製品仕様 - NEC

EMC VMAXオールフラッシュ
VMAX 450F/FX、850F/FX
®
新しく画期的なEMC VMAX 450F/FXと850F/FXファミリーは、オールフラッシュアレイが実現する圧
倒的なパフォーマンスと拡張性を備えています。ミッションクリティカルなマルチコントローラープラット
フォームが、企業に今までにないハイパーコンソリデーションと効率性をもたらし、最も要件の厳しいワ
ークロードにも対応します。最新の大容量エンタープライズフラッシュドライブで構成され、データを常
に最速の階層（ダイアモンド）に置き、最高のIOPSスループットと可能な限り短いレーテンシーを提供し
TM
ます。VMAXオールフラッシュは、VMAX が積み上げてきた信頼性、可用性、保守性をさらに向上
させ、お客様がVMAXに寄せる期待に応えます。さらに、新しいVMAX 450F/FXと850F/FXでは、信頼
性の高い、多彩なVMAXデータサービスを利用することができます。1～4台のV-Brickをサポートする
VMAX 450F/FXから、1～8台のV-Brickを利用できるVMAX 850F/FXまで、これらの新しいアレイ
では、デュアルV-BrickとDAEを1台の大容量ラックに統合することによって、フロアタイルの密度が大
幅に向上しています。組み込みハイパーバイザーにより、VMAXオールフラッシュは、eNAS（組み込
みNAS）による統合されたブロックとファイルのサポートと組み込み管理の提供を可能にします。組み
込みNASによって、物理的なData Moverが排除されます。また、組み込み管理を使用することで、
お客様は、Unisphere for VMAXを実行するために、外部サーバーを割り当てて、管理する必要がなく
なります。
VMAXオールフラッシュは、基本的な「F」と多彩なアプリケーションが備わった「FX」の2つの異なるソフ
トウェアパッケージで利用できるため、オーダーが簡単です。FXは、SRDF S/A/STAR、静止データ暗
号化、eNAS、SnapVXなどで構成され、VVolのVASAプロバイダー認定サポートが付属します。
最後に、VMAXオールフラッシュアレイはすべて事前構成済みの状態で工場出荷されるため、インス
トール時の最初のI/Oまでの時間を大幅に短縮します。
製品仕様
新しいアプライアンスベースのパッケージ：V-BRICK
システムリソースを集合的に拡張できるDynamic Virtual Matrixアーキテクチャが、VMAXオールフラ
ッシュアレイに拡張されました。このアーキテクチャの基本的なストレージビルディングブロックは、
V-Brickと呼ばれるアプライアンスベースのエンティティによって定義されます。各V-Brickには、2台の
VMAXダイレクターと1 TBまたは2 TBのキャッシュを備えたエンジン、120スロットのDAE（ドライブアレイ
エンクロージャ）2台、基本容量53 TBuのエンタープライズフラッシュ、Dynamic Virtual Matrix dual
®
InfiniBand ファブリック相互接続への冗長インターフェイス、対象を絞ったバンドルソフトウェアが付属
しています。各V-Brickには13 TBu単位でフラッシュ容量を追加できます。最大4.3ペタバイトまで合計
有効容量を増設可能です。各ダイレクターは、フロントエンド機能、グローバルメモリ機能、バックエンド
機能を統合することによって、データへのダイレクトメモリアクセスを可能にし、I/O動作を最適化します。
選択したアレイに応じて、VMAXオールフラッシュV-Brickは、拡張性の高いパフォーマンスと高可用性
を実現する、複数のアクティブファブリックのセットによって、最大8個を相互接続できます。
新しいVMAXオールフラッシュアレイは4つのデュアルV-Brickラックにパッケージ化されます。各ラック
には、前述のように、高密度ドライブアレイエンクロージャとともに最大2台のエンジンを収納できます。
その結果、各システムベイは480台の2.5インチフラッシュドライブまで対応可能です。
詳細な仕様と450F/Xアレイと850F/FXアレイの比較は次のとおりです。
スペックシート
VMAXオールフラッシュアレイの仕様
VMAX 450F/VMAX 450FX
VMAX 850F/VMAX 850FX
サポートするV-Brickの数
1～4
1～8
エンジンエンクロージャ
4U
4U
CPU
Intel Xeon E5-2650-V2、2.6GHz、8コア
Intel Xeon E5-2697-V2、2.7GHz、12コア
Dynamic Virtual Matrix BW
700GB/秒
1400GB/秒
CPU/エンジン/システムあたりのコア数
8/32/128
12/48/384
Dynamic Virtual Matrix相互接続
InfiniBand二重冗長ファブリック：
InfiniBand二重冗長ファブリック：
ポートごとに56Gbps
ポートごとに56Gbps
キャッシュ - システム最小（未フォーマット）
1024 GB
1024 GB
キャッシュ - システム最大（未フォーマット）
8 TBr（2048 GBエンジンを使用）
16 TBr（2048 GBエンジンを使用）
エンジンあたりのキャッシュオプション
1024 GB、2048 GB
1024 GB、2048 GB
ヴォールト戦略
ヴォールトからフラッシュ
ヴォールトからフラッシュ
ヴォールトの実装
エンジンあたり2～8台のフラッシュSLIC
エンジンあたり2～8台のフラッシュSLIC
6
6
サポートされるフロントエンドI/Oモジュール
FC： 4×8 Gb/秒（FC、SRDF）
FC： 4×8 Gb/秒（FC、SRDF）
とプロトコル（光ポート）
FC： 4×16 Gb/秒（FC、SRDF）
FC： 4×16 Gb/秒（FC、SRDF）
iSCSI： 4×10GbE（iSCSI）
iSCSI： 4×10GbE（iSCSI）
10GbE： 2×10 GbE（SRDF）
10GbE： 2×10 GbE（SRDF）
GbE： 2× GbE（SRDF）
GbE： 2× GbE（SRDF）
1
1
10GbE：2 x 10 GbE光メディア
10GbE：2 x 10 GbE光メディア
4（アクティブ× 3 +スタンバイ× 1）
4（アクティブ× 3 +スタンバイ× 1）
（4台のData MoverにはV-Brickが2つ必要です）
（4台のData MoverにはV-Brickが2つ必要です）
768
768
アレイファミリー
V-BRICK
キャッシュ
ヴォールト
フロントエンドI/Oモジュール
V-Brickあたりの最大フロントエンドI/O
モジュール数
ENAS I/Oモジュール
ソフトウェアData Moverあたりの最大
eNAS I/Oモジュール数
サポートされるeNAS I/Oモジュール
ENASソフトウェアDATA MOVER
最大ソフトウェアData Mover
アレイあたりの最大NAS容量（テラバイト
単位の有効容量）
VMAX 450F/VMAX 450FX
VMAX 850F/VMAX 850FX
アレイあたりの最大容量
2.3 PBu
4.3 PBu
V-Brickあたりの容量
52.6 TBu
52.6 TBu
容量ブロック増設単位
13.2 TBu
13.2 TBu
V-Brickあたりの最大ドライブ数
240
240
アレイあたりの最大ドライブ数
960
1920
システムベイあたりの最大ドライブ数
480
480
V-Brickあたりの最小ドライブ数
16 + 1スペア
16 + 1スペア
対応フラッシュドライブ（2.5インチ）
960 GB、1.92 TB、3.84 TB
960 GB、1.92 TB、3.84 TB
BEインターフェイス
6Gbps SAS
6Gbps SAS
対応RAIDオプション
RAID 5(7 +1)
RAID 5(7 +1)
RAID 6(14+2)
RAID 6(14+2)
混在RAIDグループのサポート
No
No
混在ドライブ容量のサポート
はい
はい
120 x 2.5インチドライブDAE
はい
はい
60 x 3.5インチドライブDAE
No
No
はい
はい
アレイファミリー
容量、ドライブ
フラッシュドライブ
フラッシュアレイエンクロージャ
キャビネット構成
標準19インチベイ
いいえ（デュアルV-Brickに基づくパッケージ化。ただし、
いいえ（デュアルV-Brickに基づくパッケージ化。ただし、
シングルV-Brickシステムベイ構成
システムベイごとにシングルV-Brickで開始可能）
システムベイごとにシングルV-Brickで開始可能）
デュアルV-Brickシステムベイ構成
はい（デフォルトパッケージ）
はい（デフォルトパッケージ）
サードパーティラックマウントオプション
はい（初回はRPQ経由）
はい（初回はRPQ経由）
はい（初回はRPQ経由）
はい（初回はRPQ経由）
はい
はい
オープン・システム
はい
はい
電源オプション
単相または三相
単相または三相
単相または三相
デルタ結線またはスター結線
デルタ結線またはスター結線
デルタ結線またはスター結線
分散
システムベイの分散
事前構成
100%の仮想プロビジョニング
ホストサポート
VMAXオールフラッシュアレイの接続性
VMAX 450F/VMAX 450FX
VMAX 850F/VMAX 850FX
V-Brickあたりの最大数
24
24
アレイあたりの最大数
96
192
V-Brickあたりの最大数
24
24
アレイあたりの最大数
96
192
V-Brickあたりの最大数
24
24
アレイあたりの最大数
96
192
V-Brickあたりの最大数
12
12
アレイあたりの最大数
48
96
V-Brickあたりの最大数
12
12
アレイあたりの最大数
48
96
ポート/NAS Data Moverの最大数
2
2
アレイあたりの最大ポート数
8
8
アレイファミリー
サポートするI/Oプロトコル
8 Gb/秒FCホスト/SRDFポート
16 Gb/秒FCホストポート
10 GbE iSCSIポート
10 GbE SRDFポート（光）
GbE SRDFポート（光）
組み込みNASポート
10 GbE光ポート
システムベイ分散機能
システムベイ分散機能を使用すると、個々のシステムベイや隣接するシステムベイのグループをシステムベイ 1 から最大 25 メートル（82 フィート）分離して配置
できます。これにより、床荷重の制約を解決したり、完全に隣接する構成を不可能にする障害物を避けたりすることができ、データセンターの柔軟性が大きく向上
します。
フラッシュドライブのサポート
VMAX 450F/FXおよび850F/FXは最新の6 Gb/秒デュアルポートのネイティブSASフラッシュドライブをサポートします。オールフラッシュドライブが、自動フェイ
ルオーバーおよび障害の切り分けが可能な独立したI/Oチャネルを2つサポートしています。サポートされているドライブとタイプの最新の情報については、EMC担
当営業にお問い合わせください。ディスク容量の表示は、すべて1 GB=1,000,000,000バイトとして計算しています。実際の使用可能容量は、構成によって異なる
場合があります。
V-BRICKおよび容量ブロックで使用する2.5インチフラッシュドライブ
VMAX 450F/FXおよびVMAX 850F/FX
プラットフォームサポート
標準容量（GB）
1
速度（RPM）
1
960
1
1920
3840
フラッシュ
フラッシュ
フラッシュ
平均シークタイム（ミリ秒あたりの
読み取り/書き込み）
N/A
N/A
N/A
未フォーマット時容量（GB）
960
1920
3840
939.38
1880.08
3761.47
オープンシステムによるフォーマット
済み容量（GB）
1
任意の与えられた構成にドライブ容量ブロックとV-Brickを追加する場合、希望する有効容量に設定するために、さまざまな基盤となるドライブサイズを含むことが
できます。サイズはVMAX Sizer Configuration Toolで自動的に最適化されます。
電力消費量と発熱量（35℃）
VMAX 450F/FX
コンポーネント
VMAX 850F/FX
適応型冷却に基づき、
35o Cを超える温度での
最大総電力消費量
最大発熱量
最大総電力消費量
最大発熱量
ワット損は大きくなります2
（kVA）
（Btu/時）
（kVA）
（Btu/時）
システムベイ1、
デュアルエンジン
システムベイ2、
デュアルエンジン
1
8.66
28,223
8.91
29,223
7.99
26,123
8.20
26,923
1
システムベイ2と後続のすべてのシステムベイ（利用できる場合）の電源の値
2
ここに示す電源の値と発熱量は、バッテリーの再充電時に発生する高い電力レベルを反映しています。周囲温度35℃で計測されていますが、通常動作での
定常状態の間は、周囲温度は、この値よりも低くなります。
物理仕様
コンポーネント
高さ（インチ/CM）
幅（インチ/CM）
奥行（インチ/CM）
重量（最大LBS/KG）
75/190
24/61
47/119
1860/844
システムベイ、
デュアルエンジン
入力電源要件
単相（北米、国際、オーストラリアの各仕様）
北米
3ワイヤ接続（2 L + 1 G）
仕様
国際およびオーストラリア
1
3ワイヤ接続（1 L + 1 N + 1 G）
入力公称電圧
200～240 AC電圧 +/- 10% L-L公称
220～240 AC電圧 +/- 10% L-N公称
周波数
50～60Hz
50～60Hz
回路ブレーカー
30A
32A
電源領域
2
2
お客様サイトの電源要件（最小）
• 1つのゾーンにつき30A単相電源×3。
• 2つの電源ゾーンでは6系統必要（各系統の定格は30A）
1
1
L = ラインまたは位相、N = 中性、G = 接地
三相（北米、国際、オーストラリアの各仕様）
北米（デルタ結線）
4ワイヤ接続（3 L + 1 G）
仕様
入力電圧
2
周波数
回路ブレーカー
電源領域
お客様サイトの電源要件
国際（スター結線）
1
5ワイヤ接続（3 L + 1 N + 1 G）
200～240 AC電圧 +/- 10% L-L公称
220～240 AC電圧 +/- 10% L-N公称
50～60Hz
50～60Hz
50A
32A
2
2
1台のベイにつき50A三相電源×2
1台のベイにつき32A三相電源×2
1
（最小）
1
L = ラインまたは位相、N = 中性、G = 接地
2
構成によっては、アレイに電力を供給する三相電源にAC入力電流の不均衡が発生する場合があります。お客様のデータセンターの各相の負荷条件のバラ
ンスをとるため、このような状況が発生する可能性があることをお客様側の電気技師に警告する必要があります。
無線周波数の干渉
無線周波数帯を含む電磁場は、電子機器の動作に干渉することがあります。EMC Corporationの製品はEN61000-4-3規格に準拠し、無線周波数帯の干渉に対
する耐性の認定を受けています。意図的に電磁波を放出する機器（携帯電話の中継器など）が使用されているデータセンターでは、環境電界強度が3ボルト/メート
ルを超えないようにしてください。
中継器電力レベル
推奨最小距離
（ワット）
（フィート/メートル）
1
3M（9.84フィート）
2
4M（13.12フィート）
5
6M（19.69フィート）
7
7M（22.97フィート）
10
8M（26.25フィート）
12
9M（29.53フィート）
15
10M（32.81フィート）
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