平成28年10月14日 な が お ひろゆき 経営支援課長 長尾博行 TEL(082)224-5658 「農商工等連携事業計画」認定 ~岡山における取組みを支援~ 中国四国農政局と中国経済産業局は、「中小企業者と農林漁業者との連携による事業 活動の促進に関する法律(略称:農商工等連携促進法)」に基づき、本日付けで以下の 農商工等連携事業計画の認定を行いました。 これにより、中国地域における認定件数は、50件となりました。 (鳥取県5件、島根県6件、岡山県14件、広島県18件、山口県7件) 今回認定した農商工等連携事業計画 事業名 事業者名 1 【中小企業者】 株式会社 ほんぢ園(岡山県岡山市) 【農林漁業者】 農事組合法人 山田営農組合(岡山県総社市) 岡山県産の農産物による健康茶シリーズ の開発・販売 【参考】 ○今後、認定を受けた中小企業者は、以下の支援措置を受けることができます。 ・試作品開発、販路拡大等に対する補助金(補助率3分の2)への応募 ・「6次産業化ネットワーク交付金」(補助率10分の3、上限1億円)への応募 ・政府系金融機関による低利融資 ・信用保証枠の拡大 等 【問い合わせ先】 中国四国農政局経営・事業支援部地域連携課 担当:三戸、中村、田邊 TEL:(086)224-9415(直通) 中国経済産業局産業部経営支援課 担当:長尾、中村、中前 TEL:(082)224-5658(直通) 地域 岡山県岡山市北区 認定日 平成28年10月14日 通巻番号 6 - 28 - 050 ④ 新規用途開拓による地域農林水産物の需要拡大、ブランド向上 岡山県産の農産物による健康茶シリーズの開発・販売 岡山県産の農作物を原料に使用した健康茶シリーズを開発し、安心・安全・健康志向の消費者に対して販売する。 連携体 農林漁業者 農事組合法人 山田営農組合(農業者)(法人番号8260005008798) タンポポ、なた豆等の農産物を農薬不使用にて生産し安定供給を行うとともに、裁断・乾燥等の一次加工を行う。 中小企業者 株式会社ほんぢ園 (小売業)(法人番号5260001006098) 日本茶の製造・販売における技術・ノウハウを活用して、様々な農作物を原料にした健康茶の開発・製造・販売を行う。 連携参加者 サポート機関等 岡山県中小企業団体中央会 ・ (独)中小企業基盤整備機構中国本部 連携の経緯 ほんぢ園は創業80年以上の老舗のお茶の製造・販売業であるが、緑茶の需 要は漸減傾向にあるため、岡山県中小企業団体中央会の支援により商品の企 画開発や販路開拓を行っていた。 その一環として、以前から取引のある山田営農組合との連携を強化し、農薬を 使用せず栽培した農産物の安定供給を受け、市場拡大が見込まれる健康茶の 開発・販売事業に本格的に取り組むこととした。 連携に当たっての課題や工夫等 農業者においては、新たに手掛ける農作物もあるため組合員の連携により安 定的に供給することが必要であるうえ、茶葉の裁断等の一次加工も行う。 事業者においては、新商品である健康茶シリーズを開発・販売するために製茶 の技術を活用と新たな販路の開拓が必要となる。 【代表者】 連 携 体 ・安心・安全・健康志向 の消費者 【共同申請者】 商品開発及び販売 農作物の栽培・一次加工 ㈱ほんぢ園 (岡山県岡山市) 農事組合法人山田営農組合 商品開発 健康茶製造技術・販売 (岡山県総社市) 農産物栽培技術及び安定供給 連携による効果 農林漁業者 5年で378万円の売上増加及び経営資源の有効活用 需要拡大が見込める健康茶向けに安定供給先が確保されると共に、設備及び耕地等経営資源の有効活用に繋がる。 中小企業者 5年で3,625万円の売上増加、収益性の改善 需要拡大が見込める健康茶シリーズを開発・販売することにより、売上拡大及び収益性の向上が期待される。 代表企業等の連絡先 企 業 等 名 : 株式会社ほんぢ園 T E L : 086-222-5925 E – m a i l : [email protected] 所 在 地 : 岡山県岡山市北区表町1-9-49 F A X : 086-223-8869 ホ ー ム ヘ ゚ ー シ ゙ : http://www.honjien.co.jp/ 農商工等連携促進法 (中小企業者と農林漁業者との連携による事業活動の促進に関する法律) 中小企業者と農林漁業者が連携して行う新商品等の開発・販売促進等の取組を支援 ・国から、中小企業者と農林漁業者が共同で行う新たな商品やサービスの開発等についての計画の認定を 受けた場合に、中小企業者と農林漁業者に対して、事業資金の貸付や債務保証等の支援を創設。 農商工等連携促進法が支援する事業スキーム 主務大臣(農林水産大臣、経済産業大臣等)が、農商工等連携事業認定基準等を策定 申請 認定 農商工等連携事業計画 目的:中小企業者の経営の向上及び農林漁業者の経営の改善 中小企業者(商工業者に限る)と農林漁業者が共同で新商品の開発等に取り組む事業計画を作成 支援措置 ○中小企業者に対する低利融資(日本政策金融公庫) ○農業改良資金融通法等に基づく貸付対象を中小企業者へ拡大。償還期間・据置期間を延長。 ○中小企業信用保証の特例 ○食品流通構造改善促進機構の債務保証 ●補助金:試作品開発、販路拡大等に対する補助金(補助率2/3) (○は法律事項、●は予算事項) 「農商工等連携」の基本的要件 【3.新商品の開発等】 新商品若しくは新役務の開発、生産・提供又は需 【1.有機的連携】 要の開拓を行うものであること 中小企業者と農林漁業者が有機的に連携して 実施する事業であること 【4.計画期間】 原則5年以内 【2.経営資源】 それぞれの経営資源を有効に活用すること 【5.経営の向上・改善】 中小企業の経営の向上かつ農林漁業者の農林漁 業経営の改善が実現すること
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