~ 秋のメロディ~(吉田正 関連図書紹介)~ こうよう 秋。葉が色づく季節です。中でも明るいイチョウの黄葉には人の心を浮き立たせる美し さがあるように思います。「公園の手品師」は、黄葉したイチョウにちなんだ名曲。日立 市名誉市民である吉田正作曲(宮川哲夫作詞)のこの曲には、現代の私たちの心にも響く ものがあります。 雲が流れる 公園の 銀杏は手品師 老いたピエロ 口上は 言わないけれど なれた手つきで ラララン ラララン ラララン カードをまくよ 秋が行くんだ 冬がくる 銀杏は手品師 老いたピエロ 図書館には、 「生命ある限り 吉田正私の履歴書」 「名誉館長の『四方山話』~フランク永井~」 「名誉館長の『四方山話』~鶴田浩二~」 「吉田正/ミネルヴァ日本評伝選」 「吉田正 自撰曲集77」 等の資料があります。吉田正音楽記念館では、懐かしの歌手たちにも会えます。 芸術の秋にいかがでしょうか。 コラム「クジラのつぶやき」 図書館の思い出と南部図書館 今から40年位前、小学生だった私は、時々近所の友だちと記念図書館 (現在の教育プラザ)へ本を借りに行っていた。『小公女』や『若草物語』 などを読んだ記憶がある。記念図書館までの道のりは、行きは下り坂で帰 りは上り坂。本をたくさん借りると、バックが重くなり疲れてくる。そん なときは、途中にある芝生やプラタナスの木の下で休憩を取りながら帰っ ていた。 時を経て、結婚し出産した私は、現在住んでいる日立市久慈町に引っ越 してきた。家の近くに図書館はなく、主に久慈公民館(現在の南部支所多 目的室)の図書室を利用していた。 そして3年半前、久慈町に待望の南部図書館が開館した。南部図書館は 授乳室などが整備された、子育てを応援する図書館である。私の子は既に 大きくなってしまったが、子育て中の皆さんにぜひ利用していただきたい と思っている。(ふさ) 本コラムはサポーターと図書館員が持ち回りで自由に執筆しています。
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