特定接種(その他の生活関連サービス業(火葬・墓地管理業)分野)

(別添9)
特定接種(その他の生活関連サービス業(火葬・墓地管理業)分野)の登録申請Q&A
登録事業者
問1.
登録基準告示に示された「火葬・墓地管理業」は、具体的にどのような事業が該当
するのか教えてください。
(答)登録基準告示でお示しした「火葬・墓地管理業」は、日本標準産業分類でお示しす
る「火葬業」を指します。具体的には、主として死体の火葬を業務とする事業者であ
り、墓地、埋葬等に関する法律に基づき、火葬場を経営する者として都道府県知事等
から許可を受けた事業者・地方公共団体である必要があります。
問2.
上記問1の「火葬業」には、具体的にどのような業務が該当するのか教えてくださ
い。
(答)対象業務は登録基準告示でお示しするとおり、
「遺体の火葬の業務」であり、ここに
は火葬炉への遺体の搬入、火葬炉の運転、火葬における収骨業務が該当します。他方、
火葬の受付や火葬場の使用許可に関する業務、葬儀・告別式や搬送(霊柩車等)業務、
炉前での接遇作業は含まれません。
問3.
火葬場には大規模なものから火葬炉1基のみの小規模な施設もありますが、どの程
度までの施設を対象とするのでしょうか。
(答)登録申請は、火葬場ごとに行うものではなく、設置主体ごとに行うものですので、
当該設置主体が上記問1でお示しした「火葬業」に係る事業者で、産業医及び業務継
続計画の要件を満たしていれば、火葬場の規模については特に制約はありません。な
お、登録申請は任意であり、それぞれの設置主体ごとに、業務継続計画等に照らして、
どの施設を対象として登録申請するのかなどを検討し、判断することになります。
登録対象者
問4.
「特定接種(国民生活・国民経済安定分野)の登録要領」の5.(3)(外部事業者
の考え方)には、
「当該登録申請事業者に常駐して当該業務を行う等不可分一体とな
っている場合に限る」とありますが、例えば、1週間に数時間のみ火葬場において
火葬業務に従事する場合は、この「当該登録申請事業者に常駐して当該業務を行う
等不可分一体となっている場合」に該当するのでしょうか。
(答)
「当該登録申請事業者に常駐して当該業務を行う等不可分一体となっている場合」と
は、火葬・墓地管理業についていえば、登録申請事業者の火葬場において、登録対象
業務である「遺体の火葬の業務」
(上記問2参照)に直接関与し、当該業務の継続に必
要不可欠な職員であれば該当しますが、当該火葬場で1週間に当該火葬業務に従事す
1
る時間に応じて、常勤換算により登録申請人数に計上することになります。
産業医
問5.
運営を外部に委託している場合、産業医の選任を委託元である地方公共団体が行い、
その対象者に外部委託者が含まれている場合は、産業医に関する要件を満たしてい
ると判断してよいでしょうか
(答)御質問のとおり判断して差し支えありません。ただし、この場合、登録申請事業者
である地方公共団体において、産業医を選任する必要があります。
業務継続計画
問6.
新型インフルエンザに係る業務継続計画を地方公共団体が定め、これに火葬場の運
営が含まれている場合は、委託事業者において業務継続計画を定めていなくとも業
務継続計画に関する要件を満たしていると判断してよいでしょうか。
(答)御質問のとおり判断して差し支えありません。ただし、この場合、登録申請事業者
である地方公共団体において、火葬業に関して以下の4点を盛り込んだ業務継続計画
を作成する必要があります。
・新型インフルエンザ等発生時の業務継続方針
・新型インフルエンザ等発生時の重要業務、縮小業務及び休止業務の分類並びに重
要業務の継続方針
・新型インフルエンザ等発生時の重要業務継続のための具体的方策
・その他必要な事項(特定接種の実施に必要な事項等)
また、上記の「特定接種の実施に必要な事項」については、少なくとも、業務、接
種人数及び接種場所の3点に関して記載していただきたいと考えています。
この3点の記載内容として、例えば、
・業務
:特定接種の実施の有無にかかわらず、新型インフルエンザ等の発生時
から終息までの間、本計画中に記載する○○業務(重要業務かつ登録
対象業務であるものを記載)を継続的に実施するよう努めること、
・接種人数:特定接種の対象となる従業者に対して、あらかじめ予防接種について
説明し、同意を得た上で接種予定者名簿を作成しておくこと、
・接種場所:あらかじめ接種実施医療機関の確保方法について検討しておき、登録
後速やかに接種実施医療機関を確保すること(既に確保している場合
は、接種実施医療機関の名称・所在地)、
などを記載することが考えられます。
なお、上記の接種人数については、例えば、業務継続計画の中にこうした事項に係
る方針を記載しておくことを求めるものであり、必ずしも具体的な人数の記載まで求
めるものではありません。
2