Market eyes No.200

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@DaiwaAM
情報提供資料
2016年10月21日
No.200
転換点を迎えた『ブラジル』
~債券投資の魅力高まる~

10 月 19 日 ( 現 地 ) 、 フ ゙ ラ シ ゙ ル 中 銀 は 政 策 金 利 を
14.25%から0.25%引き下げ、14.00%とすることを
全会一致で決定した【図表1】。ブラジル経済は底入れ
しつつある【図表2】が、4年ぶりとなる利下げでブラジル
は景気後退からの脱却を図る。今回の利下げの背景に
は、インフレ率の安定化の兆しと財政再建の前進がある。

9月のインフレ率は前年比+8.48%と前月(+8.97%)から
大幅に鈍化した。ブラジル中銀の調査によると、インフレ率
の鈍化傾向は今後も継続する見通しである【図表1】。
また、先日ブラジルの下院で歳出削減法案が可決して
おり、8月に就任したテメル大統領を中心に財政再建に
向かって大きく前進した。

利下げしたとは言え、ブラジル債券の利回りは11%台
(2年物、10/20現在) と世界的に見て高い水準にある。
高金利は債券投資をするうえで、大きな魅力となる。
【図表1】
16
これまで日本国内からのブラジル債券への投資において、
「高いインフレ率」「財政問題」「景気後退」を受けたブラジ
ル・レアル安の進行がパフォーマンスの悪化につながっていた。し
かし、「高いインフレ率」が鈍化傾向にあり、「財政問題」が
健全化に向け前進している。「景気後退」も今回の利
下げで脱却に向け追い風を受けている。
悪材料が解消しつつあり、ブラジル・レアルの底堅い推移
が期 待される なか 、フ ゙ラ ジ ル債 券への 投資魅力 は
高まっているようだ。
インフレ率
8
予想
インフレ・ターゲット
4
※インフレ率は9月まで実績。以降、2016年9月27日発表の
インフレ報告書のデータ。
'13/1
'15/1
(2011年1月~2016年10月)
鉱工業信頼感(左軸)
消費者信頼感指数(右軸)
60
40
80
インフレ率(右軸)
1.5
(%)
250
改善
200
インフレ率
150
悪化
'13/1
【図表4】
(ご参考)ブラジル・レアルとインフレ率の推移
0
4
120
100
※消費者信頼感指数は9月までのデータ。
(ブラジル・レアル/米ドル) (2006年1月末~2016年9月末) (%)
140
50
30
'11/1
'17/1
ブラジル・レアル(対米ドル、左軸)
景況感指数の推移
70
4年ぶりに
利下げを決定
政策金利
12
0.0

【図表2】
(2011年1月初~2017年12月末)
【図表3】
【図表4】はブラジル国債指数の推移である。10年間
投資した場合、ブラジル・レアルが下落基調にあったため、
為替要因ではマイナスとなっているものの、高い利回りを背
景とした債券要因でのリターンがそれをカバーし、円換算の
パフォーマンスで80%を超えるリターンとなっている。
政策金利とインフレ率の推移
(%)
0
'11/1

100
60
'15/1
ブラジル国債指数の推移
(2006年9月末~2016年9月末)
債券要因
為替要因
円換算パフォーマンス
'16/9
+ 85%
50
0
3.0
上昇
8
ブラジル・
レアル
-100
-150
下落
4.5
'06/1
-50
'08/1
'10/1
'12/1
'14/1
'16/1
12
-200
'06/9
'08/9
'10/9
'12/9
'14/9
'16/9
※【図表4】のデータは、IMA総合指数を使用。「為替要因」は「円換算パフォーマンス」-「債券要因」として算出。
(出所)ブルームバーグ
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