の貸与は所定の手続きに
よるものとし、貸与した資料は業務完了後速やかに返却するものとする。
7.秘密保持
受託者は、コンサルタントとしての中立性を厳守すると共に、業務の履行上知りえた秘密事項を第
三者に漏らしてはならない。
8.技術者等
受託者は、業務の円滑な進捗を図るために、充分な経験を有する技術者を複数配置するものとする。
特に主任技術者については、業務の全般にわたり技術的監理及び指導を行える者とする。
1
9.疑義の解決
受託者は、業務の着手に先立ち、本市と充分な協議を行うものとするが、履行途上いずれかに疑義
が生じた場合は適宜連絡をとりあい、協議を行ったうえ、本市の指示に従うものとする。
10.議事録
受託者は、業務履行上の協議及び打合せの都度、その議事録を作成し、本市に提出して双方確認す
るものとする。
11.業務の内容及び範囲
本業務の内容及び範囲は、特記仕様書の内容及び範囲による。
但し、仕様書に明記なき事項であって、本業務に必要な事項が生じた場合は、遅滞なく本市と協議
の上決定するものとする。
12.成果品の検査と納品
受託者は、業務の完了に際し、本市による成果品検査を受けるものとし、検査合格をもって本委託
業務の完了とする。なお、納品後、成果品内容に誤記・違算があった場合は速やかに訂正し、再提出
しなければならない。
13.届 出 等
1)受託者は、業務の着手に際し、次の書類を提出するものとする。
(1)
業務着手届
(2)
業務工程表
(3)
主任技術者届
(経歴書添付)
2)受託者は、業務の完了に際し、次の書類を提出するものとする。
(1)
業務完了届
14.成 果 品
受託者は、業務完了に際し、次の成果品を提出するものとする。
なお、成果品の作成にあたっては、編集方法等について、あらかじめ本市と協議のうえ作成するも
のとする。
1)
吉母管理場浸出水処理施設精密機能検査報告書
A4版製本
10部
同上電子データ
1 式
写真データ
1 式
2
第2章 特 記 仕 様 書
本業務は、吉母管理場浸出水処理施設の機能の保全状況を把握するために施設の概況調査
並びに機能検査を実施し、これらの結果と設計基準等を比較する。そして、これらの結果に
基づき、浸出水処理施設の継続的な利用に向けての考察・評価を行うとともに、必要な改善
点等について提案を行うものである。
また、業務の実施に際しては、「一般廃棄物処理事業に対する指導に伴う留意事項につい
て 別紙4 一般廃棄物処理施設精密検査要領(昭和52年11月4日環整第95号)」を参考とする。
1.検査対象施設
吉母管理場浸出水処理施設
1)施設規模
計画処理水量 410m3/日
2)処理方式
生物処理→凝集沈殿処理→砂ろ過処理→活性炭吸着処理→消毒処理
2.施設の概要調査
施設・設備の概要、処理工程、補修履歴および改修工事等維持管理の内容について、既存資料を基に
調査する。
3.浸出水処理施設現況検査
1)運転管理実績
処理水量、処理水質の状況、各機器の運転状況、使用電力量、使用薬品量等の運転実績を調査する。
2)作業状況
各処理工程ごとに、日常の作業状況を調査する。
3)機能検査
(1)水量調査による処理状況の検査
過去3年間の気象データを基に浸出水量を算出し、浸出水処理施設処理実績との対比により処理
状況を調査する。
(2)水質調査による処理状況の検査
過去3年間の水質データを基に、浸出水処理施設の処理状況を調査する。また、
「4.水質調査」
に示す調査結果に基づき、各処理工程の処理状況を調査する。
4)設備等の状況
各設備について検査し、異常の程度、取換え・一部取換え・現状維持等の措置の区分とその緊急度
を判定する。
(1)土木、建築設備
各設備について、亀裂、破損の有無、不等沈下、漏水等の有無等を検査する。
(2)機械・配管等設備
各設備について、腐蝕、損傷の有無、装置の振動、異常音、その他軸受け等のオイル、グリスの
補給状況および損耗等を調査する。
(3)電気・計装等設備
各設備について、腐蝕、破損の有無、絶縁の良否、装置の振動、異常音、その他配線、安全器の
状況等を検査する。
3
4.総括(改善点の抽出及び総合所見)
調査及び検討の結果に基づいて、施設の構造および維持管理上の改善点を抽出し改善点に対する案を
提示するものとする。
なお、施設の維持管理の改善・耐久性の向上等のために、総合的な所見をまとめるものとする。
5.水質調査
各処理工程毎の処理効果を確認する目的で、表-1 に示す水質調査を実施する。
回転円板槽
凝集混和槽
第二沈殿池
砂ろ過処理水槽
活性炭吸着塔
放
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pH
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BOD
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COD
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TOC
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SS
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T-N
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T-P
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大腸菌群数
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流 槽
第一沈殿池
○
採取箇所
原
水 槽
表-1 水質調査項目
水質項目
水
温
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4
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