の調査結果 (PDF形式, 240.95KB)

④ 犯罪被害者等への理解
犯罪被害者等の置かれた状況や支援策の認知度、被害者等支援で望むことを調査し、名古
屋市の新たな支援策の検討及び啓発活動の検討・強化のための参考資料とさせていただくも
のです。
※各図表の「N」は、回答者数を表しています。
問 33 あなたは、犯罪被害者等の権利利益の保護を目的とした「犯罪被害者等基本法」が制
定されていることを知っていますか。(○は1つだけ)
制定されていることを知っており、
内容も知っている
4.2%
無回答
4.2%
N=905
制定されていることは知っているが、
内容は知らない
37.8%
知らない
53.8%
- 23 -
問 34 犯罪被害者等は、犯罪によって生命を奪われ、家族を失い、傷害を負わされ、財産を
奪われるといった被害を受けます。あなたは、こうした直接的な被害のほかに、どのよ
うな被害や負担などが生じやすいと思いますか。(○は3つまで)
N=905
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
犯罪に遭ったことにより
直接的に受ける精神的被害(PTSD※など)
100.0%
77.5%
周囲に好奇の目で見られたり、
誤解に基づく中傷や、報道などにより、
個人の名誉や生活の平穏が乱されたりすること
73.9%
被害に伴う医療費の負担や、収入減、
自宅に住めなくなるなどの経済的困窮
55.7%
捜査・裁判への協力・参加などに伴う
時間・経済面での過度な負担や精神的被害など
31.9%
捜査・裁判で思うように
情報入手や関与ができないこと
その他
80.0%
10.1%
0.7%
わからない
4.2%
無回答
3.8%
※ 心的外傷後ストレス障害(強い精神的衝撃を受けることが原因で、著しい苦痛や、生活機
能の障害をもたらすストレス障害)のこと。
- 24 -
問 35 犯罪被害者等に対して国、市、警察などが支援を行っていますが、あなたが知ってい
るものはどれですか。(○はいくつでも)
N=905
0.0%
10.0%
被害者参加制度
7.7%
6.3%
3.8%
一時避難施設宿泊制度
20.2%
市営住宅の優先利用・目的外利用制度
7.7%
3.2%
知っているものはない
無回答
50.0%
24.8%
民事法律扶助制度
被害事実を立証するために必要な
診断書料などの費用の一部を
公費で負担する警察の経済的支援
40.0%
20.7%
損害賠償命令制度
被害者等通知制度
30.0%
21.5%
犯罪被害給付制度
被害者連絡制度
20.0%
42.3%
5.2%
- 25 -
問 36 犯罪被害者等の支援のための相談窓口が設置されていますが、あなたが知っているも
のはどれですか。(○はいくつでも)
N=905
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
警察の相談窓口
58.3%
市・区の相談窓口
38.1%
日本司法支援センター(法テラス)の相談窓口
11.6%
弁護士会の相談窓口
31.0%
公益社団法人被害者サポートセンターあいち
(あいポート)の相談窓口
7.6%
民間の被害者団体、被害者支援団体の相談窓口
7.8%
名古屋地方検察庁の相談窓口
名古屋保護観察所の相談窓口
1.8%
3.2%
知っているものはない
無回答
60.0%
26.5%
3.6%
問 37 あなたは、犯罪被害者等に対する理解を深めるため、どのような広報啓発を行うのが
効果的だと思いますか。(○はいくつでも)
N=905
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
行政のパンフレットやホームページ
46.9%
被害者支援団体のパンフレットやホームページ
34.5%
犯罪被害者等による講演・講座
26.1%
専門家などによるシンポジウムや講演・講座
23.3%
啓発グッズの配布などの街頭キャンペーン
啓発パネル展
その他
21.9%
6.9%
6.0%
わからない
無回答
50.0%
17.6%
4.0%
- 26 -
問 38
あなたは、犯罪被害者等が精神的被害から立ち直るには、何が重要だと思いますか。
(○は3つまで)
N=905
0.0%
10.0%
20.0%
30.0%
40.0%
50.0%
60.0%
医師やカウンセラーなどの
専門家からの支援
63.8%
家族・親族・友人などの
身近な人からの支援
57.9%
同じ被害を経験した人や
被害者支援団体からの支援
53.3%
職場や学校からの支援
16.7%
行政からの支援
20.4%
地域の人からの支援
10.9%
犯罪被害者等自らの回復への努力
その他
わからない
無回答
70.0%
17.1%
1.3%
5.1%
3.8%
- 27 -
問 39 あなたは、犯罪被害者等への支援策として、本市がどのようなことに取り組んでいけ
ばいいと思いますか。(○は3つまで)
N=905
0.0%
10.0%
20.0%
見舞金の支給
30.0%
40.0%
19.9%
生活資金などの貸付
20.8%
居住場所の確保
35.5%
損害賠償請求権の立替制度
(※)
29.1%
被害者支援に精通した
弁護士の紹介
22.4%
弁護士などによる法律相談
17.3%
カウンセリング
32.2%
電話・面接相談
6.3%
各犯罪被害者等
支援機関・支援団体との連携
17.0%
相談員・支援員の育成・確保
15.0%
医療機関との連携
8.8%
家事・育児・介護などの
生活支援
15.4%
病院・裁判所などへの
付き添い
その他
5.1%
1.2%
わからない
無回答
7.4%
4.0%
※
市が犯罪被害者に立替支援金を支給し、同額の加害者に対する損害賠償請求権を譲り受
け、市が加害者から賠償金を回収する制度。
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問 40
あなたは、我が国において、犯罪被害者等の権利の保護は十分だと思いますか。
(○は1つだけ)
N=905
無回答
2.9%
十分だと思う
1.4%
どちらかといえば
十分だと思う
3.5%
どちらかといえば
不十分だと思う
29.3%
わからない
34.5%
不十分だと思う
28.4%
問 41
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その他、犯罪被害者等の支援に関して、お気づきの点についてお書きください。
犯罪の内容にもよりますが、被害者の方本人や家族などの写真がSNSなどにより拡散
しやすい環境があるためネット社会においての権利保護も難しい環境にあると思います。
犯罪によってTV、インターネットなど繰り返し報道されるのを目にすると被害者の方
をそっとしてあげてほしい。犯罪報道の内容が詳しすぎる。そういった面からも精神的な
支援や経済的生活支援が充実すると良い。
被害者が過剰にクローズアップされる報道が多く、報道を見た側からも惨いケースがま
まみられるので、行政やその他関係各所がもっと保護を強化するべき。
支援してくれる窓口、機関、団体を充実させて欲しい。
同じ被害者からの支援や交流など精神的な支えが重要。
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