産業組織論 2年次/ 2 単位 選択 後期 大石 敦志【准教授】 学科・クラス 指 定 等 学習目標 産業組織論は、ミクロ経済学の応用学問として新しい理論分析を取り入れ、現実の企業や産業を分析するエキサイティングな学問である。 この講義では、主としてアグリビジネスを対象に、企業や産業の組織構造やそれ関わる企業・消費者の行動を分析事例を紹介し、その成果を踏まえ、求め られる公共政策を考察していく。 学 び の 産業組織、経営戦略、公共政策、ゲーム理論、食品産業 キーワード 準備学習及び復習 の内容・履修条件 1年生の履修科目「消費者と企業の経済学」などのミクロ経済学の知識を前提とする。また復習として、講義後は必ずプリントやメモ等を整理し自らまと めたノートを作成すること。 主として映写画面と配布資料に沿って講義をすすめるが、時には具体的なデータを用い分析することにより、講義の深化を目指す。 授業方法 定期試験と小試験による総合評価。2/3以上の出席と産業組織論の基礎的概念が理解できれば合格(60点)。 成績評価 基 準 備 考 参考書:アレクシス・ジャックマン『新しい産業組織』日本評論社、小田切宏之『新しい産業組織』有斐閣、長岡貞男・平尾由紀子『産業組織の経済学』 日本評論社など オフィスアワー:火曜日と木曜日の休み時間 回 数 授 業 内 容 産業組織論とは何か、その概念を明らかにし、毎回の講義の進め方について説明する。 1 SCPパラダイムと集中度 2 完全競争と独占 3 寡占、経済厚生、利益率 4 参入阻止価格と参入障壁 5 不完全情報と広告 6 製品差別化と商品開発 7 カルテル、合併、垂直的取引 8 小テスト 9 食品工業の産業組織 10 パン製造業の事例分析 11 即席麺製造業の事例分析 12 食肉加工業の事例分析 13 乳業の事例分析 14 総括 15
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