特定接種(銀行業・中小企業等金融業(商工組合中央金庫を除く)) の登録申請Q&A 問1. 「登録事業者」の問 1 に関して、具体的にどのような事業や業務が登録対象業務と なるのか、教えて下さい。 (答)登録基準告示においては、銀行業及び中小企業等金融業(商工組合中央金庫を除く) (以下、銀行業等という。)の対象業務として、①現金の供給、②資金の決済、③資金 の融通、④金融事業者間の取引、の 4 つの業務が挙げられています。これらをさらに 具体化すると、例えば、 ①現金の供給:流動性預金の払戻し、定期性預金の払戻し(期限前払戻しを含む) ②資金の決済:個別の振込・送金・振替、日銀当座預金決済、内国為替決済、手形交 換、総合振込、給与振込、口座振替、外国為替決済、外国送金 ③資金の融通:融資(既約定、ロールオーバーを含む) 、有価証券の買取り ④金融事業者間の取引:円貨・外貨資金繰り、証券ポジションの調整、リスクヘッジ などが該当すると思われます。 問2. 「登録対象者」の問 1 及び問 2 に関して、具体的にどのような業務に従事する職員 が登録対象者となるのか、教えて下さい。 (答)登録対象業務として考えられる業務の具体例については、上記のとおりであり、そ れらの業務に直接関与し、当該業務の継続に必要不可欠な者が登録対象者となります。 一方で、いわゆる本部職員のように、上記の業務に直接関与しない部署の職員は登録 対象者とすることはできません。こうした部署としては、例えば、企画・総務・人事 部門、調査・検査・リスク管理・監査部門、営業推進部門、海外部門等が該当すると 考えられます。なお、登録対象業務に係る意思決定者は、登録対象業務に直接関与し、 当該業務の継続に必要な者である限り、登録対象者として含みます。 また、銀行業等の場合、こうした業務に従事する職員の太宗は、営業店およびセン ター等(以下、営業店等)の職員であると考えられることから、 「個人営業」、 「法人営 業」に限らず、その他の職名を付されている者であっても、顧客との間で登録対象業 務の処理に直接関与し、当該業務の継続に必要不可欠である者であれば、登録対象者 として登録申請人数に加えることができます。 問 3. 「登録対象者」の問 1 及び問 2 に関して、システム・IT 部門の職員は、登録対象 者とすることができますか。 (答)銀行業等において、システムやネットワークの保守管理は、資金決済等の登録対象 業務を取り扱い、当該業務の継続に必要不可欠である範囲内において、上記登録対象 業務の構成要素に該当します。したがって、システムセンター等の現業部署において、 登録対象業務に係るシステムやネットワークの運用に直接従事する職員は、登録申請 人数に加えることができます。また、システムの保守管理を担当する部署においても、 登録対象業務に係るシステムやネットワークの保守管理の業務に直接従事する職員に ついては、登録申請人数に加えることができます 1 なお、 「外部事業者」の問 1 及び問 2 と関連して、委託先の職員が委託元の登録対象 業務に係るシステムやネットワークの運用・保守管理を委託元のこれら業務を実施す る施設に常駐して登録対象業務と不可分一体となって行い、かつ、登録対象業務の継 続に必要不可欠である場合には、当該登録事業者は当該委託先を一体型外部事業者と して当該委託先の職員を登録申請人数に加えることができます。この場合、特定接種 も当該登録事業者の責任で実施することになります。 また、複数の登録事業者が運用する共同センターの場合も、上記条件を満たす場合 に限り、登録対象者として認められますが、登録申請に当たっては、申請者である一 つの登録事業者において、その登録事業者の登録対象業務に直接関与している範囲で、 共同運用する他の登録事業者と重複しないように登録申請人数の計上を行ってくださ い。また、登録申請書の事業の種類情報の備考欄に、共同センターである旨、他の共 同運用主体と登録申請人数の重複がない旨及び当該他の共同運用主体名の3点を入力 してください。 問 4. 「事業所」の問 1 に関して、登録事業者の事業所ごとに登録した接種人数に応じ て、各接種実施医療機関へのワクチン配布量が決定されるとのことですが、登録後 に、事業所の設置・廃止があった場合や、登録済の事業所の人数に変動があった場 合、どの程度の頻度で変更登録を行う必要がありますか。 (答)事業所の設置・廃止、人員数の変更については、原則、変更届け出が必要です。少 なくとも、公表事項(登録申請事業者名、事業の種類、事業所名及びその所在地並びに 登録人数(5%以上の増減を伴うものに限る。))、登録申請事業者の連絡先(電話番号及 び E-mail アドレス)及び接種実施医療機関情報(接種実施医療機関名、所在地及び電話 番号)の変更については、変更の届出を行ってください。 問 5. 「外部事業者」の問 1 及び問 2 に関して、銀行が、警備会社等に対して、現金の 輸送や店外 ATM への現金補充等を業務委託している場合については、どのように考 えればよいですか。 (答) 「外部事業者」の問2の回答でお示ししたように、当該外部事業者の職員が委託元で ある登録事業者に常駐して登録対象業務を不可分一体となって行い、かつ、登録対象 業務の継続に必要不可欠である職員に限り、当該登録事業者は当該委託先を一体型外 部事業者として上記の職員を登録申請人数に加えることができます。 したがって、登録事業者と警備会社等の間で現金輸送等に関して長期的な業務委託 契約を締結した上で、登録事業者の現金センターや事務集中センターに常駐している 場合であれば、一体型外部事業者として当該職員を登録事業者の登録申請人数に加え ることができます。 また、平時には常駐していない場合でも、登録事業者と警備会社等の間の現金輸送 等の業務委託契約の中で、新型インフルエンザ等の発生時に登録事業者に常駐するこ とが想定されている場合には、当該職員を登録事業者の登録申請人数に加えることが できます。 なお、登録事業者に非常駐の外部事業者の職員に対しては、登録事業者の責任で、 2 登録事業者に割り当てられたワクチンを配分して接種することが可能です(「外部事業 者」の問2の回答を参照)。 問 6. 「外部事業者」の問 1 及び問 2 に関して、例えば銀行代理業者については、どの ように考えればよいですか。 (答)銀行代理業者は、所属銀行との間で代理店契約を締結したうえで、預金の受入れ等 を内容とする契約の締結の代理・媒介を行う者であり、登録基準告示にお示しする「銀 行業等」には該当しないため、登録申請を行うことはできません。 また、当該事業者の職員が所属銀行に常駐して、前掲問 1 に掲げる当該所属銀行の 登録対象業務を不可分一体となって行い、かつ、当該業務の継続に必要不可欠である 場合でない限り、銀行代理業者を外部事業者として、当該業務に専ら従事する職員を、 銀行の登録申請人数に加えることはできません。 なお、銀行代理業者が他の登録対象業務を兼営している場合には、当該他の業務に おける登録申請人数との重複がないように留意する必要があります。 問 7. 産業医の選任を示す資料を申請書に添付して提出する必要はありますか。 (答)申請時には産業医の選任を示す資料の提出は求めませんが、登録申請書の申請者情 報の備考欄2に『「産業医の氏名又は名称」、「勤務地又は所在地」、「契約日」』の記載 をお願いします(産業医が複数いる場合は、1者のみの記載で可)。 なお、申請内容について確認の必要性が生じた場合には、必要に応じて、当該資料 等の提出を求めることがありますので、ご留意ください。 問 8. 業務継続計画を申請書に添付して提出する必要はありますか。 (答)申請時には業務継続計画の提出は求めませんが、登録申請書の申請者情報の備考欄 2に『「文書名」、「文書番号」、「制定日」』の記載をお願いします。 なお、申請内容について確認の必要性が生じた場合には、必要に応じて、当該資料 等の提出を求めることがありますので、ご留意ください。 3
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