三品 昌美氏について 1 職業 大学教員(東京大学名誉教授

○
三品
1
昌美氏について
職業
大学教員(東京大学名誉教授・立命館大学総合科学技術研究機構教授)
2
専攻学問等
(1)
研究分野
神経科学、神経・薬理学・筋肉生理学、機能生物化学、小児科学
(2)
専攻学科目
分子脳科学。現在までに、グルタミン酸受容体の仕組みの発見など、脳の記憶や学
習機能の解明に貢献されている。
3
プロフィール
三宅町在住。昭和 46 年 3 月京都大学工学部工業化学科を卒業後、京都大学医学部助教
授、新 潟 大 学 脳 研 究 所 教 授 、 東 京 大 学 医 学 部 教 授 等 を 歴 任 さ れ 、 現 在 は 東京大
学名誉教授、立 命 館 大 学 総 合 科 学 技 術 研 究 機 構 教 授 を 務 め て お ら れ る 。そ の 間 、
日 本 学 術 会 議 会 員 、日 本 薬 理 学 会 理 事 長 、日 本 生 化 学 会 会 長 等 の 役 職 を 歴 任 さ
れている。
三品氏は脳神経系の構築と脳構造の形成のメカニズム、および、記憶・学習をはじめ
とする脳高次機能のメカニズムなどを遺伝子・分子のレベルで永年研究をされてきた。
その業績は海外からも高く評価され、平成 22 年紫 綬 褒 章 を 受 章 。 そ の 後 、 平 成
24 年 に 武 田 医 学 賞 を 受 賞 さ れ 、平成 28 年3月には、学術上特に優れた研究業績に対
して贈られる日本学士院賞を受賞されている。
○
日本学士院賞について
1
概要
日本学士院によって明治 43 年に創設された、学術上特にすぐれた論文、著書その他の
研究業績に対して贈られる賞である。授賞式では、天皇皇后両陛下の行幸啓を仰いで挙
行されるなど、日本の学術賞としては最も権威ある賞である(受賞件数は年間9件以内、
歴代 691 件)。過去の受賞者には、湯川秀樹氏、小柴昌俊氏などノーベル賞を受賞された
方々が名を連ねられている。
日本学士院は、学術上功績顕著な科学者を優遇するための機関として文部科学省に設
置されている団体であり、学術の発展に寄与するため必要な事業を行うことを目的とし
ている日本の国立アカデミーである(明治 12 年創立)。
2
受賞内容
研究題目は「シナプス分子と記憶・学習に関する研究」
高等動物の脳における主要な興奮性神経伝達物質受容体であるグルタミン酸受容体の
分子実体を明らかにし、NMDA 型グルタミン酸受容体が海馬のシナプス可塑性と文脈依存
学習の閾値を決定し、記憶・学習の分子基盤となっていることを示した。(中略)これら
の中枢シナプスの可塑性や形成を制御する分子群が記憶・学習の基盤となっているとの
知見は、脳の高次機能とその障害を分子レベルから理解する分野の開拓に貢献した。
○ 歴代特別功労者について
歴代5名。詳細は下記のとおり。
受賞年
昭和 38 年 2 月から昭和 50 年 2 月まで、12 年間の永きにわたり
昭和 50 年
合併後 2 代目の町長ならびに初代市長として真に市勢の進展と
住民福祉の向上充実を希い、都市基盤整備、教育施設の充実、
氏名
北川
農業振興など市政の全般にわたって幾多の功績を残された。な
俊一
キタガワシュンイチ
かでも特に世紀の大事業である野洲川改修を決断推進され、さ
らに限りなき法律改正の困難さを克服して、昭和 45 年 7 月 1 日
全市民待望の市政を実現引続き市の正面玄関である守山駅舎の
改築を実地されるなど、これらの功績は永く後世に伝えるべき
千古不滅の大偉業であり、初の特別功労者として栄誉を讃 える。
受賞年
明治 40 年市内笠原町
昭和 58 年
大正 11 年
津田健次郎・かつ夫婦の三男として出生、
河西尋常高等小学校を卒業し、大阪田村駒株式会社
に入社、昭和 12 年 10 月立志して個人経営の津田商店を創立、
氏名
津田
戦後復興に努め、昭和 21 年 10 月
鶴治
ツダツルジ
津田産業株式会社を設立、
以来社運を発展せしめ現在に至っている。
その間、昭和 35 年
および昭和 58 年 8 月紺綬、昭和 44 年紺綬、また、昭和 53 年に
は、勲五等端宝章を受賞され、さらに昭和 37 年、38 年の両端に
わたり、通商産業大臣賞を受けられたほか、特に社会福祉事業
に大きく貢献され、今日なお継続されていることは、特筆すべ
き功労であろう。
今回郷土守山に、市勢の進展と教育の振興
を希って育英奨学資金 3,000 万円の寄付を受けたことは、感銘
にたえないところである。このことを深く市史に刻し、その功
績は永世に伝えて顕彰したい。
受賞年
昭和50年2月から平成7年2月までの20年間の永きにわた
平成7年
り守山市の第2代市長として、のどかな田園都市守山の発展を
めざし、市政の進展と住民福祉の向上に努め、都市基盤の整備、
氏名
髙田
文化・体育施設の充実等市政の全般にわたって幾多の功績を残
信昭
された。その功績は永く後世に伝えるべき偉業であり特別功労
タカダノブアキ
者として栄誉を讃える。
受賞年
昭和 58 年 6 月に株式会社モリヤマスポーツを設立され、独自の
平成 14 年
経営、販売手法で大きく躍進され、多くの方々にスポーツ用品
店として親しまれ現在に至っている。このことを地域の皆様に
氏名
感謝され、平成 2 年から毎年、教育の発展およびスポーツ振興、
株式会社
さらには福祉事業や商工振興等にも活用をと多額の金品を寄付
モリヤマスポーツ
され大きく市政の発展に貢献され、今日なお継続されているこ
とは、特筆すべき功労である。守山市に、13 年間の永きにわた
り市政の進展と教育の振興を希って、3,000 万円余の多額の金品
を受けた功績を永く後世に伝えて顕彰したい。
受賞年
平成 7 年 2 月から平成 15 年 2 月まで 8 年間にわたり守山市の第
平成 16 年
3 代市長として、「ひと・まち・自然が元気な健康都市守山」を
標榜し、市民とのパートナーシップによる「まちづくり」の「う
氏名
甲斐
ねり」の継承と発展を目指し、安全・安心・快適なまちづくり
道清
のために野洲川改修関連事業に取り組むとともに都市基盤の整
カイミチキヨ
備、防災の拠点施設や福祉施設の充実、特に懸案であった斎場
施設の完成など、これらの功績は永く後世に伝えるべき偉業で
あり特別功労者として栄誉を讃える。