感染症発生動向調査 情報還元 平成28年 第 41 週 平成28年10月10日(月)~平成28年10月16日(日) ◇◇定点把握の対象となる5類感染症 発生状況◇◇ (定点当たり患者数) 週別 発生状況 定 点 疾病名 県南保健所 39 インフルエンザ定点 国・県・県南 発生状況 週 40 週 第 41 週 全国 41 週 長崎県 基準値 警報レベル 注意 報レ 県南保健所 開始 終息 ベル 0.13 0.13 0.25 0.24 0.06 0.25 30 10 RSウイルス感染症 1.40 2.20 1.40 2.02 1.07 1.40 咽頭結膜熱 0.20 0.40 0.60 0.21 0.25 0.60 3 1 A群溶連菌咽頭炎 1.00 1.40 0.40 1.28 0.95 0.40 8 4 感染性胃腸炎 2.80 3.00 1.40 3.43 2.93 1.40 20 12 0.20 0.20 0.60 0.26 0.23 0.60 7 4 0.40 1.20 1.60 1.09 0.73 1.60 5 2 - - - 0.09 0.09 - 2 1 突発性発しん 0.20 - 1.20 0.41 0.41 1.20 百日咳 0.20 - - 0.02 - - 1 0.1 ヘルパンギーナ 2.40 4.60 3.60 0.55 0.48 3.60 6 2 小 水痘 児 科 手足口病 定 点 伝染性紅斑(リンゴ病) 流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) - 0.20 0.40 0.94 1.20 0.40 6 2 眼 急性出血性結膜炎 科 定 点 流行性角結膜炎 - - - 0.01 - - 1 0.1 - 1.00 1.00 0.77 2.38 1.00 8 4 細菌性髄膜炎 - - - 0.02 - - - - - 0.05 - - - - - 1.23 0.50 - - - - 0.01 - - 基 無菌性髄膜炎 幹 定 点 マイコプラズマ肺炎 クラミジア肺炎 (オウム病は除く) 10 4 3 管内 警報・注意 注意報レベル なし なし 警報レベル ◇◇トピックス・季節情報◇◇ ☆麻しんに注意しましょう。 2016年8月現在、輸入例が発端となった国内の広域発生が続いています。麻しん(はしか)は、麻しん ウイルスによる急性の全身感染症です。感染力が極めて高く、空気感染、飛沫感染、接触感染など 様々な経路によって感染します。麻しんは、手洗いやマスクのみでの予防はできませんが、予防接種 (ワクチン接種)を行うことによって、95%以上の人が免疫を獲得することができると言われています。 ☆秋から冬にかけて流行する感染症に注意しましょう。 秋になると、一気に気温と湿度が下がり、体の免疫力も下がりやすくなります。また、低温、低湿 度ではウイルスが活発に活動し始めることから感染症にかかりやすくなります。これからの季節は、 RSウイルス感染症、インフルエンザ、感染性胃腸炎、溶連菌感染症等に注意が必要です。特異的な 治療法は無く、対症療法が主になります。感染経路は飛沫感染と接触感染になります。ウイルスの感 染を予防するために、うがいや手洗いを励行し、人混みは避け、感染した人はマスクを着用するなど 人にうつさないよう気をつけましょう。 ◇◇感染症ホームページのお知らせ◇◇ ・長崎県感染症情報センター http://www.pref.nagasaki.jp/kansen/ ・県南保健所感染症情報 http://www.pref.nagasaki.jp/kn-hoken/kennkoutaisaku/kansensyo/hasseidoukou.html ・厚生労働省 麻疹・風疹情報 http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou21/qa.html ・国立感染症研究所 感染症情報センター 風疹Q&A http://www.nih.go.jp/niid/ja/rubellaqa.html
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