(仮称)新小岩三丁目保育園等設置・運営事業者募集要領 平成 28 年 10 月 飾区では、子育て支援施設の整備方針において、老朽化した公立保育所の施設更新にあたっては、民設民 営による整備を整備手法の一つとしています。 この度、新小岩保育園の老朽化に伴い施設更新を行うにあたり、認可保育所等を設置・運営する事業者を募集 します。 1 公募事業の概要 本事業は、飾区が事業者に土地を無償で貸し付け、土地を借り受ける事業者が自ら認可保育所等を整備し、 設置・運営していただくものです。 (1)開設時期 平成 32 年4月1日 (2)実施事業 ①認可保育所 児童福祉法第 24 条第1項に規定する保育所 ②一時預かり事業 「一時預かり事業実施要綱」に基づく「一般型」の一時預かり事業(「4実施事業」参照) ③子育てひろば事業 「子育てひろば事業(地域子育て支援拠点事業)実施要綱」に基づく「一般型」の子育てひろば 事業 (地域子育て支援拠点事業、「4実施事業」参照) ④放課後児童健全育成事業(以下「学童保育クラブ」という) 児童福祉法第6条の3第2項に規定する放課後児童健全育成事業 ⑤その他事業 主に地域の小学生を対象とした自主事業(自由提案) 2 応募資格 平成 28 年4月1日現在、飾区内において認可保育所及び学童保育クラブを設置・運営している法人。 3 貸付(予定)地 (1)概要 ①所在地 (住居表示) 飾区新小岩三丁目 13 番 23 号(別紙1「案内図」参照) ②所在地 (地番) 飾区新小岩三丁目 961 番 1、962 番 2、3、12(別紙2「公図」参照) -1- ③土地面積 約 1848.12 ㎡ ④用途地域 第1種住居地域 ⑤建ぺい率・容積率 建ぺい率 60%・容積率 200% ⑥高度地区 第2種高度地区 (2)貸付条件 事業者は、以下の条件により区と貸付契約を締結するものとします。 ①貸付期間 30 年 ②貸付開始時期 既存施設解体後(平成 29 年度予定) ③貸付料 無償 ④借地権の登記 借地権の設定登記はできません。 ⑤用途の指定 貸付地を指定した事業の実施以外の用途で使用することはできません。なお区の承諾なく目的外に利 用した場合又は第三者に転貸した場合は、貸付地を原状に回復し、返還することになります。 ⑥施設整備 当該貸付地で事業を行うにあたって必要となる費用(地盤調査費用、測量費用、施設建設費、外構工事 費等)は、全て事業者の負担となります。 ⑦維持管理 施設、設備等の維持管理に係る費用及び貸付地の維持管理に係る費用は、事業者が負担することにな ります。 ⑧更新 土地の貸付期間は 30 年としていますが、区と協議のうえ更新できるものとします。ただし、区は、更新時 に周辺の保育需要等を検証し、著しく定員を欠く状態が続く等の理由により事業継続の必要性がないと判 断した場合は、更新しないものとします。 ⑨土地の返還 貸付期間満了のとき、事業者側の理由により貸付契約を打ち切るとき又は貸付契約が解除されたときは、 事業者の負担により、直ちに当該貸付地の施設、設備等の撤去を行い、原状に回復し、返還することにな ります。また、区との貸付契約に違反する場合、または保育所指導監査による改善命令について対応がな されない等の場合は、貸付期間内であっても原状に回復し、その時点で返還することになります。 (3)現地の確認 現地を確認することはできますが、計画地の中に立ち入ることはできません。現地を確認する際には、 近隣住民等の迷惑とならないように十分注意してください。なお、大人数での見学はご遠慮ください。 -2- 4 実施事業 (1)認可保育所 ①開所時間 (ア)基本時間 7時 15 分から 18 時 15 分(11 時間) (イ)延長時間 18 時 15 分以降、2時間以上の延長保育を実施すること ②定員 (ア)新小岩保育園における現在の各歳児別の定員以上の定員設定をすること。 <新小岩保育園における現在の受け入れ> 合計 152 名(0歳 12 名、1歳 18 名、2歳 22 名、3歳 33 名、4歳 33 名、5歳 34 名) (イ)0歳児の定員を 12 名以上とし、産休明け保育(生後 57 日目からの保育)を実施すること。 (ウ)低年齢児(0∼2歳)の定員を多く設定するとともに、年齢バランスを考慮し、適切な受け入れを確保 すること。 (エ)最終的な定員設定については、区の指示に従うこと。 ③保育内容 (ア)保育所保育指針(平成 20 年3月 28 日厚生労働省告示第 141 号)を遵守すること。 (イ)新小岩保育園園舎の解体のため、平成 32 年3月 31 日まで、新小岩保育園在園児は、飾区が運 営する仮園舎で保育しています。本件保育所は、新小岩保育園に通う子どもが、平成 32 年4月1日以降 引き続き通う保育所となります。 (ウ)公立保育所が民営化されることに関して、保護者の不安感等に配慮するとともに、別紙3「新設園に 関する保護者の意見等」を真摯に受け止め、対応に努めること。 ④給食 給食の調理業務については、事業者の直接雇用の職員による実施(直営方式)とすること。 ⑤その他 通常保育のほか、下記の保育も実施すること。 (ア)障害児保育 (イ)緊急一時保育 (2)一時預かり事業 ①別紙4「一時預かり事業実施要綱」に基づく「一般型」の一時預かり事業を実施すること。 ②一時預かり事業を実施するための専用の区画を設けること。 (3)子育てひろば事業(地域子育て支援拠点事業) ①別紙5「子育てひろば事業(地域子育て支援拠点事業)実施要綱」に基づく「一般型」の子育てひろば事業 (地域子育て支援拠点事業)を実施すること。 ②子育てひろば事業を実施するための専用の区画を設けること。 -3- (4)学童保育クラブ ①開所時間 下記時間を基本とし、下記時間以上の開所時間を設けること。 (ア)基本時間 (a) 学校授業のある日:下校時から 18 時 00 分 (b) 学校授業のない日:8時 30 分から 18 時 00 分 (イ)延長時間 18 時 00 分から 19 時 00 分 ②定員 50 名程度 (5)その他事業 ①就学児(主に小学生)を対象とした、自主事業を実施すること。 ②事業の実施に必要な面積を確保した、専用の区画又はスペースを設けること。 ③実施にあたっては、集いの場の提供、保護者支援、地域等との交流、ボランティアの活用等に努めること。 ④事業の内容、実施頻度等の詳細は、契約締結後区と協議し決定すること。 5 新小岩保育園からの引継ぎ 当該保育所は平成 32 年4月1日開設となりますが、入所児童は、平成 32 年3月 31 日に新小岩保育園(仮園舎) に入所していた児童が持ち上がりで入所することとなります。このため、入所児童への負担を抑え円滑な移行を実 施するため、下記引継ぎを実施することが必要となります。(学童保育クラブは新規事業となるため、引継ぎ等はあ りません。) (1)引継ぎ実施場所 新小岩保育園仮園舎(飾区新小岩三丁目 25 番 1 号) (2)引継ぎ概要 引継ぎ概要は下記のとおりとし、詳細は別途打合せの上決定する。 ①施設長・主任保育士 期間:平成 31 年 4 月∼平成 32 年 3 月(予定) 内容:保育園運営及び管理運営事項、行事内容の確認等 ②担当保育士(複数名) 期間:平成 32 年 1 月∼平成 32 年 3 月(予定) 内容:各クラスでの合同保育 ③看護師 期間:平成 32 年 1 月∼平成 32 年 3 月(予定) 内容:在園児の健康把握・管理等 ④栄養士・調理員等 期間:平成 32 年 1 月∼平成 32 年 3 月(予定) -4- 内容:献立・調理業務の確認、アレルギー食の対応等 (3)引継ぎ業務等に係る経費 引継ぎ業務等については、別途委託契約を締結の上、必要な経費を支払う。 (4)その他 ①飾区職員から事業者の園長・主任・クラス担当候補者等に園児一人ひとりの様子や配慮点等を伝える機会 や事業者職員による在園児保護者面談の機会を設けるため、園児一人ひとりの状況把握に努めること。 ②開園から一定の期間、飾区職員による園訪問や、必要に応じて区職員、在園児保護者を交えた意見交換 の場を設けるよう努めること。 6 施設整備に関する基本的要件等 (1)施設整備にあたっては、建築基準法、児童福祉法をはじめとした関係法令、条例、規則、基準及び要綱等を遵 守するとともに、飾区と協議を行い、飾区から指導があった場合には、これに従うこと。 (2)施設建設にあたっては、地域住民に対し十分な説明を行うとともに、意見及び要望に対して誠実に対応するこ と。なお、地域住民に対する説明会は必ず実施すること。 (3)工事については、的確な施工管理を行うこと。工事車両の通行に際しては十分な安全対策を講じるとともに、 砂埃や騒音についても近隣への影響を最小限に抑えるよう対策を講じること。 (4)別紙6「既存施設の配置図・平面図」、別紙7「仮園舎の配置図」及び別紙3「新設園に関する保護者の意見等」 に配慮した施設とすること。 (5)十分な園庭を確保すること。 (6)既存施設の解体・撤去に伴い、既存施設の杭等が残存する可能性があるため、設計変更等の必要が発生した 場合は、柔軟に対応すること(既存施設の解体・撤去は平成 28 年度中に飾区にて実施予定)。 (7)貸付地内に設置されている万年塀について、活用あるいは撤去等に関して事業者の判断とし、それに係る一 切の費用負担や隣地協議等は、法人の責により行うこと。 (8)整備スケジュール 平成 29 年度 基本設計・実施設計 平成 30 年度∼平成 31 年度 建築工事 平成 32 年4月 開設 7 助成制度等 (1)施設整備に対する補助 ①別紙8「施設整備補助制度」に基づき、予算の範囲内で補助を実施する予定です。 ②施設整備にあたって補助を受ける場合は、下記の点を遵守すること。 (ア)飾区の指示する方法(入札等)により工事契約を締結すること。 -5- (イ)補助対象経費に係る契約については、契約日・契約内容等について、飾区と十分に協議した上 で締結すること。 ③補助金の交付は平成 30 年度及び平成 31 年度の各年度の工事進捗率に応じて行います。 ④補助金交付時期は下記のとおりです。 (ア)平成 30 年度分:平成 31 年4月から5月ごろ (イ)平成 31 年度分:平成 32 年4月から5月ごろ (2)借入金の返済金に対する補助 別紙7「施設整備補助制度」に基づき、予算の範囲内で補助を実施する予定です。補助金交付時期は、借入金 の返済時期に応じたものとなります。 (3)運営費に対する補助等 運営費については、下記に基づき補助等を実施する予定です。 ①認可保育所(一時預かり事業、子育てひろば事業含む) (ア)子ども・子育て支援法第 27 条に基づく施設型給付 (イ)飾区私立保育所運営費扶助要綱 ②学童保育クラブ (ア)飾区私立学童保育事業助成要綱 8 応募方法及び事業提案書の提出 (1)応募書について ①様式1「応募書」に、必要事項を記入・押印し、持参の上、提出してください。 ②応募書提出期限:平成 28 年 10 月 27 日(木)午後5時必着 (2)事業提案書について ①応募者は、「9 事業提案書作成要領」に基づき、「事業提案書」を作成し、持参の上、提出してください。 ②事業提案書提出期限:平成 28 年 11 月 30 日(水)午後5時必着 (3)注意事項 ①応募書、事業提案書ともに、提出期限を厳守してください。遅延の場合、書類の受付はできません。提出に際 しては、電話予約の上ご来庁ください。 ②提出書類のうち区指定の様式については、区ホームページからダウンロードし、使用してください。 ③応募した後に辞退する場合は、辞退届(任意様式。代表者印のあるもの。)を、平成28 年11 月30 日(水)午後 5時までに持参の上、提出してください。 9 事業提案書作成要領 (1)提出部数 17 部(正本1部、副本 16 部。区指定様式以外は任意様式で可。) -6- (2)提出書類 別紙9「提出書類一覧」のとおり (3)作成要領 ①正本1部については、園児の個人名等は黒マジック等で塗抹すること。 ②副本 16 部については、園児の個人名等のほか、法人名や運営施設名等が特定できるような事項は、添付書 類も含め全ての提出書類について、黒マジック等で塗抹すること。 ③書類は、A4サイズを基本とし、図面等はA3サイズも可とする。 ④提案書は、フラットファイル(A4縦、左側2か所綴じ)に綴り、項目ごとにインデックス(各番号・項目名を記入し たもの)をつけて提出すること。 ⑤各ページには、下部中央にページ番号を一連数字により付番すること。 ⑥提案書のページ数は別紙8に記載のページ数以内とすること。 ⑦ペーパーレスの観点から、できる限り両面印刷とすること。 ⑧必要事項が記載されていない場合は、評価の対象外とする場合があります。 10 質問の受付・回答 (1)受付期限 平成 28 年 11 月 2 日(水)午後5時まで (2)質問の提出方法 様式2「質問票」に記入し、メールで受付期限までに提出してください。その際、件名を「(仮)新小岩三丁目保 育園等募集質問」として送付してください。これ以外の方法(電話、訪問等)による質問には、回答できかねます のでご遠慮ください。なお、質問票は、質問事項1件ごとに作成してください。 (3)回答方法 期限内に提出された質問については、平成 28 年 11 月 9 日(水)を目途に、応募者が特定できない形で応募 者全員に回答します。質問に対する回答は、本募集要領と一体のものとして、要領と同様の効力を有するものと します。 11 事業者の選定 区が設置する選定委員会の審査に基づき、飾区長が決定します。選定方法、審査項目、スケジュール等につ いては次のとおりです。 (1)選定方法 以下の審査に基づき選定します。 ①事業提案書の書面審査 ②プレゼンテーションとヒアリング審査 ③現在運営している認可保育所における現地視察による審査 -7- なお、③現地視察は、①及び②の審査の結果を総合的に判断し、上位3事業者のみ実施します。 (2)審査項目 選定委員会は、本募集要領に適合していること、及び以下の点を考慮して審査を行います。 審査項目 番号 内 容 1 運営方針 児童福祉の理念に沿った運営方針であるか等 2 保育計画 保育所保育指針等に沿った事業であり、かつ、区の事業計画等に合致した運 営が実施できるか等 3 給食計画 4 健康・衛生管理計 健康診断、日々の健康状態の把握、疾病異常等への対応、感染症予防及び発 画 5 子どもの発達状況に応じた給食の提供、アレルギーの対応、食育の考え方等 生時の対応、衛生管理方法等 防災対策・安全管 防災計画、避難訓練、事故防止の考え方等 理計画 6 保護者、地域との 保護者とのコミュニケーション、苦情・相談への対応、新設園に関する保護者の 連携等 意見等に関する対応、地域貢献への考え方や具体的な取り組み、実績等 7 職員計画 職員体制、職員の経験年数や年齢構成等、人材育成の考え方等 8 工事計画 安全・騒音対策、近隣住民への説明や理解の求め方等 9 施設の設計図等 児童の安全に配慮し、基準を満たす設計がされているか等 10 事業実績 事業内容、事業規模、現在運営している施設が適正に運営されているか等 11 財務関係 事業運営にあたって、安定性及び継続性が見込める財政基盤があるか、実現 可能な整備計画か等について審査を行います。 (3)選定スケジュール(予定であり、前後する場合があります) 平成 28 年 10 月 13 日(木) 募集要領の配布開始 平成 28 年 10 月 27 日(木)午後5時 応募書提出期限 平成 28 年 11 月 30 日(水)午後5時 事業提案書提出期限 平成 28 年 12 月下旬∼平成 29 年 2 月上旬 書面審査、プレゼンテーションとヒアリング、 現地視察 ※プレゼンテーションとヒアリング及び現地視察は、日時は区にて指定しますので、ご了承願います。 (4)選定結果 選定結果については、平成 28 年 2 月下旬以降に、文書で通知予定です。なお、選定結果は、飾区プロ ポーザル方式による業者選定実施要綱に準じ、公表することを予定しています。 -8- (5)事業者決定後の施設整備に関する留意点 東京都及び区との協議が整った後、建築確認申請を行い、関係法令等に基づいて施設整備を行っていた だきます。 (6)その他 ①事業提案に必要な経費については、応募者の負担とします。 ②審査にあたって必要がある場合は、追加資料の提出を求める場合があります。 ③区は、提出された文書等については、原則として返却しません。 ④提出された文書等の著作権は応募者に帰属しますが、区に対する情報公開請求の対象文書となります。また、 区は、提出された文書等を必要に応じて無償で使用できるものとします。 ⑤応募者及びその関係者、コンサルタント等から区担当者等に対しての自らの応募書類・計画内容の優劣等を 質問する等の個別相談、審査内容に係る問い合わせは、審査の公平性を期すため、審査の事前・事後とも受け 付けません。また、応募者以外の者からの当該計画の問い合わせには応じません。 ⑥事業者として決定された後の応募計画の変更は、原則として認めません。ただし、サービス向上につながるも の、施設の実施設計に伴う軽微な変更等や、やむを得ないもので、審査の評価に影響を与えないもののみ、区 と協議のうえ認める場合があります。 12 問い合わせ及び提出先 飾区子育て支援部 育成課 計画推進係(区役所4階401番子育て支援窓口) 担当 南部・志村 郵便番号 124−8555 飾区立石5−13−1 電話番号 03(5654)8595(直通) FAX 03(5698)1533 Eメールアドレス [email protected] -9-
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