静岡大学静岡キャンパス農学系校舎とりこわしに伴う土壌汚染状況調査について 静岡大学静岡キャンパス(大谷団地)では、農学系校舎の改築を、平成 25 年 2 月から平成 29年 3 月の期間で 実施する計画としており、現在、既存農学部 B 棟のとりこわし工事に着手したところです。 このたび、工事の着手に先立ち、土壌汚染対策法(以下、 「法」)に基づく土壌汚染状況調査(以下、 「土壌調査」) を実施した結果、一部の箇所において基準を超える砒素が検出されましたので、その調査結果等及び今後の対応 についてお知らせいたします。 1.土壌調査に至った経緯 昭和 47 年に建築以降、主に農学部の教育研究に使用していた既存農学部 B 棟のとりこわし工事に伴い、法に 基づく土壌調査を行いました。 2.土壌調査結果について 調査建物及びその周辺において、表層部分(深さ 50cm)について土壌調査を実施し、調査地点 38 箇所のうち 既存建物床下の土壌 1 箇所から、わずかに基準を超える砒素(土壌溶出量調査で 0.012mg/L:基準は 0.01mg/L 以下)が検出されました。 調査範囲及び汚染箇所は、別添図面のとおりです。 3.静岡キャンパス内の地下水の水質について 静岡キャンパス内に所在する全3箇所の井戸について、水道法に基づく水質検査を行っており、現在(平成 28 年 4 月)まで、砒素の基準値(0.01mg/L 以下)を超過したことはなく、現在確認できる過去 5 年間における測定 結果は、0.001mg/L 未満であります。 4.今後の対応 現在、当該エリアは、建物下となっている場所であり、建物のとりこわし工事と併せて、行政の指導に基づき 汚染の除去等の措置を講じる予定としております。 本学といたしましては、土壌汚染に至った原因は不明でありますが、このような汚染が生じたことを重く受け 止めており、教育研究活動における薬品の安全な取り扱いについて厳に注意することとしております。 基準超過の概要 基準超過物質 砒素及びその化合物 (土壌溶出量) 基準超過 基準超過 濃度 深度 0.012mg/L 50cm 基準超数 基準 /調査数 0.01mg/L 1/38 以下 平成28年11月 1 日 静岡大学長 伊 東 幸 宏 静岡大学静岡キャンパス案内図 N 部 バ レーコート 静岡大学静岡キャンパス配置図 テニスコー ト 大 学会館 プ ール テニス コート 体育館 第2 食堂 片 山寮 テニ スコート サッ カー・ ラク ゙ビー場 駐 車場 汚染箇 所(ヒ素 ) 土 壌汚染 調査範 囲 本 部管理 棟 1 号棟 別館 旧 第3食 堂 室 農学 総合棟 農 学 部 B棟 大谷宿 舎 林 産工場 2号棟 研究圃 場 大谷 宿舎 3 号棟 N 民家 民家 0 100 200 30 0m 民家
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