平成28年10月2 5日 ~美ら島の未来を拓 く~ 沖 縄 総 合 事 務 局 平成28年耕地面積(沖縄県) (7月15日現在) - 耕地面積は3万8,200haで、前年に比べ1.0%減少 - 【調査結果の概要】 1 沖縄の耕地面積(田畑計)は3万8,200ha で、前年に比べ400ha(1.0%)減少した。 これは、農業者の高齢化・後継者不足 等による農地の荒廃や宅地等への転用に よるかい廃が、開墾を上回ったためであ る。 図1 耕地種類別面積及び割合 田 838ha (2.2%) 牧草地 5,910ha (15.5%) 樹園地 1,940ha ( 5.1%) 2 田の耕地面積は838haで、前年に比べ 12ha(1.4%)減少した。 平成28年 耕地面積 3万8,200ha (100.0%) 3 畑の耕地面積は3万7,400haで、前年に 比べ300ha(0.8%)減少した。 畑 4 畑耕地の種類別面積は、普通畑は2万 9,500haで前年に比べ400ha(1.3%)減少 した。樹園地は1,940haで、前年並み、牧 草地は5,910haで、前年に比べ70ha(1.2 %)増加した。 3万7,400ha (97.9%) 普通畑 2万9,500ha (77.2%) 表1 田畑別耕地面積 田 区 分 面 畑 計 積 対 差 ha 沖 縄 田 前年との比較 対 比 ha 38,200 △ 400 面 積 % 畑 前年との比較 対 差 ha 99.0 838 ha △ 面 対 比 12 積 % 対 差 ha 98.6 水 田 率 前年との比較 37,400 対 比 ha △ 300 % 99.2 耕 地 率 % 2.2 % 16.7 注:1 「水田率」とは、耕地面積(田畑計)のうち、田が占める割合(%)である。 2 「耕地率」とは、総土地面積のうち、耕地面積(田畑計)が占める割合(%)である。 なお、この総土地面積は、国土交通省国土地理院『平成27年全国都道府県市区町村別面積調』による。 表2 計 区 分 ha 沖 縄 普 通 畑 前年との比較 面 積 37,400 対 差 対 比 ha % △ 畑耕地の種類別面積 300 99.2 樹 園 地 前年との比較 面 積 ha 29,500 対 差 対 比 ha % △ 400 98.7 牧 草 地 前年との比較 面 積 ha 1,940 対 差 対 比 ha % 0 100.0 前年との比較 面 積 ha 5,910 対 差 対 比 ha % 70 101.2 ・注:数値については、四捨五入のため計と内訳が一致しない場合がある(以下同じ。)。 ・「平成28年耕地面積(沖縄県)(7月15日現在)」については、沖縄総合事務局ホームページ(農林水産部)で御覧い ただけます。 【 http://www.ogb.go.jp/nousui/toukei/006787.html 】 ・「平成28年耕地面積(7月15日現在)」(全国値)については、政府統計の総合窓口(e-Stat)の「新着情報」で御覧いた だけます。 【 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do 】 - 1 - 表3 耕地の増加・減少要因別面積 単位:ha 拡 張 (増加要因) か い 廃 (減少要因) 人 為 か い 廃 区 分 計 沖 縄 408 開 墾 復 旧 408 計 - 自然災害 736 小 計 - 工場用地 736 道 路・ 鉄道用地 宅地等 0 51 1 農林道等 植 林 その他 - 677 7 荒廃農地 663 ◎ 調査結果の主な利活用 ・ 食料・農業・農村基本計画における食料自給率の目標策定の基礎となる農地面 積の見込みの推計、各種土地利用行政の企画立案及び行政効果の判定を行うため の資料 ・ 土地改良長期計画の進捗状況を確認するための資料 【沖縄の耕地の特徴】 1 沖縄の耕地率(総土地面積に占める耕地面積の割合)は16.7%で、全国の12.0%よ りも4.7ポイント高い。 2 沖縄の耕地に占める畑の割合は97.9%(全国は45.6%)で、都道府県中で最も高い。 3 沖縄の耕地に占める田の割合は2.2%(全国は54.4%)で、都道府県中で最も低い。 表4 耕地種類別面積(全国・沖縄) 畑 区 分 全 国 沖 縄 田 畑 計 ha 4,471,000 38,200 田 計 ha 2,432,000 838 普 通 畑 ha 2,039,000 ha 1,149,000 37,400 樹 園 地 牧 草 地 耕地率 ha 287,100 ha 603,400 % 54.4 % 12.0 1,940 5,910 2.2 16.7 29,500 注:1 「水田率」とは、耕地面積(田畑計)のうち、田が占める割合(%)である。 2 「耕地率」とは、総土地面積のうち、耕地面積(田畑計)が占める割合(%)である。 なお、この総土地面積は、国土交通省国土地理院『平成27年全国都道府県市区町村別面積調』による。 - 2 - 水田率 【耕地面積の推移】 1 沖縄の耕地面積は、現行調査を開始し た昭和49年以降、平成4年の4万7,100ha をピークに減少傾向で推移しており、 平成28年は昭和49年の約9割の3万8,200 haとなっている。 図2 (万ha) 5 樹園地 4 このうち畑が3万7,400haで全体の98% を占め、田は2%である。 畑を種類別にみると、普通畑が最も多 く、さとうきびの減少等を背景に平成28 年は昭和49年の約85%となっている。 樹園地は、パインアップルなどの減少 により、平成28年は昭和49年の約35%と なっている。 牧草地は、肉用牛の増加に伴い、平成 28年は昭和49年の約6倍となっている。 耕地面積の推移 2 図3 牧草地 3 2 普通畑 1 田 0 昭.49 60 平.4 18 26 27 28 畑種類別構成比の推移 昭.49 普通畑 樹園地 60 平.4 18 牧草地 26 27 28 0 20 40 表5 60 80 100% 耕地面積の推移 単位:ha 区 分 昭.49 60 平.4 18 26 27 28 計 43,400 46,200 47,100 39,200 38,700 38,600 38,200 田 1,980 871 890 874 852 850 838 41,400 45,300 46,200 38,400 37,800 37,700 37,400 普 通 畑 34,900 39,000 39,600 30,700 30,100 29,900 29,500 樹 園 地 5,520 3,580 2,810 2,000 1,910 1,940 1,940 牧 草 地 934 2,720 3,820 5,680 5,810 5,840 5,910 畑 計 資料:農林水産省大臣官房統計部『耕地及び作付面積統計』 - 3 - 【調査の概要】 1 調査の目的 本調査は、作物統計調査の面積調査として実施したものであり、農業の生産基盤となる耕 地の実態を明らかにし、生産対策、構造対策、土地資源の有効利用等の各種土地利用行政の 企画立案及び行政効果の判定を行うための資料に活用することを目的としている。 2 用語の解説 (1) 耕地 農作物の栽培を目的とする土地のことをいい、けい畔を含む。 ア 本地 直接農作物の栽培に供される土地で、けい畔を除いた耕地をいう。 イ けい畔 耕地の一部にあって、主として本地の維持に必要なものをいう。いわゆる畦(あぜ) のことで、田の場合はたん水設備となる。 ウ 田 たん水設備(けい畔等)と、これに所要の用水を供給し得る設備(用水源・用水路等) を有する耕地をいう。 エ 畑 田以外の耕地をいう。これには通常、畑と呼ばれている普通畑のほか、樹園地及び牧 草地を含む。 オ 普通畑 畑のうち、樹園地及び牧草地を除く全てのもので、通常、草本性作物を栽培すること を常態とするものをいうが、木本性作物を栽培するものであっても、苗木を栽培するも の及び1a以上の集団性がない栽培形態であるものを含む。 カ 樹園地 畑のうち果樹、茶などの木本性作物を1a以上集団的に栽培するものをいう。 なお、ホップ園、バナナ園、パインアップル園及びたけのこ栽培を行う竹林を含む。 キ 牧草地 畑のうち専ら牧草の栽培に供されるものをいう。 (2) 拡張(増加要因) 耕地以外の地目から田又は畑に転換され、既に作物を栽培し、又は次の作付期において 作物を栽培することが可能となっていることをいう。 拡張は、開墾、干拓・埋立て又は復旧によって生じる。 (3) かい廃(減少要因) 田又は畑が他の地目に転換し、作物の栽培が困難となった状態をいう。 かい廃は、自然災害又は人為かい廃によって生じる。 3 その他 この資料の詳細な数値はホームページに掲載(平成29年3月予定)するとともに、その後 刊行する『第45次沖縄農林水産統計年報』に掲載する。 なお、詳細な数値をホームページに掲載した後の正誤情報は、ホームページでお知らせする。 【お問合せ先】 内閣府沖縄総合事務局 農林水産部統計調査課 TEL:098-866-1671 担当:仲村、平良 - 4 -
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