保健体育 ラジオ 学習メモ 第 25 回 [体育]理論 技能の上達過程と練習 今回の学習内容 スポーツが得意な人も苦手な人もいると思います。苦手な人は練習してもなかなか上達し ないから、嫌になってしまうことが多いのではないでしょうか。でも、スポーツの技能につ いて、頭で理解してから練習をすれば、効果的に上達することが可能になります。頭で理解 してからスポーツに取り組んでみてください。 講師 武市可奈子 壇 蜜 先生 (学習メモ執筆) 技能の上達過程 スポーツなどの運動 → 練習を積み重ねることにより上達 ▼ ⬇ 上達の過程……三段階に分けて考えられている。 ◦試行錯誤の段階: できたり、できなかったりしながら上達していく段階 ◦意図的な調節の段階: ある程度できるようになった運動技能を、意識的にコントロールして行えるよう になる段階 ◦自動化の段階: 特別な意識をしなくても、瞬時に判断でき自然に運動ができるようになる段階 技能上達過程における停滞現象 ⃝スポーツの技能を上達させるために練習をしても、その過程で壁にぶつかることがある。 ⬇ この状態を「プラトー」と言う。 スポーツを始めて最初にぶつかる壁! スポーツを始めて最初にぶつかる壁! ここであきらめないことが肝心! − 44 − 高校講座・学習メモ 保健体育 25 [体育]技能の上達過程と練習 ⃝運動技能もある程度習得した段階で、心身の状態が一時的に不調となることが原因で運動の 成績が以前に比べて悪くなる現象がある。 ⬇ これを「スランプ」と言う。 練習量? 疲労? 栄養? など原因を解明し、対策する! 効果的な練習方法 効率よく技能を高めるために! ⬇ 到達可能な目標を設定し、計画を立てることが重要 ⃝目標の水準が高すぎる → 挫折しやすい。 ⃝低すぎる目標 → 単調な感じやマンネリ感をもたらす。 ⃝短期目標:「今日の目標……」「今週の目標……」などのように、短い期間で設 定する。運動技能の上達が段階的に確認でき、練習への動機づけと練習 ▼ 効果がはっきりする。 ⃝長期目標:「今シーズンの目標……」「最終的な目標……」のように、長い期間 で設定。長期目標は自分のめざす方向が、全体としてはっきり見える。 短期と長期の目標の両方を設定することが 練習効果を高めるうえで、有効! − 45 − 高校講座・学習メモ
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