設備設計1級建築士

2016.10.14
設備設計1級建築士
1.設備設計1級建築士の講座概要
設備設計1級建築士の講座は、公益財団法人建築技術教育普及センター(以下センターと言う)から過去問の使用許諾を受けて
から2014年に公開する予定である。現段階での講座の内容は、下記に示す過去問を掲載し、解説すると共に、項目別に分類でき
るものを取りまとめる予定である。従って、本講座の閲覧を希望する方は、本講座が開講してから入会して下さい。
① 過去問の掲載
② 過去問の解説
③ 項目別一覧表 等
2.設備設計1級建築士の概要
設備設計1級建築士は、階数3以上で床面積5,000㎡以上の設備設計を行った場合に設計図書に押印することができる。設備設
計1級建築士を保有していない1級建築士が上記設備設計を行った場合、設備設計1級建築士の「設備関係規定」の確認を求め
なければならない(つまり、押印できない)。
3.設備設計1級建築士の受講概要
平成28年度の設備設計1級建築士の受験申込のフローは図1の通りである(H28の受講案内は、5月初旬に公表された)。
受講資格は、「1級建築士」として5年以上設備設計の業務に従事した方が対象となる。申込書の記載例に基づき、5年以上の業
務実績を記載して、それを証明する1級建築士の証明(実名と押印)が必要である。
一般に、初めて受講する場合、「申込区分Ⅰ」となり、建築設備士を保有する方は「申込区分Ⅳ」となる。
申込区分Ⅰの方は、合否確認試験となる「修了考査」では、「法適合確認」と「設計製図」の両方を受けなければならない。申込区
分Ⅳの方は、「法適合確認」のみで「設計製図」は免除となる。
法適合確認は、記述式であり、空調・換気設備5問、給排水衛生設備5問、電気設備5問、輸送設備5問の記述解答である。全20
問を2時間で解答するので、1問当たり6分で間違い箇所を探して指摘し、その法的理由を書き上げないといけない。講習会で配
布される資料(修了考査持込み可)を相当学習しないと合格できない。各科目で足切もあるので、30分過ぎたらその科目が書き終
えてなくても無条件に次の科目へ進んだ方が良い。
設計製図は、記述式と製図であり、設備計画と設備設計がある。設備計画は、必須問題で10問出題される。設備設計は、空調・換
気設備、給排水衛生設備、電気設備の3分野から一つを選択して3問解答する。
申込区分Ⅰ及びⅣの合格率は、概ね以下の通りである。
申込区分Ⅰの合格率:年度により10~30%
申込区分Ⅳの合格率:年度により50~80%
※合格するためには、過去問の徹底学習が必須事項である(建築設備士での区分Ⅳ受験者も油断できない)。
受講申込書の頒布 (H28.5.23(月)~6.24(金))
受講申込書頒布
受講申込区分
申込区分Ⅰ
申込区分Ⅱ
申込区分Ⅲ
申込区分Ⅳ
申込区分Ⅴ
(全科目)
(法適合確認のみ)
(設計製図のみ)
(建築設備士)
(全科目免除)
受講申込
受講申込受付 (H28.5.30(月)~6.24(金))
受講資格審査
受講資格審査 (受講票発送8月上旬)
講 義
講義実施期間(連続する3日間) (H28.8.24(水)~9.9(金))
修了考査
修了考査 H28.10.2
修了発表
修了発表 H28.12.7
図1 平成28年度の設備設計1級建築士の資格取得までのフロー